【大澤真幸】小学生から高校生までずっと精神的に不安定だった自分を変えたものとの出会い

#大澤真幸、#学校へ行きたくない、#社会学史、#知の技法入門
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9月1日は、多くの学校で夏休み明けの始業日です。過去40年間の統計によると、この日に18歳以下の若者が一年の中で最も多く、自ら命を落としてしまいます。
当チャンネルではこの動向に危機感を感じ、7夜連続で7名のゲストをお招きし、『9月1日の君へ』という配信をします。
苦しい思いを抱えている方の事情はさまざまで、そのこと自体に対しては私は「わかる」とは決して言えません。ですが、そんなときでもあなたの苦しさを少し軽減させてくれる言葉はもしかしたらあるのかもしれない、とは思うのです。「絶対」とは言えないけれど、もしかしたらそういう可能性はあるのかもしれない、と感じるから、今苦しい思いを抱えている方の助けになるかもしれないと感じた考え方や「言葉」を届けたい、と思いました。
その思いに賛同し、お話くださる方々が7名の方々です。
3日目は、小学生の頃から死ぬことばかり考えていた、という社会学者の大澤真幸さんです。学校でも家でも居心地が悪いと感じ続けた大澤さんは、15才の頃に読んだニーチェの『ツァラトゥストラ』によって「人間が持っている底知れない深さと複雑さを、自分は少し理解できているのではないか」と感じたそうです。
当時、苦しみの中で、苦しみとともに出会ったものが現在まで持続していて、ものを書いているのではないか、と語られていた大澤さん。
「いじめられている人は100%悪くない」と断言する大澤さんは、いじめの構造の裏にある社会原理についても教えてくれました。
いかに「空気」を超えていくか、というヒントが詰まっている気がしました。
◆大澤真幸さんHP
osawa-masachi.com/
◆大澤真幸さん著『社会学史』
www.amazon.co.jp/dp/4062884496
◆大澤真幸さん、小林康夫さん共著『知の技法入門』
www.amazon.co.jp/dp/430924677X
◆橋爪大三郎さん編著『小室直樹の世界』
www.amazon.co.jp/dp/4623067033
◆橋爪大三郎さんHP
www.officehashizume.net/
※もし身近に苦しい思いを抱いている方がいたら、下記の対応方法を参考にしていただけたらと思います。
■TALKの原則
子どもから「死にたい」と訴えられたり、自殺の危険の高まった子どもに出会ったとき、教師自身が不安になったり、その気持ちを否定したくなって、「大丈夫、頑張れば元気になる」などと安易に励ましたり、「死ぬなんて馬鹿なことを考えるな」などと叱ったりしがちです。しかし、それでは、せっかく開き始めた心が閉ざされてしまいます。自殺の危険が高まった子どもへの対応においては、次のようなTALKの原則が求められます。
(1)Tell:言葉に出して心配していることを伝える。
(2)Ask:「死にたい」という気持ちについて、率直に尋ねる。
(3)Listen:絶望的な気持ちを傾聴する。
(4)Keep safe:安全を確保する。
文科省『教師が知っておきたい「子どもの自殺予防」』より抜粋

Пікірлер: 13

  • @odorokikent
    @odorokikent2 ай бұрын

    私も高校時代に「ツァラトゥストラ」を読んだことを思い出しました。 「そうそう、そうなんですよ」って思いました。

  • @dartyh8570
    @dartyh85705 ай бұрын

    大澤先生の飾らない語り口が好きです。

  • @Ni-xy5tx
    @Ni-xy5tx2 жыл бұрын

    良かったです。

  • @katsuo180
    @katsuo180 Жыл бұрын

    私も学校行かなかった人で、当時は苦悩もあったけど、 今振り返って、学校に行っとけばよかったと思ったことは一度もない。 当時、正しいとされた普通の人がニーチェの言う末人のような目をしてるのを見かけると、自分の選択はむしろ正しかったのかもしれないなとさえ思う。

  • @user-nv1by7mm4i
    @user-nv1by7mm4i2 жыл бұрын

    泣けた。

  • @Su_Koko
    @Su_Koko2 жыл бұрын

    大澤真幸先生、若き頃は長い間ご苦悩があったのですね。 今、画面から受ける印象は本当にお優しい印象です。 お話の途中にあった『日本教の社会学』今読んでいる途中です。ゆっくり読んでいます。丁度40年前の本ですが内容は色褪せません。むしろ鮮やかさを増しています。 若い人が悩む多くは人間関係でしょう。 とりわけ、いじめでしょう。 お話にもあったように、相手がなぜそのような精神状態に置かれているかを分析するのは、とても有益だと思います。 私も中学生の頃、乱暴者を見てそうしていました。 ツァラトゥストラを読んだ後の大澤先生のような結論に達しました。 相手に精神を荒廃させる境遇があると見抜きました。 これで、一つ冷静になれると思います。 そこからの解決方法はまた多岐に渡ると思います。 (勝てなくてもいいから)肉体的に喧嘩をする、というのは昭和によく行われた一つの解決手段でした。 コワモテになる、格闘術を鍛える、これでいじめを克服した人は多くいますね。 直接対決をしなくても、一時休戦として、その場はジッとやり過ごす、退散する、逃げる、それも手段です。 時が過ぎれば解決する、という事もあります。 橋爪先生の言う通り、中学は不登校でも卒業できます。 肉体を鍛える 頭脳を鍛える 良いと思います。しかし、その人にとって空襲の爆弾が降ってきているように感じる状況だったらどうでしょう。 どんなに肉体を鍛えても頭脳を鍛えても爆弾が降ってきてはひとたまりもありませんよね。 その場合は、爆心地から逃げればいいのだと思います。

  • @tt-vp3po
    @tt-vp3po2 жыл бұрын

    9月1日を迎えようとしている若者に向けてという視点が、苦しんでいる子の辛さに寄り添っているなと心底から感じました 大澤真幸先生のお人柄を知るきっかけにもなりました。ご著書や講演などから先生のお話は興味深いなぁと思っていたのですが、よりその厚みが増したというか私にとっていい意味で身近なものになった気がします。

  • @lessons_for_the_future

    @lessons_for_the_future

    2 жыл бұрын

    ttさん なんとも身に染みる温かいご感想を本当にありがとうございます。。。涙 私も大澤先生のこのお話とお考えは、今でも深く心に残り続けています。 当時そのように感じた過去があったから、現在の大澤さんのご活動があるのだなと思っています。 苦しんでいる子が少しでも今をしのいで明日も迎えようと感じてくれるよう、大人としてできることを積み重ねていけたらと思います。

  • @tt-vp3po

    @tt-vp3po

    2 жыл бұрын

    @@lessons_for_the_future ご返信下さりありがとうございます😌 他の動画も拝聴してます。 素敵なご活動のおかげで貴重なお話がたくさん聞けてありがとうございます! それにしても、ご高名な、大物の先生方ばかりで驚きます笑

  • @1330m
    @1330m2 жыл бұрын

    so good interesting Longitude 127 Seoul Okinawa Soul Axis -- Bahai Faith Rael Jesus Huh kyung young . Great aletheia .

  • @transcoder9
    @transcoder92 жыл бұрын

    「自殺するのは人間だけだ」っていう真偽が怪しい。飼い主が亡くなった、災害にあった等、大きなストレスにより、拒食症で死ぬペットも存在する。それを自殺とみなすどうかは人間次第だが、自由意志により自殺ができるのは人間だけだとする高尚な前提は主観にすぎない。

  • @tacchinardiy

    @tacchinardiy

    10 ай бұрын

    それ以前に「死」という概念を知っているのは人間だけだからではないでしょうか? もちろん「生きていないことを知っている」とは別の意味で

  • @transcoder9

    @transcoder9

    10 ай бұрын

    手話で人間とコミュニケーションできたチンパンジーのKOKOは、自分の言葉で死を語っています。現状、魚とかでさえ意識があるとのことなので、結構な種類の生物が、何らかの形で「死」を悟っているのではないかと。もちろん想像の域ですが。 少し事象が違いますが、象は死んだ仲間に対し何本も木を被せ弔うようです。死の概念が人間とは大きく異なるかもしれませんが、象は象による「死」の概念を持っているのはないでしょうか。

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