【伊達政宗が愛した秘湯】湯元 不忘閣 青根温泉 / 蔵王 宮城

宮城県 青根温泉 不忘閣。
小さな温泉街はかつて丹野村と呼ばれ、鎌倉時代から宿が栄えていたと言われています。
江戸時代に仙台藩伊達家の御殿湯が置かれました。伊達政宗はかつてここを訪れ、その素晴らしさに感動したことから『不忘』と名付け、現在までその旅館名が受け継がれています。
日本秘湯を守る会を代表する歴史宿。不忘閣の当主は佐藤仁右衛門を襲名し、21代目の当主が今も湯守として旅館を守り続けています。代々の仙台藩主・伊達家に愛された御殿湯は現在も補修されながら維持され、その内の一つ大湯 金泉堂は約500年前30人の石工により組み上げられ造られたもの。その後大湯は青根温泉の公衆浴場として利用したものの、老朽化により2006年に廃止。しかし地元民の要望から最新の伝統工法を用いて復活、2008年から不忘閣の大浴場として利用されています。
そして新しいシンボルの蔵湯浴司は国登録有形文化財の蔵を改装、大きな空間を全て浴槽にしたアート作品のよう。特に夜に入った際の雰囲気は神秘的でゆっくりと肌当たりの良い単純泉を楽しむことができます。
提供される料理は本格懐石料理。不忘閣の料理は先付の後一品料理が運ばれてくる上質なもの。歴史や温泉のみならず、食の楽しみもまたこの宿の魅力だと思います。
翌朝開催される青根御殿の歴史ツアーも参加マストです。現在は展示室として使われている青根御殿を女将さんが丁寧に案内してくれる貴重な時間。伊達家のお殿様のお話しや青根温泉の大火の話など色々と勉強になりました。
浴槽数も多く、時間をかけて食事を楽しみ歴史を学ぶ。やることが多くむしろゆっくり過ごすことが難しいぐらいの宿。それだけ魅力的な宿と断言できます。是非皆様にも訪れていただきたいと思います。
■泉質詳細
単純温泉 (加水・加温無し) pH7.4
源泉かけ流し
■青根温泉 湯元 不忘閣
www.fubokaku.com/
■日本秘湯を守る会
www.hitou.or.jp/
* 動画内の一部情報はネットによる情報収集に基づいています。
* 温泉の撮影について許可を頂いています。
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