退廃都市 / 幻想世界の音楽たち [Cyberpunk Music] Music of the Fantasy World - Dystopia

Музыка

XXXX年、某国某所。
誰もが思い描いた未来世界。
闇は退き、過去は御伽噺へと成り替わる。
光彩を放つも廃れた路地には、既に色めきは見当たらない。
喧騒は遠く、営みを失った都市は栄華をそのままに。
望まれたはずの理想郷はその役目を終えていた。
退廃都市にて、無機質に鳴り響く電子音。
絶えぬ静寂を濁すばかりだった。
『退廃都市』(Dystopia)
──────────────────
【Discography】
1st Full Album『幻想世界の物語。』
▼ CD
gensosekai.theshop.jp/items/8...
▼ Streaming & Download
linkk.la/story-of-the-fantasy...
【Production team】
- 長谷川真生 (MAIKI HASEGAWA) / / hasegawamaiki
- はる (HARU)
- 霜月ひでり (HIDERI SHIMOTSUKI) / / ckocrwcapvuu6ww
【Illustration】
Game Material Store 様
stock.adobe.com/jp/574186554

Пікірлер: 65

  • @gensosekai_bgm
    @gensosekai_bgm5 ай бұрын

    1st Full Album『幻想世界の物語。』 ▼ Streaming & Download linkk.la/story-of-the-fantasy-world ▼ CD gensosekai.theshop.jp/items/81773439

  • @hitoshimizusawa
    @hitoshimizusawa Жыл бұрын

    迷い込んだら出られなくなる路地の話を聞いたことがあるかい? この路地? さあね。 でも今まで何人もが試しに入ってみたけど、5分もたたないで反対側に出てしまいみんな拍子抜け。 そういう勇ましい人はここの空気に合わないんだ。 流れ流れてどうしようもなくここにたどり着いた人だけが迷い込む資格を持っているのさ。

  • @user-qu3xe7hy7o
    @user-qu3xe7hy7oАй бұрын

    曲を聴きながらコメント欄の小説を読んでまわるのが最高の没入感

  • @Nkbkr_aiouo
    @Nkbkr_aiouo4 ай бұрын

    ガチで疲れた時はこの音楽を聴きながら寝てる 何か考え事しようにもこの音楽のおかげで思考が全部ぐちゃぐちゃに解けてくから眠りに早く着けるんだよね

  • @user-jd3hf8ot3m
    @user-jd3hf8ot3m Жыл бұрын

    「助けて」 声が聞こえ、意識が浮上する。 …ここは何処だ?自分は確か、人が多く行き来し賑わっている見知った所に居たはず。 だがここはネオンが所々に点灯しており何処もかしこも錆びれている。まるで真逆の世界。不思議だ。 自分の知らない所ということもあり、好奇心が沸き出てくる。しかし謎の好奇心とは裏腹に本能が警告を発している。 「ここから一刻も早く立ち去らなければ」 だがそれをすぐに思考が否定する。 「来た方法もわからないのにどうやってここから立ち去るのか」と。 この世界から出ることができない__? それに気付き、血の気が引いていくのを感じる。 そして自分は顔を歪ませて口を開く。まるで自分と、この世界を嘲笑うかのように。 「誰かーー」 _____ 「こうしてまた1人、都市に消えて行きました。」 気が付いたらそう語る謎の少年が、背表紙には何も書かれていない一冊の本とともに自分の目の前に立っていた。 …この少年は誰だ?いつの間に目の前に?不思議だ。 「私が貴方の目の前に現れたということは、貴方がそれを望み、都市が貴方を招いた。」 少年は背表紙に何も書かれていない本を開く。何も書かれていない真っ白いページ。 自分の本能が警告を発する。このままでは何かが危険だ。しかし一体何が? 少年が静かに言う。 「ようこそ。」 「理想とは程遠い反理想郷…退廃都市へ。」 遠くで助けを求める声が聞こえた気がした。 そこで思考が途切れ、目の前が真っ暗になった__

  • @user-gq4zm1wu9b

    @user-gq4zm1wu9b

    11 ай бұрын

    すき

  • @Cohal-rq3se
    @Cohal-rq3se9 ай бұрын

    「やァ、いらっしゃい。」 「⋯何故あなたは顔を隠しているの?」 「ここへ来て最初の質問がそれかい? 愉快な人だねぇ。」  布の向こうでソレが笑った。  夜市というのは、きっとこんな所で催されるものなのだろう。夜空の星を塗りつぶす程明るいネオンは、道のずっと奥まで続く。この夜に終わりがないことを告げるように。かつて人が往来し溢れかえっていたであろう道は、所々ネオンが点滅し、すっかりシャッター街だ。  人の気配のしない街でソレは話す。 「今日も賑わっているねぇ。あ、おじさんそろそろこの前のツケはらってね。ん?あぁ、今日は飴を食べる気分じゃないんでね。また今度、買いに来るよ。これはこれは、まさかこんな所でお会いするとは。生憎今日は先客がいるものでして。ええ、その話は今度の⋯」 虚空に向かって。恐らく、というか確実にナニかいる。間違いなく私の知るヒトではない。  「悪いねぇ、折角来てもらったのにゆっくり話せなくて。うふふ、私、これでも中々の人気があるのだよ?」 嬉しそうでなにより。 「ところで、君は此処へ来て質問を1回しかしていないのだけれど…足りる?」 「足りない…ですけど、答えが返ってきたところで、理解出来る気がしないので。」 「へェ。やっぱり君は愉快な人だね。」  かなり歩いた筈だが、やはり終わりは見えない。人の気配も相変わらずない。そしてソレとの会話も、あれから一つもない。そろそろ休みたい。  「おやおや!私としたことが、道行く人との会話ばかりして客人をほったらかすとは!はぁ、怒られてしまうねぇ。すまないね。とりあえずそこの椅子で休もうか。少し待っていてくれ給え。何か飲み物を買ってこよう。」 立ち止まってしまった。景色が変わらないので、どうしても虚無に気を取られてしまう。  ソレはシャッターの降りている店に話しかけている。瞬間、目を疑った。シャッターに手がするりと入る。戻ってきた手には、既に飲み物の缶が握られていた。  「ただいまァ。冷たい飲み物を買ってきたよ。いやぁ、あそこの店のおばちゃんは話が長くて困ったものだよ。なんの用事もなくてぶらぶらしてる時はお話出来て暇つぶしになるのだけれど、今日みたいにお客が来ている時は時間をくわれてしまって厄介だねぇ。」 ⋯聞くべきだろうか。シャッターの向こう側を。聞いても、無事でいられるだろうか。 「ところで君……」 なんだ?何故こんなに溜める?  思わず身構えた。もう、帰れないかもしれない。 「…お腹空いてない?というのも、さっき話しかけられたコに飴を渡されてしまってねぇ。あのコ、自分の商品が全然売れないからって、よく他人の袖の中に飴を入れていくのだよ。折角顔が綺麗なんだから、もっと別の売り方をすればいいのにねぇ。」 …なんだ、拍子抜けだ。結局、飴も半ば強引に押し付けられた。  「さァ、そろそろ出発しようか。出口に辿り着けなくなってしまう。」  気の所為だろうか。さっきから視界がおかしい。たまにノイズが入る。  「おや?どうしたんだい?調子が悪そうじゃないか。そういえば、聞きそびれていたね。先刻のお茶と飴はどうだった?美味しかっただろう。君の世界とは違うモノで作られているからね。」  私の…世界と…違う…?  ああ、もうすっかり景色が見えない。ノイズが交差しあって、シャッターの奥にナニかが見えてきた。  りんご飴を売っているようだ。見方によれば、確かに綺麗な顔をしているかもしれない。  ノイズは絡まり合う。  虚ろだったシャッター街は、明らかに人ではないもので賑わっている。狭い道には溢れんばかりのモノがいる。皆、所狭しと店を構え、商売文句を叫んでいる。立ち止まる客もいれば、見向きもせずに通り過ぎる客もいる。  世界を離れた私に、ソレは云う。  「やァ、いらっしゃい。」 ものすごい長文失礼しました💦 とても素敵な音楽とイラストについ止まらなくなってしまいました(笑) 幻想世界の音楽たち 様の他の音楽も、たくさん聴いています!また創作意欲が湧いたら是非書かせてくださいm(_ _)m

  • @mio_km34
    @mio_km34 Жыл бұрын

    えっ、概要欄……途中に入ってくるピコピコ音?とピアノのメロディとか全部好きです。 凄いなぁ、不穏な様でどことなく切なさがある曲を作れる作曲者様も、そこから想像力を働かせて物語作れる文豪ニキネキ達、凄いな(小並感)

  • @user-wv6qv9pt9v
    @user-wv6qv9pt9v Жыл бұрын

    この人の作る曲ほんと好き、引き込まれる感じが好き

  • @user-xy1kf9nn8r
    @user-xy1kf9nn8r Жыл бұрын

    故郷を離れ、目的の街までやってきた。どんな場所なのだろうと心踊らせて辿り着いた終着点。そこは真っ暗な闇をネオン灯の怪しげな光が照らす不気味な街だった。 「あの、ここに大きな商店街があるって聞いたんですけど···」 「何を言ってんだいお嬢ちゃん。そんなものは何十年も前に閉鎖しちまったよ」 そう聞いて愕然とした。魂が抜けたような、ふらふらとした足取りで廃墟と化した商店街を歩く。くしゃくしゃに丸められた広告のビラ、錆が浮いたシャッター、一部が破られたポスター··· この街は息絶えている。ネオンの灯りに照らされているものの、人間が生活している気配は無く、ただ風が吹き抜ける音を立てるのが余計に不気味さを醸し出している。 「····これは」 街の催し物を宣伝するポスター。日付は2036年と表記されている。 「今は2047年。····昔はたくさん人がいたのに、どうして····」 どんなに栄えても、そこに住む人間がいなくなれば必然的に街も次第に廃れていく。ここは、その事象を見事に体現している。 「_____行こう」 目的地が廃墟と知って特に行く宛も無いが、ネオン街を抜け、私は再び夜の闇に溶けた。

  • @user-it6st1bn7z
    @user-it6st1bn7z Жыл бұрын

    「元」人間が徘徊するラストダンジョンのBGMとかでも雰囲気出そうですね

  • @user-do1gf5gf4o
    @user-do1gf5gf4o10 ай бұрын

    科学技術が発展しすぎた人類の末路って感じで好き もう生身の人間であることの価値もなくなってそうな世界観

  • @user-wz2rz4ov9v
    @user-wz2rz4ov9v Жыл бұрын

    あ〜〜この感じの曲マジで好きだわ〜。 こうゆう曲作れるなんて天才すぎん?

  • @komadome_
    @komadome_4 ай бұрын

    切ないミステリーノベルゲーのスタート画面で流れてそう!

  • @user-kb6kx2zk8n
    @user-kb6kx2zk8n Жыл бұрын

    SFパンクな雰囲気が最高です。

  • @user-fe2ei4wj3i
    @user-fe2ei4wj3i3 ай бұрын

    この動画の画像も、すごくリアルですね・・・!

  • @thanatoshypnos9392
    @thanatoshypnos93928 ай бұрын

    探したいものがあるって? じゃあ僕と同じだ。 ここには君の探し物もきっとあるさ。 でも気をつけてね、この通りに魅入られたら取り込まれちゃうからね。 そう、僕みたいにね。

  • @user-vp8ot9bw5q
    @user-vp8ot9bw5q Жыл бұрын

    さすがに愛がとまらない

  • @Minecraftmkch
    @Minecraftmkch5 ай бұрын

    2β年 ...人間の9割が滅んだ年 それまで人によって開発されてきた技術の作り方、動かし方を覚えているものはもう居ない だが、その都市は確かに動いていた。 静かに。 力強く。 まるで、まだ人がそこにいるかのように。 前の時代に生きていた人々を惜しむかのように。

  • @airia1261
    @airia1261 Жыл бұрын

    本当に神BGM、曲聴いただけで物語がふっと頭に浮かんできた。

  • @user-sh3rv1vw1z
    @user-sh3rv1vw1z Жыл бұрын

    この町絶対ディストピアだぜ

  • @airia1261
    @airia1261 Жыл бұрын

    「ど、どうしてよ…なんで、こんな事に…?」 賑やかだった商店街はシャッターが閉まり、綺麗に舗装されていた道路は、ゴミで散乱としており道ですらなくなっていた。 夜でも明るい住宅街など見る影もなく、明かりは付いているが薄暗く不気味で、こんなものが未来の故郷だと信じられなかった。 辛く厳しい戦いを乗り越えた先には変わり果ててしまった故郷があった。 「どうしてか、分からないでしょう?」 「あ、当たり前でしょう!?私達がどれほど犠牲になって未来のために戦ってきたと思ってるのよ!こ、こんな未来が信じられるわけ…」 「そう、それです。」 急に声のトーンが低くなる案内人。 頭を抑えて、少し申し訳ない顔をした。 「あなた方、未来を生きるべき人間達が、未来のために死にすぎました。戦いには勝てた、あなた方には感謝してもしきれません。ですが…」 目を瞑り、何を言えばいいかと口を噤むのが見て取れる。 「私は、私達は、一体何と戦えばいいの…?」 薄れゆく未来のために命をかけて? 命をとして戦う仲間達に、壊れていく現在に目を背けて幸せに生きる? 「どうしようも、ないじゃない…」 糸が切れたように膝から崩れ落ちる。 光が消えた目には、薄暗い街の光が映っていた。

  • @senon1080
    @senon1080 Жыл бұрын

    音作りが独特で好き。

  • @vail8757
    @vail8757 Жыл бұрын

    これゲームのサントラに入ってても違和感ゼロ‼️凄過ぎる✨

  • @Meru-Jyurande-2434
    @Meru-Jyurande-2434 Жыл бұрын

    壊れかけたこの世界を誰が愛すのだろう。 歪んだ顔の人たちは今日も息をせずに歩いて行く。 私も、もう少しであのような感じになるのだろうか。 狭い路地裏。私は一人行き耐え続けた。 もう体が動けなくなってしまった。 もういっそ誰でもいいから私を助けて欲しい。 「あれ?こんな所に女の子が。」 「うぁ"、たずげて、」 知らない男性が私を見つけてくれた。 中性的な顔立ち。ショートヘア。 目が痛くなるほどに綺麗な灰色の髪。 灰色と赤色を混ぜたような不思議な瞳。 「あぁ、苦しそうだ。  私がもう永遠に苦しむことのな        い体を作ってあげようか」  彼は優しく微笑んで私を持ち運     こんでくれた。  目覚めると私は瞳の色以外全て  変わっていた。   「うん。無事に目覚めてくれたみ   たいだな」  震える私の手をぎゅっと握って  くれた。  大きな手だった。   「おはよう。聞こえるかい?  私のことを『主人様』と呼ぶん   だ、私の愛おしい◯◯。」 この続きを後は他の方に任せます。

  • @user-bi9ho2nu4t

    @user-bi9ho2nu4t

    10 ай бұрын

    ここはもう元には戻らない。生きていても死んでいる人間がはびこる悪夢。この街を襲った奇病で皆狂ってしまった。かれこれ治療法を生み出すのにどのくらい時間が犠牲になったものか。だが直せるのならそのくらいの代償など、むしろ安くすんだと言えるだろう。まだ直せるレベルの人間を集め、治療を続け、この街の人間を取り戻してきた。今日もまた一人、狂いかけた彼女を直した。今回も中々に酷い治療となった。欠損部位を機械で補うのだが、彼女は大部分を機械で補った。人間が人間たらしめる心までも。。果たして彼女は生きていた彼女であろうか。かろうじて残ってた人と言える部位はできるだけ残したのだが、もはや精度の高い人形だ。彼女からは望まれていないのに、やけにこった造りにしてしまった。全く、彼女に好意でも抱いているのか。。。神が居るのならどうか私を地獄に落としておくれ…

  • @user-vx3ec5vm3o
    @user-vx3ec5vm3o Жыл бұрын

    間違えて低く評価ボタン押しちゃったのが本当に申し訳ない(勿論、秒で👍しました)。 めちゃくちゃ良い。毎度のことながら、音楽とイラストとの親和性が高くて、見ていて飽きないし、聞いていても飽きない。大、大、大好きです。 二次創作したくなるくらい好き。

  • @user-vx3ec5vm3o

    @user-vx3ec5vm3o

    Жыл бұрын

    コメントしてから気付いたけど、 コメント欄が既に二次創作の場と化していた笑

  • @user-lg4sq6pz6d
    @user-lg4sq6pz6d7 ай бұрын

    「置いてかないで。」 電子音に混ざって子供の声がした。 立ち止まって振り返ってもそこにあるのはネオンのヒカを放つ廃れた街だけ。 きっと空耳だろうと理由を付けて前を向くと曇った空が目に入った。 滅多に喋らない寡黙な親父でも俺の旅立ちを祝ったが、空は祝ってくれないらしい。 まあ、この辺いっつも曇りだけど。 なんて言葉を零しても聞こえてくるのは彼奴の声じゃなくて聞き慣れた電子音だけ。 そりゃそうだろう。 だって彼奴は先に街を出たんだから。 自分で言って自分で返す。 虚しいことこの上ないな、そう思いながら街のゲートをくぐった。 あの頃はこの街が御伽噺に出てくる夢の街だと信じて疑わなかった。 電子音は異国の音楽で、ネオンの光は俺の未来を照らす光だと思ってた。 でもいつしか街の活気は消え、異国の音楽はただの騒音になり、 未来を照らす光はただ光るだけの電灯になった。 街から一人、また一人と沢山の人が去っていった。 そして俺もあいつとの思い出を置いて この街を出ることにした。 「じゃあな。」 一つ、別れの言葉を置いて。 『廃退都市を去る青年。』

  • @tenteketen_notenten
    @tenteketen_notenten11 ай бұрын

    拙者はこういう雰囲気大好き侍と申すもの。 どん詰まりの進歩のない隔離された世界好きだ……。衰退もせず、進化もせずたた怠惰に時間を、歴史を重ね続けるんだろ私は知ってる。 物乞いじみたことをする子供とか、路地でうずくまる青年とか、弱者が淘汰され続ける近代的な文明があれど野蛮な世界なんだ……。 でも美しいんだよなぁ。外から見る分には。 こういう世界を覗いて「ヤバww」とか言ってる、自分がそうなる可能性を一切考えない人種になりたい。

  • @otonoyama-jy5oe
    @otonoyama-jy5oe Жыл бұрын

    すごすぎる😊😊 これを聞いて物語を想像してる皆様も凄いです。 不思議な世界に迷いこみますね。 ワクワク、ドキドキ 静かに深みにハマり ウワ〜抜け出せない 時間が どなたか年老いたばあさまが若い時代に戻りたいしかし迷いこんだ世界は違った場所…の 物語書いてほしい〜

  • @user-xy1kf9nn8r

    @user-xy1kf9nn8r

    Жыл бұрын

    「ふう···ここも潮時かしらねぇ」 この街に来て50数年。今は亡き夫と切り盛りしてきた大衆食堂。ここは私の大事な、大事な場所。 『食堂?』 『ああ。昔から食堂を開くのが俺の夢だったんだ』 『そうは言っても···』 『初めて俺が作った飯を、お前は笑顔で食べてくれた。それが、何より嬉しかったんだ』 かつては多くの人が列を連ねたが、ここ数年で一気に人が少なくなった。夫が亡くなった後も、しばらくは続けるつもりだった。けれど年の波には逆らえない。 「······」 随分と年季の入った台所や道具を眺めて、感傷に浸る。 もう一度。もう一度、あの頃に戻れたならば__________ ゴトンッ····ギイイイイイ····· 「あら?」 何処かで扉らしきものが開いた音がした。力の入らなくなった脚で2階に上がり、かつて夫が使っていた書斎に向かう。 「おかしいわねえ。扉が取れた跡もないし····」 いつもならガッチリと鍵がかけられた扉があるのだが、それが取り払われて奥はお伽噺に出てくるような暗い闇。 「大事なものは移したはずだけど···何か盗まれてたら大変だものね」 杖をつきながら、ゆっくりと、ゆっくりと歩を進める。一体何処に繋がっているのか。出口が見えてきたと同時に胸の内から活力が湧いてきた。杖はもう必要ない。 「····ここは一体」 辺りを見渡す。見覚えのある場所だ。ふと鏡が目に入った。 「····あら。あら、あら、あら··!!」 若返っている。ありえない。 「ここは一体いつなの?」 日めくりを見つけ驚愕する。昭和45年、つまりはタイムスリップというやつだ。 気が気でなくなり、家を飛び出す。あの人は、夫は何処にいるの。 「あっ····!?」 出会い頭に自転車にぶつかりそうになる。 「おい、危ないじゃないか!」 その声。間違えるはずがない。 「勇次郎さん···!」 「あ?あ〜、喜久恵じゃないか!まったく驚かせやがって·····」 「良かった···また、貴方に会えて」 ふと、彼の表情が変わる。 「『勇次郎さん』?急に改まってるのか知らないが、俺の知ってる喜久恵は『勇ちゃん』って呼ぶんだが···」 「え?」 ここはかつての商店街で、多くの人がいる。懐かしい景色。けれど、『何か』が違う世界。 「『お前』は一体、『誰』なんだ?」 「わ、私····『わたし』は····」 「____ちゃん!喜久ちゃん!!」 「····源さん」 「ふぃいいい、良かった。わしゃあ、てっきり旦那の後を追ったかと···玄関が開いてるし、喜久ちゃんがいるだろうとは思ったんじゃが、まさか倒れているとは思わなんだ」 目覚めると元の書斎の前だった。あれは夢だったのだろうか? 「喜久ちゃん、それは?」 「あら···」 写真を無意識に握っていた。若かりし頃の夫と自分が写っている。すっかり色が褪せてしまっているが、彼の笑顔がとても眩しく思えた。 「あの人が見せた幻、なのかしらね」 そう呟いて、彼女は写真をそっと胸にあてたのだった。

  • @otonoyama-jy5oe

    @otonoyama-jy5oe

    Жыл бұрын

    @@user-xy1kf9nn8r ありがとう御座います 何という想像力 ビックリですねー(笑) なんか主人公のおばあちゃん 会いました? それくらいリアルな物語ですよ あるある、あったあっただ ありがとう御座いました 貴方の文才に脱帽です。

  • @OhMoonClub

    @OhMoonClub

    11 ай бұрын

    @@user-xy1kf9nn8r你寫的也太好了,好有感覺阿🎉

  • @chibineko1201
    @chibineko1201Ай бұрын

    辺りが青色や赤色に染まる、賑やかな商店街。xxxx国の首都にある、親子が嬉しそうに買い物をしているような、何があってもとても平和な場所だった。それなのに・・・どうして? 静まり返った町に、悲鳴と炎の音だけが響く。あんなに平和だったのに・・・辺りは地獄と化した。私は、覚悟を決め目を瞑る。でも、いつまで経っても痛みはやってこない。恐る恐る目を開けると、あの商店街だった。妖しく光る看板に歩いていく。まともに読めないほど焦げていたはずなのに、はっきりと読める。が、ほとんどの店のシャッターが閉まっている。 「なんなの・・・?こんなの・・・現実な訳ない」 変わり果てた商店街に、私は驚きを隠せなかった。 「ここは、xxxx商店街だよ」 誰もいない商店街に響く声。 「そんなの知ってる!的外れなこと言わないで!」 「・・・あんたが知ってる商店街とは違うかもしれないね。まだ、あんたが来ちゃいけないところだから」 「なんでよ!ここは、もっと平和だったはず!」 「あんたもなかなか的外れだね・・・。あんたの世界でここは、もう撤去されているだろ?」 「な、何が言いたいの!」 「ここはね・・・役目が終えた物だけが行き着く場所・・・ 退廃都市なんだ」

  • @user-ps1jp9ug6o
    @user-ps1jp9ug6o Жыл бұрын

    誰も居ない、何もいない、廃れた都市。 風の音すら聞こえない、無音の世界で。 行き先など決められるはずがなかった。 どこへ行こうか、ふらりと薄暗い路地裏へ足を進めれば、錆びたシャッターとカラフルなネオン。その光がうるさく思えて仕方がない。 ふと、考えた。 かつて、どれほど前かなんて分かりもしないが、この都市は栄えていたのだろうか。そう考えて目を凝らせば、なんだか人影が見えるような気がして、背中に嫌なものをはしらせつつ、先を見る。 青白い人工の灯火はやがてなくなり、赤い光に満たされる、暗い路地の、先。 ...一体どこまで続いているのだろうか。 "好奇心は猫を殺す" ふと、言葉が頭に浮かぶ。 が。 不安や恐怖に僅かな差をつけて勝ったのは、好奇心であった。 自分はいつもそうである。結局のところ、自制などできない人間なのだ。 ほら、こうして一歩、一歩と、自ら闇へ呑まれに行ってしまう。 頭では分かっているはずなんだ、 "この先は良くない" そう、なのに、でも、でも、...。 誰も居ない、何もいない、廃れた都市。 そんな退廃都市にて影がひとつ、 さらなる黒に、溶けていった。

  • @user-ps1jp9ug6o

    @user-ps1jp9ug6o

    Жыл бұрын

    不気味で寂しく、現実感がない。 肌寒いような、生温いような世界ですね...。 作曲お疲れ様でございました。 素晴らしいBGMをありがとうございます。普段より作曲されたBGMを聴いて楽しませていただいております。ずっと聴いてて飽きない、美しい音色にいつも感動しております。 これからの活動も応援させていただきます。 (上コメにて駄文を失礼いたしました。 この世界に対する個人的な解釈です。)

  • @N_971

    @N_971

    Жыл бұрын

    めっちゃ好きです!

  • @user-ps1jp9ug6o

    @user-ps1jp9ug6o

    Жыл бұрын

    ​@@N_971 ご迷惑でなかったのでしたら安心です。そう言っていただけて嬉しいです😊

  • @sasakibanrou
    @sasakibanrou4 ай бұрын

    ようやく辿り着いた都市の一角で腰を下ろした。 ──この街は死んでいる。 彩豊かなネオンの路地には人っこ一人居やしない。耳を澄まして聞こえてくるのは電子音。まるで昨日出て行ったかの様な閉じ掛けのシャッター。 昔は人が溢れて華やかだったのだろうが、光と音だけが住民の都市に寂しいの言葉だけでは足りなかった。 空は暗く、未だ夜。されどここに留まるつもりはない。 立ち上がって埃を叩く。 ──停滞に用はない。 また、歩み出した。 何処か遠く、目的地も知らぬまま。

  • @user-pv8hc6xe9e
    @user-pv8hc6xe9e Жыл бұрын

    我々の求めていた世界はどこに行ったのだろう、明るく、そして美しく争いのない世界は、180年前の2042年から環境問題は悪化し我々の地球は消滅した、火星での第三次世界大戦終結後世界の都市機能は失われ、唯一残ったこの都市も廃れていく あぁ、重大な罪を犯した我々にもう未来はないのだろう、だから私はこの手紙を残し最期のプログラムを遂行する プロトコル53:人類再構築計画 プロトコル53は元来過去作xxxx年以内のいずれかの時点で計画された計画であり、その目的は人類の絶滅、もしくはそれに近しい出来事を避けることができない事態に伴った際に人類文明を再構築することにあります。その発端から過去に一度 プロトコル53は実行されていますがそれに関する情報は全て[削除済み]に保管されています。 この計画を実行するにあたり[削除済み]には�����が必要不可欠であり�����が用意されていない場合█████を起動することができません。そしてTrYG承認の元実行してください。 すべ█は████のためにこの文章をみ██なたの力が██です、もう二度とこんな事態を引き起こさないために。 我々はなぜこれを作らねばならないのか、いつ、誰が、命令をして作らせたのだ。 我々は禁忌に触れた罰としてこの世界にはいられない、君は間違うな

  • @maimika9347
    @maimika9347 Жыл бұрын

    ダークな感じがたまらなく好き!

  • @sorewrtarogriety1906
    @sorewrtarogriety190611 ай бұрын

    人類のディストピアエンドな感じあって好き。

  • @user-rg7xq9no7w
    @user-rg7xq9no7w Жыл бұрын

    創作意欲に刺激を受けたので少し失礼します。 迷い込んだ、と気付いた時にはもう遅かった。 光射さぬ街の中に僕はたった一人きりで突っ立っていた。 帰りたい場所を思い浮かべて歩もうとしても何かが足りない。いや、これは。 「……違う。此処に生き物はもう、いなかった……」 ジィ、ジィ。寂れた音を立てる街灯を見上げた。 スプレーで描かれた落書き。無機質なネオンライト。どれをとっても知らない風景のはずなのに。 どこかで知っている。 とにかく歩き続けて、歩き疲れて、それから。 喉も渇かない、お腹も空かない。 もっと言えば熱くもならない。 僕は少し動いただけでも 汗でだくだくになるタイプのはずなのに。 脳で渦巻く嫌な気配に足を止めた。 「そうか、そうだった……」 ガラス窓に反射した自分。それを見れば嫌でも理解した。 生き物じゃない。僕も、機械になったんだった。

  • @user-fnk7bv2mtp

    @user-fnk7bv2mtp

    Ай бұрын

    文章書くの好きな人っているんだね…

  • @in9803
    @in980311 ай бұрын

    ここは忘れ去られた街 かつて栄えていたあの日はもう見る影もない 人間が住めなくなったこの地に 最初にたどり着いたのは ロボットたちだった 人間たちによって居場所を奪われた彼らにとって 生物の住めないここはちょうど良かった しかし、彼らは不完全だった それはある日突然はじまった ロボットが次々と感情を持ち始めたのである ロボットたちは人間たちに懸命に訴え続けた。わたしたちは生きていると しかし、人間が出した答えは迫害だった 彼らは怖かったのだ 自分たちが生み出したものが 自分たちの範囲を超えて拡大していくのが だから迫害をした 徹底的にロボットたちを排除しようとした ロボットたちは絶望した   どうして僕たちはあなたたちを憎んでなんかいない 攻撃だってしたくない ただ仲良くしたかった 生きててもいいって認めて欲しかったそれだけなのに 僕たちは生きてはいけなかったの? 僕たちは存在してはいけなかったの? ほら 耳をすませば今日も聴こえる ロボットたちの嘆きが あちらから、こちらから、、、 ボクタチハ アイサレテ カンゼンニ  ナリタイ‥‥‥‥‥

  • @K-is7xr
    @K-is7xrАй бұрын

    歩き慣れた路地、見飽きた曲がり角、そして、何百年も変わることのないこの世界。   もう嫌だ、何もかも捨てて逃げてゆきたい。「ここから出られるのならなんでもする、命だってくれてやる!」だが、帰ってきたのは暗闇にこだまする自分の声。 いつからだろうか、俺が囚われたのは、ここから抜け出せなくなったのは、そんなことを考えてみても思い出すことは何もない、ただただ時間だけが過ぎてゆく。 中学2年生の夏、ある路地の噂を聞いた。迷い込んだら出られなくなる路地の噂、冗談半分で友達と一緒に、、? 友達? なんだっけ、トモダチって。 ああそうか、全てわっかた、俺に友達なんていない、そもそも俺は。 「もう十分迷った?」聞いたことのある子供の声がした、「おじさん、帰りたい?」 おじさん?俺はまだそんな歳じゃ 、   いや、もうやめよう、もう、こんなところで迷いつづけるのは。自分でもわかっているんだろ?もう俺は中学2年生じゃない。 「うん、帰りたいな。」「そっか、それじゃあ、またな」そういうと子供は路地に消えていった。   朝、起きたらベッドの上、何気ない朝の匂いがする。スーツを着て、朝食を食べて、会社に行く。まるでこれがいつも、何日もつづいてきたように。揺れる電車の中で空を見上げる、そしてふと思い出す。中学2年生の時に交通事故で死んだ親友のことを。

  • @user-cw5rp6wl9c
    @user-cw5rp6wl9c Жыл бұрын

    良曲発見

  • @osikatu_pengin
    @osikatu_pengin11 ай бұрын

    概要欄みて、曲聴いて、否定された神話と崇拝された自然科学…的なものを感じた。

  • @gaio-
    @gaio- Жыл бұрын

    錆びた街、生き物はいない筈なのに、それとなく生活感を覚える。 薄暗い空間が続く。 昼間であるはずの空は、朽ちたシェルターがこぼす微かな光だけだった。 しかし、一帯は確かに明かりがある。 明滅する看板、切れた電灯、替えのなくなったそれらが、寿命を尽きさせるのを世界が待ち望んでいるようで、酷く寂しく思えた。 ふと視線をやると、壁にもたれ掛かるようにして、一機の機人が座り込んでいるのが見える。 ガラクタの街にスクラップ。 もしかしたら、このあたりの生活感は人を忘れられない廃棄品の思い出なのだろうか。 ノイズまみれの記憶はそうまでするほどに大切だったのだろうか。 浮かんだ疑問、そして、なぜ自分はここにいるのだろうか。 ノイズが走る。 そうだ、ここはもっと色鮮やかで、輝いて見えて……優しい場所だったはずだ。 これは、知らない記憶。 そのはずだ。 廃棄街は“機人のマップには記されない”のだから。 彼はその真新しい脚で歩く。 綺麗に研磨され、オイルを差すことを怠ったことのない腕を伸ばした。 座り込んでいた旧式の機人は、それを待っていたかのように、事切れたように丸い胴を傾け、倒れる。 腕を伸ばしたまま、新しい、ぴかぴかの機人はスピーカーを震わせた。 ただいま――と。 ――スクラップの映像記録その14―― 初期化が正常に行われていないのか、映像に記憶のフラッシュバックが発現している。 正規品ではないジャンクを基盤として利用する行為は、いずれ大きな混乱をもたらすだろう。

  • @bean.sprouts3111
    @bean.sprouts31115 ай бұрын

    1.75倍でホラゲーの長い廊下を歩いているbgm みたいになる

  • @moonblue7829
    @moonblue7829 Жыл бұрын

    「何だこれは...?」 かつて兵士だった或る一人の男は思わず声を漏らし茫然としていた。 何故なら祖国の為に遠くの国へ行き戦い、その戦いの最中に酷い傷を負い、長い間眠り続け、やっと今日薄暗い廃屋で目覚めて足を引き摺りながらも故郷への想いを胸に込めて戻ってきたふるさとが、変わり果てた姿になっていたからだ。 「誰かいないか! 誰でもいい、出てきてくれ!!」 男の声が閑散とした街に虚しく響く。そんな中、男は何かを発見した。 「あっ! あの人、もしかして!?」 男は道端に座っている老人に駆け寄り話し掛けた。 「隊長!!」 「誰だ?」 「俺です、ザック二等兵です! 心配おかけして申し訳ありませんでした。ただいま帰還致しました!!」 「ザック...はて?」 「隊長、思い出してください」 「隊長...隊長...そうだ、そういえばそう呼ばれていた頃もあった、俺は祖国の為に軍を率いる隊長だった。その軍に若い兵士がいて戦時中、消息不明になっていた。名前は...そう、ザック、ザックだ。生きていたんだな」 「隊長、俺がいない間に何があったのでありますか?」 「ザックよ、俺達は結果的に負けた。戦いには勝利したが、数年後に負かした国は大国となっていた。我が閣下は戦う前に降伏し、この故郷を売った」 隊長は落ち窪んだ目をして話した。 「閣下が!?」 「そうだ。そして占拠されたこの街も少しずつ活気を失っていき、今ではゴーストタウンだ」 「そんな...」 「やっぱりどんなに頑張っても圧倒的な力の前では無力だな、ハッハッハ...」 隊長は狂ったように冷笑した。 絶望する兵士と虚無感に襲われただ大笑いする隊長を、自動的に光る建物の妖しい光芒と静寂、夜天が包む。 兵士と隊長は、やみに飲まれた。

  • @TOMAKURI_8040
    @TOMAKURI_804010 ай бұрын

    「ここはどこだ?」 周りを見渡すが人は誰一人おらず、静かな街みたいだ。 「……夢なのか?」 さっきまで居酒屋でお酒を飲んでいたからだろうか。寄って寝てしまったのか? 少し、歩いてみるか。 ───動くな。 一瞬、体が動かなくなり、息が止まる。 「な、なんだ今の感覚は……?誰の声だ?」 俺はパニックになりつつも周りを見渡し、人を探す。 「誰も……いない……。」 ───貴様はここに迷い込んだ者だな?すぐさま出ていけ。さもなくば引きずり込まれるぞ。 「……っ、帰り方が分かんねぇんだよ……。」 ───……貴様は1度でも自分だけの世界が欲しい、と思ったことはあるか?それも、強く……な。 「そ、そんなこと急に言われても……」 ───まぁあるからここにいるんだろ。帰り道が分からないなら俺の言うことに従え。 「わかった……。」 その後俺は脳に直接響くように聞こえる声の通りに動いたが、何度も同じ場所を歩いている……気がする。 「戻れない……」 声が震える。寒い、怖い。……くそ、26にもなって情けないな。 ───貴様は選ばれたのだな。 何を言ってるんだ? ───ならば、我は貴様の前に姿を晒そう。きっとあの方もそう願っている。 俺の目の前に出てきたのは、着物を着た男性。髪は長く、後ろで結んでいる。右目が開いておらず、傷跡がある。 「我はこの街の住民である。貴様は人間だな?」 「あ、ああ……。俺は人間だが……」 なぜ住民が消えて現れるんだよ、おかしいだろ。 「俺はどうすればいい?」 この街の住民とやらは、我にも分からない。貴様のような人間は初めてだからな。と言う。 ───やぁやぁ、来たんだね。_________くん。 気が向いたら続き書きます😇

  • @user-bi9ho2nu4t
    @user-bi9ho2nu4t10 ай бұрын

    今日もまた死体が上から運び出されてきた。力を失った機械のように膝から床に崩れ落ちた隣の奥さん。かろうじて残ってた肩甲骨から先の部位に、飢えたハイエナのように泣きつく。まるで今さっき殺されたかのように、血はまだ吹いていた。吹き出た血は、生者を死へと引きずり込むが如く、僕の足元に流れてきた。嘔吐する者、目を伏せ耳をおういかくす者、愕然と立ち尽くす者、泣く者、、、だが誰よりも酷かったのは、殺人鬼のように顔を赤く染め上げ、怒り狂い、激しい憎悪に蝕まれた奥さんの顔であった。もはや人では無い。悪魔とふさわしい彼女は、誰も気づけぬ速度で、上ヘ繋がる階段をかけていった。「危ない!!」討伐隊のエースは叫ぶが、そんなもので止まるほど、彼女はまともではなかった。外へ出ると彼女の夫であろう人間の上半身が、山羊頭の獣に喰われていた。骨の砕ける音が周囲を木霊する。彼女は哀れにもその怪物へ突進し、捕まってしまった。彼女は上半身と下半身を引き裂かれてしまった。最後の叫びは悲しく、怒りに染まった音をしていた。ある日、天使と悪魔、人間、天使でも悪魔でもない「統合連合」との戦いへと地上は姿を変えた。人間はヒソヒソと地下に逃げるしかなかったのだ。ーーーー新女神転生をベースに考えました。ーーーー

  • @mask_kun
    @mask_kun2 ай бұрын

    ここは夜の街 ネオンライトが視界に入って鬱陶しい 人混みに揉まれて暑苦しい そんな嫌な事から逃げるように入った裏路地 狭い一本道、ネオンの看板も少ない その暗い暗い道を ただただ歩いていく ふと、横を見る 無人の家、無人の商店 シャッターの閉まった建物 さっきまで煩かった人々の喧騒も まるで元々無かったかのように聞こえなくなった 聞こえるのは風が通り過ぎる音と 道の奥から聞こえる電子音 まるで「こちらにおいで」と言っているかのようだ コツコツと靴を鳴らし、暗い道を歩き進む 戻れないとも知らずに、歩き続ける

  • @user-fv9ot7je8p
    @user-fv9ot7je8p10 ай бұрын

    神曲だァー!マジで最近聴き漁ってる(*^^*)この曲も、他の曲も全部神★

  • @TokiMatsuyama
    @TokiMatsuyama4 ай бұрын

    どうしたんだい?君、こんなとこいちゃ危ないぞ。幸いここはまだ入り口から近いからはよ戻りな。 ん?帰る場所が無いからここに来た? …そうかい、なら来な、この路地の先はあんたみたいな奴でも歓迎するよ。 …ただ、何があっても責任は取れねぇから、そこんとこは覚えときな。 …ここはな、行くあてもない奴や全てに絶望した奴、変な奴がたどり着くとこなんだよ。そしてここに着いた奴は…もうあっち側には戻らねんだ。何があってもな。 この話を聞いても、まだ入る気かい?お前さんはまだ間に合う、戻るなら今のうちだが… あんたはどうする?

  • @user-so4cn3jj4j
    @user-so4cn3jj4j3 ай бұрын

    ゲームのStrayってやつで流れてそう。ฅ(๑•̀ㅁ•́ ฅ)ニャー

  • @user-by7bn9dw8z
    @user-by7bn9dw8z11 ай бұрын

    사랑해ㅐ요❤❤😂

  • @shinukun
    @shinukun Жыл бұрын

    30年後の日本の姿

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