ルーマニアの海辺地域で、キャンプスタイルの宿泊施設が急激な人気上昇を見せている。この3年間で海辺のキャンプ施設の数が3倍に増えたほどだ。旅行客からの評判も上々で、リピーター客も増えている。
観光客がここを訪れる最大の理由は、海の音や潮風を存分に味わえることだ。自然に囲まれながら非日常を満喫できるため、海辺でのキャンプは近年、観光客の間で大人気の選択肢となっている。
こうした人気を受け、各キャンプ場の運営者らは創意工夫を凝らした独自の宿泊ソリューションを次々と生み出してきた。バス、イグルー型テント、特注コンテナなど、見た目も斬新なユニットが立ち並ぶ。
エフォリエ・スッド・ビーチにあるキャンプ場では、5台の古いバスが別荘に改造されている。さらに1台のビンテージバスがジャグジーとしてリノベーションされ、バス好きには夢のような宿泊施設だ。
バス別荘には家族連れも満足の設備が整っている。キッチン、ソファベッド付きリビング、トイレ、マスターベッドルームと、生活に必要な空間が一通りそろう。運営者のユリアン・チューダー氏は「昨年の宿泊客が今年も予約を入れるほど人気」とうなずく。
一方のママイア・サットでは、26のイグルー型テントが緑に囲まれた敷地に建っている。子供連れでも快適で、広々とした遊び場も用意された家族向けの宿泊施設だ。宿泊客からは「レストランも近くにあり、すべてが揃っている最高の場所」と高い評価が寄せられている。
さらに、コンテナを改造した最大4人用のお手製コテージや、海上を漂う本格ボートホテルなど、創意工夫を凝らした宿泊施設がいたるところに点在する。
ルーマニア観光プロモーション局によると、海辺のキャンプに分類される宿泊施設は全国で73カ所に上る。ヴァマ・ヴェケとマンガリア地区に多く点在しているほか、エフォリエに9カ所、ママイア・サットとナボダリに8カ所ずつある。さらに最新スポットとして、今月23日には首都ブカレストのウォーターフロントにも新施設が開業する予定だ。
キャンプ場の個性的な宿泊施設は、海を存分に楽しみたい旅行客からいっそうの人気が予想される。
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引用：
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「VOICEVOX:剣崎雌雄」