冥迷妖踊 / 幻想世界の音楽たち [Traditional Japanese Music] Music of the fantasy world - Midnight stroll

Музыка

今宵も人知れず招かれる。
祭り囃子に誘(いざな)われ、迷い混じるは百鬼の行進。
昏い陽気にあてられて、貴方は魑魅魍魎のひとつとなる。
さあ、踊り明かしましょう。明けぬ夜を醒めるまで。
『冥迷妖踊』(Midnight stroll)
──────────────────
【Discography】
1st Full Album『幻想世界の物語。』
▼ CD
gensosekai.theshop.jp/items/8...
▼ Streaming & Download
linkk.la/story-of-the-fantasy...
【Production team】
- 長谷川真生 (MAIKI HASEGAWA) / / hasegawamaiki
- はる (HARU)
- 霜月ひでり (HIDERI SHIMOTSUKI) / / ckocrwcapvuu6ww
【Illustration】
inika 様
booth.pm/ja/items/4304890

Пікірлер: 120

  • @gensosekai_bgm
    @gensosekai_bgm5 ай бұрын

    1st Full Album『幻想世界の物語。』 ▼ Streaming & Download linkk.la/story-of-the-fantasy-world ▼ CD gensosekai.theshop.jp/items/81773439

  • @garo505
    @garo5057 ай бұрын

    題:沖縄のお盆の海 おばぁ「お盆にね、海に行ったらだめだよ」 こども「どうしてー?」 おばぁ「沖縄の海にはね、お盆に日にはご先祖様がやってくるんだ。ご先祖様はとても親切でね、海の中の楽園にみんなを連れて行こうとするのさ」 こども「たのしそう…」 おばぁ「あぃ、あんた海の中で息で来るわけ?」 こども「ううん、できない」 おばぁ「だからさ、生きてる人は溺れてしまうわけさ」 こども「こわいね」 おばぁ「怖いけど、怖くないさー。もしご先祖様に会ったときは、手を合わせて、うーとーとーしなさい。そしたら、ご先祖様は『ありがとうねぇ』って言って気持ちよく帰れるからね」 こども「うん、わかった!」 ははおや「あんた何してるの?」 こども「おばぁと話してた」 ははおや「はぁ?何言ってるの。去年おばぁちゃんはお葬式したでしょ?まったく、だからお盆に海来るの嫌だったのに、あの人は…この子が変な冗談覚えて…」 こども「うーとーとー」 『ありがとうねぇ』

  • @user-pz4so8bx3y
    @user-pz4so8bx3y10 ай бұрын

    ???「この橋を渡り切るまで息をしてはいけないよ」

  • @user-qe7oq1nb9q

    @user-qe7oq1nb9q

    9 ай бұрын

    ここから10キロ渋滞です

  • @user-tj7ed3ki1d

    @user-tj7ed3ki1d

    8 ай бұрын

    テレビ見ながら一緒に息止めたら 半分くらいでタヒにかけた()

  • @user-rn5dw9en5t

    @user-rn5dw9en5t

    8 ай бұрын

    この動画一時間分も息するなって意味??…死ぬくね??

  • @user-kg5sb3xx8z

    @user-kg5sb3xx8z

    8 ай бұрын

    @@user-rn5dw9en5t千と千尋の神隠しって見たことあるかな😅

  • @user-rg5hc8oh8y

    @user-rg5hc8oh8y

    8 ай бұрын

    「人臭くて叶わんわ」

  • @anneblouse728
    @anneblouse7285 ай бұрын

    ああ懐かしい帰りたい。この姿は仮なので疲れます。

  • @user-lk4eh9xq8i

    @user-lk4eh9xq8i

    Ай бұрын

    キター(゚∀゚ 三 ゚∀゚)

  • @user-lv4ju6lg9g

    @user-lv4ju6lg9g

    20 күн бұрын

    本当にその通りですよ、、、四代悪鬼に戻りたい、、、、、

  • @user-up6ot8ez8b
    @user-up6ot8ez8b10 ай бұрын

    私たちは人間として今こうしてこの世界で文明とか社会築きながら生活してるけど、この世界の裏側とか、別の次元とかには私たちが干渉できない世界があって、人ならざる者がいて、各々に家族とか友達とかいたりして、祭りとかこの時期には楽しんでたりするのかな⋯

  • @user-ny5mp6ko3i
    @user-ny5mp6ko3i3 ай бұрын

    森や木や岩、はたまた道具などに沢山の神様がいて妖怪の伝説があちこちある、そんな日本が私はとても好き

  • @minnagasiawaseninarimasuyouni
    @minnagasiawaseninarimasuyouni10 ай бұрын

    橋の手すりに座ってるこんにゃくみたいなやつかわいい

  • @user-ub6zt2rl9x

    @user-ub6zt2rl9x

    10 ай бұрын

    右手前のよお分からん三体もめっさカワエエ

  • @chocoegggundan

    @chocoegggundan

    10 ай бұрын

    飛んでる🪭みたいなやつもかわよす

  • @user-dq9re6xf2k

    @user-dq9re6xf2k

    10 ай бұрын

    ぬりかべの子供だったりして…

  • @chanryu1216

    @chanryu1216

    10 ай бұрын

    @@user-dq9re6xf2k有り得るかも!というかこの妖怪全員が子供っぽい

  • @tytyia

    @tytyia

    8 ай бұрын

    @@user-ub6zt2rl9x 「三尸」かもしれません いや、厳密には妖怪じゃないんだけどw

  • @user-hg9nb4cy6h
    @user-hg9nb4cy6h10 ай бұрын

    沖縄っぽいような妖しいような、明るいような昏いような、色々まざった不思議な感じ😮何とも言えないけど、聴いていると何となく陽気な気分になる…形容し難い魅力に充てられて自然と高揚する感じ…

  • @li__OO8
    @li__OO810 ай бұрын

    和がほんと大好きすぎて、ずっと聴いていられます

  • @kmkmkmkm5117
    @kmkmkmkm51179 ай бұрын

    「はあ、またかい?」 テレビの時代劇に出てきそうな傘がしゃべった。 それも、面倒くさそうに。 はあ、とまたため息をついてこっちにこい、と言われた。 良く見れば、一本足だ。 凄いな、良く歩けるな。 傘は、器用にぴょんぴょんと飛び跳ねて森の一本道から開けた場所へ出た。 夜なのに明るい。 明かりが宙に浮いている。 見れば、昔ながらの蔵や家が立ち並ぶ町だった。 川沿いに柳が揺れる。 お祭りのお囃子が聞こえた。 「ありゃ、唐傘、その子は?」 「出入口の森で迷子になってた」 「またか!」 「まったく、いまの大人は教えないのかねえ」 白い狐が呆れたように、僕を見た。 首の長い大きな鳥が教えてくれる。 「あのな、坊主。神無月の満月の明かりで影踏みをやっちゃあならねえ」 「こちらの世界に足をそのまま突っ込むことになるんだよ」 「神様がお話し合いをしているからね。通路が開くのさ」 「年に一度のお祭りの日なんだよ」 「せっかくだから見ていくかい?」 「で、でも、帰れる?」 僕はおそるおそる聞いた。 一瞬、間があいたが、どおっ!と笑い声が上がった。 「ほら、怖がっているじゃねえか、お前のせいだぞ?海坊主!」 「俺じゃねえだろ?一つ目だろうが!」 違うわい、とそれぞれが否定する。 「まあ、いいさ。大丈夫だ、坊主、帰りは途中まで送ってやるよ」 近所の塀で昼寝をしている猫にそっくりな猫が笑った。 煙草を吸い、ぷはっと僕に吹きかけた。 ゲホゲホ。 「これで噛みつかれることもないだろう」 カン!とキセルを叩いて煙草の葉を落とした。 「行こうか」 みんながぞろぞろと歩く。 川の上の大きな橋を渡る。 凄い人だ。 いや、人なんていない。 なぜだか怖くなかった。 変わったお囃子。 でも、お祭りとわかる音。 なぜなら、みんなワクワクしているから。 三つ子の魂百まで団子を食べるぞ。 そりゃただの団子だろう? へんな名前をつけやがってさ。 赤鬼姉さん、着物かな? それ言ったらぶっ飛ばされるぞ? 本当か? どこ見てんだよって、ぶっ飛ばされるって。 雷神の米菓子食べないとな。 あれはすぐ売り切れるぞ? みんなのワクワクが僕にも伝わる。 楽しくなってきた。 「おや、人間の子供かい?」 「また迷子か?」 「ゆっくり見て行けよ」 妖怪さんたちは、みんな親切だ。 と思ったら、正面からきた2人?の妖怪にからまれた。 「うまそうな子供だな」 「あーだめだ、煙吸ってやがる」 「なんだよ、猫又のじじいの獲物か」 「じじいで悪かったな?」 ひいっ!と言って、逃げていった。 「凄いですね、ねこまたさん?」 ふふんと分かれているしっぽが嬉しそうにうごめいた。 さっき、白狐さんに言われた。 「こっちの世界の食べ物を口にするなよ?戻れなくなる」 うん、食べなくても大丈夫。 屋台の食べ物を嬉しそうに食べているみんなを見て僕も嬉しくなったから。 それから、珍しい踊りを見て少し踊って。 「そろそろ、送ってやんな」 橋の欄干に寄り掛かって、綺麗な女の人が声をかけた。 あ、この人が赤鬼のお姉さんかな? キレイな柄の着物を着ている。 赤い髪が風に揺れた。 「ありがとうございました。とても楽しかったです」 「もう、くるなよ?」 「みんなにも教えておけ。影ふみするなって」 「…もう会えませんか?」 わざつく中、赤鬼の姉さんは指した。 「こいつの名前を知っているかい?」 首を振った。 「一反木綿っていうんだ」 「もめん豆腐の木綿?いったんって何?」 はあっとその場にいたみんなは息をすった。 「そうだよな。わかんねえよな。俺もわからんだろ?」 最初に会った傘も少し笑って言った。 「からかさって呼ばれていましたよね?からってどういう意味ですか?」 うん、そうだよなと言った。 塗り壁もうなずいた。 空を飛んでいる扇子も、悲しげだった。 「あたし達は消えていなくなる。それは仕方のないことなのさ」 赤鬼のお姉さんは、薄く笑った。 「いつか道も消えてなくなるだろう」 橋の反対側まで、ねこまたさんが送ってくれた。 とても悲しくなって、僕は泣いていた。 「なくな、坊主。お前が覚えていてくれればいい」 森を走って抜けろ、一本道だ。 戻らないように見といてやるから。 さあ、行け。 猫又は、キセルを取り出し、ゆっくりと煙草をふかした。 その香りを嗅ぎながら僕は走った。 泣きながら咳き込みながら。 走って走って。 夜の公園で大泣きしているのをお巡りさんが見つけてくれたそうだ。 しばらくお囃子も満月の夜も怖かった。 怖いのは違う世界へ行くことではなくて。 あの道がなくなっていたら? あの楽しいみんながいなくなっていたら。 確認するのが怖いからだ。 大人になった今でも確認できていない。 神無月の満月の日は毎年カレンダーに印をつけている。 いつか。 いつか、影を踏もうと思っている。

  • @user-dk2jl8pk2m

    @user-dk2jl8pk2m

    3 ай бұрын

    めちゃくちゃ好み…面白かったです!

  • @user-ji9cl8tt5b

    @user-ji9cl8tt5b

    Ай бұрын

    何故か引くほど号泣してしまいました...素敵なお話をありがとう!

  • @user-om8uf6et1l
    @user-om8uf6et1lАй бұрын

    この曲を聴きながら 萩原さんの金魚姫を読んでいます 最高です ありがとうございます

  • @d0tt0_madarame
    @d0tt0_madarame6 ай бұрын

    ところどころ琉球音階っぽくなるのお酒は入ってそうで知ってる世界じゃなくて好き

  • @M6M928
    @M6M92810 ай бұрын

    家族と沖縄旅行に行った、その日はちょうどお祭りで人が多かった。 私は迷子になってしまい必死で家族を探した。 しかし、次の瞬間突然意識が飛び気がついたら橋の上に立っていた周りには怪物が集まっている 「ぃやー、にんじんか?(お前人間か?)」 「にんじんだったらくゎーしぇー(人間だったら食わせろ)」 終わったかもしれないと思った瞬間 「くゎるな!くぬにんじのー贄やあらん!(食うな!この人間は贄ではない!)」 と少女のような少年のような人が私を庇った。 「なまぬまーにむどぅれー(今のうちに戻れ)」 私はなんて答えればいいか分からずとりあえず「はい!」と言った。 直感的にこの橋を渡れば戻れると思った私は精一杯走り気づいたら家族のところに戻っていた これは私が体験したひと夏の不思議な物語の始まりである みたいな感じの物語が想像できた人です その後その主人公さんはまたその世界に飛ばされその世界の事件とかを助けてくれた子と一緒に解決したりして最終的にその主人公精神的に成長しそう(なおこの主人公はトラウマ持ちとする)

  • @sk11114
    @sk1111410 ай бұрын

    コメ欄に現れる文豪ニキ、ネキ 大好き有難う

  • @user-mg9hr4fm2c
    @user-mg9hr4fm2c10 ай бұрын

    今宵も文豪ニキ・ネキ現れるかな…… 追加↓ めっちゃめっちゃ現れてて嬉しい😊

  • @user-xy1kf9nn8r

    @user-xy1kf9nn8r

    10 ай бұрын

    人間たちが眠りに落ちた丑の刻。大橋の周りに灯火が一つ、また一つ····· 付喪神、一反木綿。ぬり壁に雪女。続々と妖が集う。やがて魑魅魍魎の軍勢ができた。しかし彼らの表情は非常ににこやか。いくらか着飾っている者もいる。 「猫神殿、お久しゅうございます」 「おお、河童樣。ご無沙汰しております····」 今宵はお盆。妖だってお休みしたいんです。人間には、決して聞こえぬ祭囃子にお神楽太鼓。踊り明かそう。暁を迎えるその時まで·······

  • @user-se3gu4ow1m

    @user-se3gu4ow1m

    10 ай бұрын

    では、一つ。 これこれ、お前さん。 勝手に出歩いちゃいかん。 わかっておるのかい? 今日は、年に一度の冥妖の日だよ。 え、冥妖の日を知らない? 冥妖の日は、年に一度、妖怪やもののけが村を練り歩く日でね…人間が、夜に出歩いちゃいかんことになっとるんだ。 なんでかって? そりゃ、決まってるだろう? 連れていかれちまうからさ。 連れていかれたやつがどうなるのかは、誰も知らない。 でも、帰ってこられないことだけは確かなんだ。 だから、絶対に出歩いちゃいかん。 もし出歩かにゃならんときは、さっさと用を済ませて帰るんだ。 その途中で、なんだかよくわからないものの行列を見ちまったら、その場に突っ伏してただ祈るこった。 そうすりゃ、命は助かる。 なんでそんなことになるかって? それはな、人間が妖怪やもののけを信じなくなったからさ。 昔は、もののけと人間は共存していた。 妖怪は、色んな邪悪なものから人間を守っていた。 人間の言う神様ってのは、ようは妖怪のことなのさ。 信じられないだろうね。 でも、本当なんだよ。 今の人間は、昔と比べるとずっと賢くなったよ、本当に。けどな、心は見違えるほどに貧しくなっちまった。 だから、奴らは人間の前から姿を消したんだ。 今じゃ、ほんの少しの人間しか妖怪を信じないし、見られない。 悲しいかい? そうだよねえ。 人間は、いつの間にか目に見えるものしか信じないようになっちまったんだ。 昔は、みんな一緒にこの自然で生きていたのにねえ。 九尾の狐も、猫又も、本当にいるんだよ。 勿論、ろくろ首なんかもね。 それを、人間は自分で見えなくしたんだ。 え、妖怪を見たい?お前さんがかい? 大丈夫だよ、お前さんは何もしなくても見れる。 お前さんは、今どき珍しい心の綺麗な人間だ。 きっと、妖怪はお前さんを受け入れる。 お前さんなら、あの行列を横切っても助かるかもしれないね。 …さて、それじゃああたしはそろそろ行くね。 短い時間だったけど、久しぶりに人間と話せて楽しかったよ。 ありがとうね、人間の青年さん。 え、あたしの正体かい? それは、言えないねぇ。 ただ…そうだね。 今の話の中に出てきたものだって言えば、なんとなくわかるかね。

  • @anpanmanikapan9265

    @anpanmanikapan9265

    10 ай бұрын

    楽しみやなぁ

  • @user-sx9rk2bo5d
    @user-sx9rk2bo5d3 ай бұрын

    人々に忘れ去られた神様達が楽しそうに舞い踊っていて、それを妖怪達が宴をしながら、鑑賞していそう。時々それぞれの神様達が自分の能力を披露させたり(例えば桜の神様なら花びらや花を出現させたり、雨の神様なら虹の神様と協力して虹を作るなど)して、その度に「おお~!」「ひゃぁ~綺麗だねェ」とか反応してると思う。

  • @user-dq9re6xf2k
    @user-dq9re6xf2k10 ай бұрын

    人々から忘れ去られて信仰を失った神様が、祭囃子に誘われて参列してまう。そして神様から妖怪に零落してしまう……そんな光景が脳裏を横切りました。 でもこんなにも楽しげだったなら、零落してもそんなに悪い気はしないなあ……。

  • @user-no7ye2jy2w
    @user-no7ye2jy2w10 ай бұрын

    毎年この時期になると ぼうっとした灯りがたくさん 浮かんでいるのが見える 少し耳を澄ましてみると カラン、コロンという下駄の音と共に 賑やかな声が聞こえた 「さあさあ、 よってらっしゃいみてらっしゃい! 世にも奇妙な大行列 あの世とこの世を繋ぐ時 三途の川より彼方から 我らが亡者が馳せ参ず 彼岸花を花向けに たった7日の骨休め 今宵の宴も無礼講 我らが現世へといざ参らん!」 ただ、どんなに目を凝らしても 人らしき姿はどこにも見当たらなかった ____ 拙い文章ですみません… 気づいたら書き殴ってました こういう曲を聴きながら物語考えるの楽しいです

  • @maronn_kawaii
    @maronn_kawaii10 ай бұрын

    今回の文豪の方の作品ワクワクするような話で面白い。すごく好き

  • @user-fq6xw9sy8y
    @user-fq6xw9sy8y8 ай бұрын

    穏やかに朗らかな感じで落ち着くのに、ちょっとだけ怖い……なにこれ

  • @user-lj4el1bd9l
    @user-lj4el1bd9l10 ай бұрын

    こんばんは❗初めてこの歌に対しての文をつくってみます。 8月11日金曜日、一年で最も妖気が濃くなる沖縄にとてもたくさんの妖怪たちが集まった。鬼も一反木綿も沢山の妖怪たちが集まり仲良く躍りながら、笑いながら淡々と歩いている。よく見れば中にも人もいる。霊感がある人は妖怪たちに目を合わせてはいけない。もし合わせたらあら、いつの間にか妖怪たちと一緒になって一緒に歩いている。妖怪たちにとっては楽しく、人にとってはとても恐ろしい1日となる。

  • @moonblue7829
    @moonblue782910 ай бұрын

    (ったくあのアホ課長、お盆の時期やいうのに散々残業させくさってからに。おかげで終電にも間に合わんかったやないか) 或る夏の日のこと、くたびれた会社員の男が一人、橋の架かった川の近くまで歩いてきた。 「もう我慢できへんし、一本飲んでからネカフェ探すことにしよ」 男は近くのベンチに座り、コンビニで買った数本の缶酎ハイから一本を飲み始めた。 一本だけのつもりだったが、不満が肴となって酒が進み一本、また一本と飲んでいき等々持っていた酒を全て飲んでしまった。 男は泥酔していた。 「はぁ、生きとっても何もおもろい事あらへん。ほないっそ死.......ん? 何やえろう橋のところが賑やかしいな、さっきまで暗くて静かやったのに」 男はさっきまで閑散としていた橋がいつの間にか明るく光っており、声や物音がしている事が気になって、橋まで行ってみることとした。すると、 「な、何やコレ.......どないなっとんや?」 橋には妙な光の玉が浮かび、何かの行列が踊り歩いていた。それだけではなく、橋も鉄筋ではなく木製のものに変わっていた。 (アカン、飲み過ぎた。けったいなモン見えてもうてる。せやけど、何か楽しそうやなぁ) 「すんまへん、ちょっといいですか」 男はどうせ夢でも見ているのだろうと考え、酒の勢いで絡んでみる事にした。 「おや、お前さん儂らの姿が見えるのか。そうか、今の時期はこの世とあの世の境が曖昧になるからか」 青い顔の入道が振り返って男に尋ねた。 「はぁ、見えてますけど。それよりここでみんな何してはるんですか?」 「儂らは踊っておる。この橋で踊るのは、人間達が丁髷を結っておった頃からの恒例行事なのじゃ。とは申せ、騒ぐのはこの時期だけじゃが」 「へ~」 「何じゃお主、暗い顔をしておるのぅ。どうじゃ一緒に輪に入って踊らぬか?」 「え? いや俺は......」 「いいからこれも何かの縁じゃ」 「ちょっ」 男は強引に妖の列の中に入れられた。 男は戸惑いながらも、取り敢えず前の妖の真似をして踊ってみた。すると最初は困惑していた様子だったが、徐々に楽しくなっていったようで陽気に踊り始めた。 「そろそろ朝が来る、お開きじゃ」 入道の言葉を聞き、他の妖は一斉に姿が薄くなっていく。 「お主、大層楽しそうじゃったの」 「はい、久々に楽しゅう時間過ごさせて貰いました」 「それは良かったのぅ。それならどうじゃ、お主も儂らの仲間にならぬか?」 「あのすんまへん、仲間いうのはどういう事でっか?」 「人間を止めて妖になるという事じゃ。妖はいいぞ、辛い事も悲しい事も無くただ好きに踊っていられる、永遠に楽しく」 (永遠に楽しく......) 男はその言葉に反応はしたが、妖と共に踊って気が晴れたのか冷静になって、 「いや俺、人間としてのおもろい事、まだ何もやれてへん気がするんです。せやから自分が満足するまで死ねません」 と返した。 「そうか残念じゃな」 「せやけど踊りに誘ってくれはったんは、ほんま感謝してます。おかげで何かまた頑張れそうな気がしましたわ」 「ならばお主が死んだときにまた誘うこととしよう。ま、なんだ今宵知り合えた記念にこの光の粒をあげよう」 「おおきに」 「それでは」 「はっ!」 日差しが強い朝、男はベンチで目を覚ました。 「何や夢か......ん? おわっこの光の粒、やっぱあれは夢やなかったんや」 男は右手に握っていたお土産を見て確信した。 「おもろい事か......まだ思いつかへんけど見つけてみよ。取り敢えず、今日からお盆休みやしオトンとオカンにでも会いに行こか」 男はそう呟いて、駅へとのそのそ向かって行った。

  • @user-tr4kq8kn5n
    @user-tr4kq8kn5n9 ай бұрын

    こういう妖しい雰囲気だいすき……🥺💓

  • @user-wy1rw1om1g
    @user-wy1rw1om1g10 ай бұрын

    『冥迷の果て』  とある盆の一夜。  一つの墓石の前に佇み、瞼を閉じて祈りを捧げる。目を開けてもそこにあるのは無機質な石のみ。  彼女の死後、虚無感が飽和した今の自分には目の前の光景が理解できずにいるらしい。涙も枯れた瞳を固く瞑る。  カランコロン、シャンシャン。  先刻まで寂寞に呑まれていた周囲からは想像し難い音の数々が四方から浴びせられる。  ハッと目を開けるとそこは墓場ではない。  降りしきる宵闇は無数の提灯や行灯によって打ち消され、燦爛たる街が広がる。左から右までヒトではないナニカで埋め尽くされているが、不思議と恐ろしく思わない。  皆、この一本の道を一方へと辿っていく。先には紅く絢爛な橋が見えた。行く宛てのない私もおのずから群衆の流れるままに足が動き始めたその瞬間。  突如、強い力で腕を引かれて体を持っていかれた。脳が追いつかず、なるがままに体を引き摺られ、少しすると私の体は木の床の上に落とされた。なんとか目の照準を合わせ、力の正体の方を睨む。 誰だ、なんのつもりだ、と気丈に言ってやろう。  そんなつもりだった。  しかし、私は視線の先にあるものを見て力を失い言葉を零してしまう。 「玲香?」  そこに居たのは亡き私の親友だった。私の言葉に彼女はクシャッと笑い、まるで何事も無かったようにケロッとしている。 言葉をつまらせる私を見て、彼女はスっとこちらに近づき、私を正面から抱きしめた。  そして数年振りに彼女の声を聞く。 「置いていってごめんね。言いたいことも文句も山程あるだろうけど今は時間が無いから話を聞いて。  ここに貴方がいちゃだめなの。そこの小豆爺に付いていって。いますぐよ」 なにもかも唐突で理解できない状況に気が動転して弱音が零れる。 「訳分かんないよ!玲香は急にいなくなるのに、急に出てきてまた離れるなんて!」  そう必死に叫んで彼女から離れると、彼女の顔が視界に入る。  彼女は困ったよう笑っていた。 「ごめんね、来世は絶対離れないから」  そこまで聞くと、私は店の奥部から出てきた上背の無い男性に手を引かれ、そのまま最初の大通りへと連れ出された。  彼は空を見つめながら口を開く。 「魑魅魍魎の跳梁跋扈するあの世、それがここの正体だ。  お前さん、西の方角へ祈ったろ。西ってのは死を意味するから気いつけな。  さあ、目を閉じてこの道を妖共とは反対の道に進め。音がしなくなったら目を開いていいだろう」  それから、と彼は言葉を続ける。 「玲香はここに勤めてからいつもお前さんの話を楽しそうにしやがる。いつでも雇ってやるから死んだら来な。  ただ死に急ぐんじゃねえぞ。」  そうこまで聞くと、背中を押された。  私は、ただひたすらに恐怖を押し殺して、妖を押し退けて前進する。徐々に遠のいて行く祭囃子にどこか惜しむ気持ちを感じる自分がいた。でも、玲香を想いながら私は前に進んだ。  寂寥が身を包む。  目を開けると玲香の墓石を背にして立っていた。近いうちにお墓は建て直そう。    亡き彼女は妖の街にいた。  私も死んだら辿り着くのだろうか。  でも、それを知るのはまだ先でいい。  今はこの現世をもう少し歩いてみることにした。

  • @user-jj5ky7kj1u
    @user-jj5ky7kj1u10 ай бұрын

    この方のbgm全部素敵で何度も聴きにきてしまう、、

  • @valo1989
    @valo19897 ай бұрын

    妖怪の絵なのに、そこに優しさや夢のようなものを感じて気持ちが温かくなります。テレビもラジオもまだなかった時代の日本のおばあちゃんたちは孫たちに妖怪のお話しとかして、キラキラした目で耳を傾ける子供がいたんだろうなぁとかこの動画を見て思いを巡らせました。初めてこちらのチャンネル拝見、素敵な動画ありがとうございます😊😊😊

  • @karambe7822
    @karambe782210 ай бұрын

    一度はこういう世界に迷い込んでみたい。そして温泉に浸かったり人間離れした人?から提供された夕食とかを少し不思議な色をした灯りが照らされた畳とかの部屋でこういう妖怪とか人間離れした千と千尋とかに出てきそうなな人?と一緒にワイワイして食べたり飲んだりしたい。

  • @ccchie

    @ccchie

    7 ай бұрын

    素敵✨

  • @user-tb8qc4pw3g
    @user-tb8qc4pw3g7 ай бұрын

    コメ欄の文豪ニキネキには今すぐ小説家になってもらいたい

  • @Ferdy_Yuugitsune1040
    @Ferdy_Yuugitsune10406 ай бұрын

    わたしはこの類いの音楽が大好きです✨🦊⛩

  • @tea_furin
    @tea_furin9 ай бұрын

    某映画の温泉のシーンに流れる曲の雰囲気に似ててめっちゃ落ち着くし癒させる これ聴きながら勉強できんかも(( 落ち着きすぎて眠くなる((

  • @user-px5ss8fp8r

    @user-px5ss8fp8r

    6 ай бұрын

    主人公が名前取られるあの映画っぽいよね

  • @user-gw7ts2kt1y
    @user-gw7ts2kt1y10 ай бұрын

    灯が宙を舞う。それを閉じている瞼の外側から感じて目が覚める。耳をすませば祭囃子が聞こえるではないか。俺は恐怖と好奇心を半々に靴も履かずに外に出た。音を頼りに駆ける。灯の残像を追いかける。耳元で風が鳴く。 ちんとんしゃん。一の糸から三の糸をはじく音。それは近くなってくる。息が切れる。 止まる。汗が伝う顔を前に向ける。 それはまさに百鬼夜行であった。目に飛び込む現実に呆気を取られる。人魂など珍しくもないと感じさせるほどの妖の種、群。聞かずともわかる、俺だけに見えている光景。周りにこの世の者など1人と居なかった。ただ眺めた。疑問を持つことなど不要だと思った。長い、永遠にも感じる刹那。尾を八つ生やした狐がこちらを向いた。そう気づいた瞬間、奴は目の前にいた。 『汝、我らが見ゆるか。』 驚愕に声すら出ない。頷く。 『一夜限りの夢に酔おう。さ、共に。』 四足歩行の狐だが、俺は確実に手を引かれた。誘いに身を任せる。その晩、俺は妖の祭に溶けたのだった。 眩しさに目が覚める。当たり前だ。朝は旭が眩しい。 嗚呼、嫌だなあ朝は。右手で目を擦る。左手で布団を掴み、もうひとつの手で枕を整えた。 次の宵までもうひと眠り。

  • @Nemochamu

    @Nemochamu

    10 ай бұрын

    ニヤニヤしちゃう

  • @kuroneko_raiti

    @kuroneko_raiti

    6 ай бұрын

    好き…

  • @32053
    @320535 ай бұрын

    千と千尋の神隠しを彷彿とさせる

  • @otonoyama-jy5oe
    @otonoyama-jy5oe10 ай бұрын

    なるほど、沖縄風に少し寂しい和の雰囲気も漂わせて 不思議な世界に迷い込みましたよ。ありがとう御座います サアーみんな今日は妖怪達の祭り今日だけはどの妖怪も 人間界の事は忘れるのじゃ 爺様、ろくろく首に 一つ目小僧が、まだ来てないみたいで、どうしやぁしょう このまま妖怪行進を続けますかね〜待ちやすか? まぁ〜このまま進みやしょう この先でかなり街が明るく マンションが建ってしまって そこは避けて裏道を行きましょう。そのあたりの千年婆様もそこで、参加しますよ… こんな物語が私の頭に 浮かんできました。 妖怪達はゾロゾロ歩いて 暗闇の世界を楽しんでいます。人間達が明るい世界を作り過ぎて、入っては行けない妖怪の世界、でも妖怪達は それでも妖怪の世界を楽しみ 誇りに思い暗闇を守って行く

  • @user-rg7xq9no7w
    @user-rg7xq9no7w10 ай бұрын

    0:15 見事に創作意欲に触発されました。短めの文を失礼します。 物の怪たちは語らう。 「最近の人間たちは余裕がなくて敵わんなぁ」 「ほうか? 我らの棲む杜に来る者は、なんだか楽しそうなのだが」 「河遊びにきたであろう小供は豪胆でなぁ……儂の事を見遣るなり嬉々として胡瓜を投げ渡してきたぞ?」 わいの、わいの。暗くなった空を渡る彼らは、 朱色の橋を広がって列となり歩く。 この浮き橋であれば人間に気を付ける必要もなければ、警戒する理由もない。 だからこそ悠々と会話を楽しめる。 ふわふわゆらゆらんと、 明るい提灯は意思を持つようにそれぞれに漂っていた。 それがますます物の怪たちのおしゃべりを加速させる。まぁ、それも善い。 今宵は無礼講。年に一度の、 天空での愉快なお祭り騒ぎなのだから。

  • @main943
    @main9438 ай бұрын

    ハロウィンの仮装でなくスマホ等に映らないけどこの時だけは目に見える、聞こえる。人も妖も楽しく慣れ慣れすぎない程度に親しく共に楽しむ時があれば良いのになぁ。

  • @sena_70misa
    @sena_70misa10 ай бұрын

    質の良い文章が吸えるから大好きコメ欄

  • @mmo5100
    @mmo51005 ай бұрын

    某アニメの「神さま達」って曲に似ててめっちゃくちゃ好き…お風呂で流そ

  • @user-lg4sq6pz6d
    @user-lg4sq6pz6d7 ай бұрын

    イラストの妖怪がなんでか可愛い……

  • @user-cx2bq6sq1u
    @user-cx2bq6sq1u6 ай бұрын

    こういう世界観めっちゃ憧れるし体験してみたいなーって思うけど、実際ヤバい神社夜に行ったら駐車場から見るだけで無理だった。行っちゃいけないって感じた

  • @user-zk6rz1lt5l
    @user-zk6rz1lt5l3 ай бұрын

  • @user-ub6zt2rl9x
    @user-ub6zt2rl9x10 ай бұрын

    《冥迷妖踊》 静寂ばかりが騒がしい、無音が鳴いた宵の道。 疎らな街灯が頼り無く照らす道の淵で、闇から這い出たのは影の国の住人たちだ。 奇妙で、どこか神聖さすらあったその様子を障子の隙間から眺めていた。 魅入られた、という訳ではない。 ただ、その影から目が離せなかった。 続々と現れる彼らは街を彷徨い闊歩する。 足運びの音、浮遊する行灯を従え、その揺れるかの身のこなしは舞踊のようにも思えた。 恐らくは、彼等こそが巷で語られる妖の類いであろうか。 どう捉えても闇より出でし異形の行脚だが、どうやら陽の気質をも孕んでいるらしい。 どうしたことか、すっかりその歩みに夢中になる自分がいた。 いつか聴いたような旋律が響く。 懐かしくも暖かい。 それでいて、一時の切なさすら与えてしまうような。 いつ覚えた物か。 無意識に身体が旋律を追っている。 妻や子が残したものではない。 ともすれば、もっと前の。 刹那過る違和感。 瞬きの内に視界は一面、行灯の光に埋もれていた。 誘われたのか、踏み込んだのか。 最早どちらでもよいことだった。 どうせ、朝など来ないのだから。 せめてこのまま、化かされてしまえばいい。 時は既に彼等が領分。 魑魅魍魎の蔓延る、冥迷の舞台。

  • @user-cv1yy6eb6s

    @user-cv1yy6eb6s

    7 ай бұрын

    おすおすおーす

  • @user-yc2qp3yz3u
    @user-yc2qp3yz3u6 ай бұрын

    僕は日本人で嬉しい🌅

  • @user-nk2ox4fu7h
    @user-nk2ox4fu7h10 ай бұрын

    「終夜鳴橋」 ここはある村の大きな橋、この夜だけはみんな揃って踊り 灯を空に放ち橋を渡る。 たとえそれが渡った者たちにとって最後の祭りであったとしても、、、。

  • @otonoyama-jy5oe
    @otonoyama-jy5oe10 ай бұрын

    何度も聞いてしまいます。 聞いていると、妖怪達の話声が聞こえます。 おや、あんたは一反木綿さんの従兄弟の十反木綿かい? お前さん小豆ばあばにあわなかったかね? おや、あの山の妖怪たぬき寝入りは何処へいったのか 昔はどの峠も真っ暗で妖怪サマサマで居心地は最高 それがまぁ〜人間がどこもかしこも明々と明かりを付けたもんだから ワシラの住処はどこにもないねぇー まぁ今日は妖怪の祭り 今日だけは暗い話はやめとくなはれ、😂😂🎉🎉🎉🎉

  • @joarach82
    @joarach8210 ай бұрын

    Since yesterday, I have kept playing this music all day while doing work. So tempting! Love it so much!

  • @gugugu118
    @gugugu11810 ай бұрын

    沖縄っぽさを感じるけど、本当に祭りを楽しむ姿が目に浮かぶ

  • @user-qw1lm7eu1i

    @user-qw1lm7eu1i

    10 ай бұрын

    自分もどこか沖縄っぽさを感じて書きに来たところ!同じ感性の人がいて安心した

  • @user-tl4bh8lt2j
    @user-tl4bh8lt2j7 ай бұрын

    これお風呂で流してたら、高級旅館来てる気分になりました ‎^⸝⸝◝ﻌ◜ ⸝⸝^

  • @hajimeroku1473
    @hajimeroku14737 ай бұрын

    素敵な和のメロディをありがとうございます。 イラストも曲調にピッタリで素敵ですね♪

  • @KuUtan-NO-Ku
    @KuUtan-NO-Ku8 ай бұрын

    何となく沖縄感もあるような… マジムンの世界観…

  • @user-ol1nh4hc8b
    @user-ol1nh4hc8b10 ай бұрын

    暗怪物語集 巻第十三 第十四 都出者怪群会語 (都より出し者、怪の群れに会いし語り) 今は昔、都より出で郷に帰る者ありき。 時刻は夜半(よは)、耳を澄ましければ笛や太鼓の音す。男、おどろおどろしと思へど、音のする方(かた)まで行く。見出しければ、目一つある者、首の長き者、狐が列を作りて歩めり。斯(か)くてその列、男へと近づききたりき。「あし」と思ひし男、持てる傘被りその列に入りき。大方いとど物覚えず、男は下を向きしまま歩み、朝の来るを待つ。ふとおどろくとまうりゃうはあらざるなり。然(さ)ては傘を取るとそこはおのれの家の前なりき。男は冥迷妖踊に会いしと思ひけり。

  • @osikatu_pengin
    @osikatu_pengin10 ай бұрын

    ヒャッキ イ   ヨイ 百鬼出ルは宵の刻 盆を前に夜行の宴。 浮かぶ灯籠、       セ    イズコ 人魂囲うて急ク意味何処と 練り歩き行くハ人里か

  • @SK-fr6us
    @SK-fr6us10 ай бұрын

    沖縄感よき

  • @user-dm7dq3ft6b
    @user-dm7dq3ft6b7 ай бұрын

    なんだか懐かしい音楽👂♬

  • @spear6338
    @spear63388 ай бұрын

    私は今、夢を見ているのだろうか 目の前には頭が大きい紫の男や、浮く魚、喋る暖簾のようなものが楽しそうに喋っている 嘘だろ 頬をつねっても痛みだけ感じ、夢では無いことを確認した ザッ 後ろを振り返ると見知らぬ青年がいる 青年「君はここで何をしている?」 私は丁寧に返した "祭りで迷子になって歩いていたらいつの間にかここにいた"と なるべく細かく話した 青年は少し黙り私のしゃがんでいる場所まで歩いてきた そして私に並ぶようにしゃがみ、先程の真剣な眼差しとは変わり柔らかい笑みで言った 青年「それは災難だったね。でも安心して、君は正直だから元の世界へ戻してあげる」 青年は私の手を引き"おいで"と言った 私はワケも分からなく彼の手に引かれるまま着いて行った 私の背後で聞こえるのは先程の奇妙な生き物たちの笑い声や話し声 そして何故か私の名を呼ぶ声が微かに聞こえた

  • @sorayo9357
    @sorayo93578 ай бұрын

    うわああああ…好きです…🙏🏻

  • @user-te7ii8do5x
    @user-te7ii8do5x7 ай бұрын

    これは良き!

  • @user-df2sw6hn2c
    @user-df2sw6hn2c10 ай бұрын

    不思議な妖怪の街にさ迷った感じする

  • @user-jw8su9iv6e
    @user-jw8su9iv6e6 ай бұрын

    妖怪達が…お祭りを楽しんでる…。

  • @user-qt2wc4gs6q
    @user-qt2wc4gs6q8 ай бұрын

    どうやら人間が迷いこんだみたいだよ(ФωФ)

  • @user-wl2su6gq9n
    @user-wl2su6gq9n10 ай бұрын

    祭り囃子を聞いた時、疑う事無く音の方へと誘われて行った事を覚えている。 日が暮れたら、子供はあの山に行くな。帰ってこれなくなる。 あれ程祖母に言われた忠告も、当時の私の頭にはまるで入っておらず夕暮れの山に入る事を、子供の私は何一つ躊躇わなかった。 確か、理由は夜に捕まえられる昆虫を捕まえる為だとか、それを友達に自慢したいとか、そんな下らない理由だったと思う。 すっかり日が暮れて真夜中になっても、足元を照らす程度の灯りと虫網、虫籠を下げただけの私は何一つ気にしていなかった。 子供の私は無鉄砲で、無邪気で、何も知らなくて。 だからこそ、私はあの時誘われたのだろう。 祖母の忠告をあの時思い出していれば、また何か違っていたのかもしれない。 確かあの時は、お目当ての虫を見つけて更に見つけようと、夜の山を分け入る様に進んでいた時だったと思う。 山の中で聞こえる筈の無い祭り囃子を聞いた私は、ある筈の無い陽気と音頭に誘われて夜の山へと踏み込んでいった。 夜だというのに、次第に照らされ始める山中。今でも覚えているあの拍子と音頭。 百鬼夜行、という言葉がこれほど適切に表される光景もそう無かっただろう。 訳の分からない言葉なのに、訛った方言の様に聞こえる不思議な妖怪達の言葉に誘われて、気が付けば私は魑魅魍魎の中で踊っていた。 楽しく笑いながら奇妙な魑魅魍魎達と、調子を合わせながら踊る、踊る。 今思えば、あれ程奇妙な光景の中に居たのに私は正しく、村の祭りにでも混ざっている様な気分で踊っていた。 どれほど踊ったかは分からない。まるで疲れる事も無く、そのまま夜が明けるまで踊れと言われたら私は本当に踊っていただろう。 そんな時。 不意に、手を引かれた。 祭り囃子の真ん中で私は初めて踊りを止めて、振り返ると其処には赤い簪(かんざし)を髪に挿した、着物の女の子が立っている。 見た事無い柄の着物や、初めて見る下駄。それでも他の魑魅魍魎に比べれば普通の女の子だった。 ----○○んとこの子かい。 祖母の名前が出たのでそうだよ、と頷く。 今考えれば、只の女の子が祖母をそんな呼び方する訳無いのに。 周りの奇妙な魑魅魍魎達が、またも訛った方言の様な声で四方八方から私に話し掛ける。 何故か気分が良くなってくる。まぁいいや。そう思い私が再び踊りに戻ろうとすると、再び手を引かれた。 ----おいで。 何で邪魔するのさ。 ーーーーいいからおいで。 何でこの子はこんなに邪魔するんだろう。私は踊りたいのに。こんなに楽しい祭りなのに。 そう思っても何故か、その子には逆らえなかった。何故か、祖母や祖父に怒られてるみたいな気がして。 何度話し掛けても女の子は「いいから」とか「生意気言うんじゃないよ」と手を引くばかりで、まるで話を聞いてくれない。 そっちだって、自分と幾つも変わらない子供の癖に。 祭りが随分遠くなって。祭り囃子が微かになって。 この期に及んで、私はそれでも「この子が手を離して見えなくなったら、あの祭りに戻ろう」とか、そんな事を考えていた。 そんな時。 ーーーーその虫、寄越しな。 先を歩いていた女の子が、手を離して急にそんな事を言い出した。 そう言えば、虫取りの為に来たんだっけ。でも、もう虫なんてどうでも良かった。 いいよ、はい。 そう言って虫籠を女の子に渡すと、肩に掛けていた灯りが不意に点いた。 灯りが足元の草むらを照らす。 あれ、そう言えば灯りを持ってたんだっけ。 そう思った瞬間、自分が先程まで楽しく踊っていた事がどれ程奇妙な事だったか、急に骨身に染みた。 ーーーー真っ直ぐだよ、真っ直ぐ帰んな。 女の子にそう言われた私は呆然と返事をした。 何故自分が先程まであんなに楽しく踊っていたのか、どうして疑問や恐怖を持たなかったのか。 そんな事を考えていると、女の子が「この虫、あんたの代わりに貰うよ」と虫籠を肩に掛ける。 そうだ。もう随分夜遅い筈だ。帰らなきゃ。 そう思い女の子に指された方へと、進もうとしたその時。 ーーーー子供は夜、この山に来るなって○○に言われなかったのかい。 言われたよ。 そう返して不意に顔を向けると、女の子の着物を着た、犬の様にも猫の様にも見える妖怪が此方を見据えていた。 此方が息を飲むと、赤い簪(かんざし)を挿したその妖怪は静かに踵を返して祭りの方へと帰っていった。 其処からは余り覚えていない。 覚えている事は、帰ったら父母にこっぴどく叱られた事。祖父、祖母に泣きながら抱き締められた事。一晩どころか、まる1日経っていた事。 私は山に拐われた、と近所の皆から言われていたらしい事。 正直に言うとその辺りは大分朧気(おぼろげ)だ。 でも、今でもはっきり覚えている事が一つある。 祖母と2人で居たある日、祖母は教えてくれた。 かつて祖母が子供の頃、夜の山に入った学校の子供達がそれっきり帰ってこなかったそうだ。 山に拐われた、山に拐われたと皆は騒いだが、それっきり。 それ以来、子供は夜の山に入るなといつもここの子供達には言い聞かせる様になったんだそうだ。 だから言ってるんだよ。ばあちゃんの友達や知り合いみたいに、山に拐われて欲しくないから。 そう言って、懐かしそうにも寂しそうにも見える仕草で祖母はその、拐われた子供達と幼い祖母が映った集合写真を私に見せてくれていた。 祖母は偶然、熱を出してその夜の山入りに参加しなかった為に、拐われなかったんだとか。 そんな古い写真を祖母と一緒に眺めていると、不意にある女の子に目を止める。 赤い、簪(かんざし)をした着物の女の子。 ねぇ、ばあちゃん。 うん? この簪(かんざし)の子も拐われたの? 写真を指差してそう聞くと祖母は少し私の顔を見つめた後に、静かに微笑んだ。 そうだよ。仲良しだったのにね。 そう静かに、何処か寂しそうに言う祖母に、私は尋ねた。 この子、名前は何て言うの? 祖母は不思議そうな顔をした後、懐かしむ様な調子で続けた。 ばあちゃんのね、お姉ちゃんだよ。子供の頃に山で拐われて、それっきり。

  • @---ze6bv
    @---ze6bv10 ай бұрын

    早めに聞けて嬉しい!!!! いつもさいこうに好き(*´ω`*)

  • @user-du3rn3xh7y
    @user-du3rn3xh7y6 ай бұрын

    なんで素敵なの

  • @beyourself.z
    @beyourself.z10 ай бұрын

    I love, and am very passionate about your music, it inspires me to work every day, please make more great videos.

  • @user-kz5qn9wl7e
    @user-kz5qn9wl7e10 ай бұрын

    その祭り囃子は特別な符牒である。別世界の住人たちが、今宵も醒めぬ夜の中で踊り明かすための。 人も、人ならざる者も、その音色の下ではただの踊手に過ぎない。ならば己が飽くまで舞い踊れ。昏い陽気に酔いしれながら。

  • @joffee5550
    @joffee55505 ай бұрын

    是個歡樂多元的世界🥰

  • @kuroneko_raiti
    @kuroneko_raiti6 ай бұрын

    自宅から少し離れた橙色の街灯が灯る真夜中の閑静な住宅街。普段から人通りが少なく不気味な印象で普段なら通らないが、正月の何かが起きそうな雰囲気に充てられて恐る恐る通ってみた。  夜の澄んだ空気と墨をぶちまけたみたいな空が美しい。俺は家に帰って飲むつもりだったビールをコンビニ袋から取り出し、喉を潤す。 どこからともなく妖怪でも出てくるんじゃないかという雰囲気の特に名も無い住宅街。 まぁ、特に何も起こらない。 確かに当たり前だ、神社ならまだしもここは住宅街だし俺は30過ぎのおっさん。少し遠回りにはなってしまったが、いい雰囲気ではあったな。  寒い、早く家に帰ってテレビでも観たい。 ん…?  街頭が並ぶ通りの一角に提灯の朱の灯りが見える。持っていたビールを飲み干し、チラと覗き込んでみると他の通りと比べてかなり明るい、歓楽街のような雰囲気の町並みが広がっていた。 「おいおい…この辺りにこんな時間まで賑やかな街はないはずだぞ…」 思わずそんなことを言うと、俺の上司くらいの貫禄のあるメガネの男が話しかけてくる。  「君、運がいいねぇ。その様子だと誰にも呼ばれずに自力でここに来たようだ。ここは牧谷通りって名の江戸時代から続く街でね。当時、ここでは身分が低い奴も楽しく美味い酒が飲めるってことで人気だったんだよ。おっと、長話してごめんね。年を取ると話が長くなるんだよなぁ…。」 男は『せっかくだし飲まないかい?』と私を馴染みの飲み屋へ連れて行ってくれることになった。  男に連れられて歩いていると、たしかに時代を感じる町並みだ。そこら中から肉や出汁の効いたタレの香りが漂ってくる。 「いい香りだよねぇ。呑んべぇにはたまらない街だよ。」 「そうですね、腹減ってきたなぁ…。」 そんな会話をしていると、ひと際人の多い店の前に来た。  「ほら、ここだよ。」と男が指を指す。古く、大きい木製の看板には冠天廊(かんてんろう)と書いてあった。中でも驚いたのは、大きな店にいくつも部屋が増築されており、まるで店からニョキニョキとキノコが生えているように見えたところだ。  「すげぇ、ハウルの動く城みたいっすね…」「確かにねぇ(笑)」俺達は冠天廊へ足を踏み入れた。

  • @kuroneko_raiti

    @kuroneko_raiti

    6 ай бұрын

    続き  店に入ると燕尾服のきれいな女の人が接客をしてくれる。「いらっしゃい深谷(しんや)さん。あら、そちらの殿方は?」そう尋ねる女性に俺は挨拶をする。 「どうも、安藤直輝(なおき)です。」 「直輝さんね、深谷さんお金持ちだからいっぱい飲んでちょうだい」 「ちょっとさつきちゃん…勘弁してよぉ…」さつきと呼ばれたその女性は俺達を個室席へ案内してくれた。 「何飲みますか?」とさつき。 深谷は黒雷という日本酒を、私は赤霧島を頼んだ。 さつきは注文を取り終えると、メニューを置き個室から出た。 「さつきちゃん可愛いよねぇ、あの子は江戸時代からの子らしいよ」と深谷が言う。俺は街についたときからの疑問を問いかけた。 「牧原通りって何なんですか?こんな通り知らないんですけど…。」 深谷さんはその質問を待っていたと言わんばかりに話し始める。 「ここはね、他の所とは違って時間が流れないんだよ。どうやら江戸時代にこの街は燃えてなくなったみたいなんだけどね、何しろ愛されてた街だから人々の思念がこの街を作ったんだろうね。江戸時代からずっと招待制の店みたいに密かに人々に伝わっていたみたいだよ。私も神社系の取引先の方から数年前に教わってねぇ。」正直信じられない話だ。しかし、年を取るとこういう刺激も得られなくなってくる。俺は子供に戻ったみたいにわくわくしていた。

  • @user-lx8sg3rs8s

    @user-lx8sg3rs8s

    5 ай бұрын

    いい。いい。

  • @user-wc3bi2ig6b
    @user-wc3bi2ig6b7 ай бұрын

    この四辻で振り向いてはなりませぬ。

  • @user-ky9xv6cf1l
    @user-ky9xv6cf1l6 ай бұрын

    ももへの手紙を感じた❤

  • @user-xb2ei1zd8p
    @user-xb2ei1zd8p7 ай бұрын

    よくお散歩がてら神社に行くのですが その時に聴きたいと思います(*´艸`*)

  • @kmkmkmkm5117
    @kmkmkmkm51179 ай бұрын

    ごめんなさい!かなり長くなりました! 秋祭りのイメージで書いてみました。 お時間ある時にお読みください。

  • @user-cn5zv1jl5n
    @user-cn5zv1jl5n10 ай бұрын

    高評価ひとつじゃ足りない‪‪‪w‪w‪w

  • @puffhuffle415
    @puffhuffle41510 ай бұрын

    1万回ぐらいいいねしたい!

  • @fill_pain
    @fill_pain8 ай бұрын

    冥迷の大地

  • @pokemorphknight
    @pokemorphknight7 ай бұрын

    definitely needs to be in some sort of video game as overworld music

  • @user-gv4br8ep1r
    @user-gv4br8ep1r7 ай бұрын

    日本男子にセミナーを開いていただきたい

  • @tora618
    @tora6184 ай бұрын

    僕と海は久しぶりに会ったので、昔話をしていた。 一一一一一一一一一一一 僕はあの日、お祭りに来ていた。りんご飴に射的、金魚すくい。目がおかしくなりそうなほどキラキラした楽しそうな屋台たち。だけど、暗い雰囲気で古ぼけた鳥居も目に入ってしまった。少し怖かったけど、興味があったので入ってみることにした。 「ちょっとだけ」一一一一一 「?!」 少しの間、僕は気を失って、気が付くと見ず知らずの世界にいた。僕がキョロキョロしていると、不気味な姿をした人間とはとても思えないものが僕を見て、 「また迷子かよ。店主はまた子供を連れてきたのか。めんどくせー」 と言って去っていった。 そして今度は僕と同じくらいの背丈の少年が僕を見た。 (え、え、どういうこと 店主?迷子?この子は誰?ここはどこ?何が起きたんだ?) 頭がパンクしそうなくらいだった。 「取り敢えず坊や、この橋を渡って建物の中に入ろう。君みたいなのは沢山いるから。」 なんだかんだ優しそうだ。橋を渡る、僕みたいな子がいっぱい、情報が多すぎてもう分からないが、取り敢えず言うことを聞こう。 「怖がらないで。さあ、歩こう。」 さっきの不気味な姿をした何かは八百万の神の中の1人ということだけ教えてもらった。 建物の中に入るとものすごく太い柱か梁かわかんないけど、とにかく豪華で幻想的なことは僕でもわかる。だけど、僕みたいな子はどこだ?どこにもいないじゃないか。なんだよ。 「君は今、君が来ては行けないところにいるんだ。本当はこんなことしちゃいけないけど、君を助けたい。」 来ちゃいけないってなんでなんだ? 「とにかくあーだこーだ言ってる暇がない。きっといつか教えてあげるから、この戸口からバレないように川に行って。辛いと思うけど潜るんだ。辛くても顔を上げちゃ行けない。出来たら、元の世界に戻れる。」 「なんでさっきすぐ川に入らずここに来たの?そしたら怖くないのに。」 「ここからしか川に入れないんだ。あちら側からだと、頭を打ってしまう。さあ、川に行くんだ。」 最初から最後までよく分からない。しかも、どこかであの声を聞いた気がした。 そして潜る直前、僕はこんな声を聞いた気がする  私の名はカイだ また会いにゆく あれは一体、なんだったんだろう。 一一一一一一一一一一一一 こんなことがあったのももう10年前。 今はこんなこと経験すらしないと思うが。 「不思議だな。」 「ああ。夢かもしれなかったが」 僕は海と一緒に笑った。 最後まで読んでくださった方 長々とお付き合いいただき、ありがどうございました。🙇‍

  • @ya7090
    @ya70908 ай бұрын

    いきはよいよいかえりはこわい

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