七福〜布袋和尚 ピアノ独奏

「七福」という御詠歌。歌詞は七つ。
同じ旋律で七福神それぞれの歌詞がある。
「恵比寿神」「弁財天」「毘沙門天」に続き 4番目に「布袋和尚」を編曲してみることにした。必ずやりたいとかはないし 7つも同じ旋律で編曲できるとも思っていない。。けれど まぁふいに浮かんだ時は浮かんだままに書きとめて できあがったら弾くといういつもの等身大。
布袋さんについては あまり知識がなかったので いくつか読んで‥すごく惹かれた。七福神だけど もとはお坊さまだということや 人目を気にするような感じではなくて 庶民に近い感じがした。大きな袋は 諸説あるけれど 私には夢とからんでる気がしたし ロマンチック大王みたいな気にもなって。
限りなき 宝の布袋 みてはげめ
笑う門には 福来るなり
冒頭は原曲と違うキーの響きにした。瞑想的でやわらかい煙や香に包まれていると私が感じるキー。旋律は原曲のままで。何回か転調して原調にもどる。
・布袋さんの笑い‥が浮かんだことからスタートしたので 随所にそのモチーフを入れた。
・鋭いひらめきがあり 突然ひらめきがくる
・「賢い」というより「聡い」という感じがあり 聡さを表す旋律を作って 背景に入れた。
人の素直な心‥それは美しいものばかりではなく それを否定するでもなく寄り添う形で吐き出させてあげられるような方で しかしおっとりした外見とは異なる一瞬でひらめきを伴いながらの愉しができるような方。大きな袋で人の心の負の部分を吸い込んで 中で浄化して夢を与えるようにも思えたり‥想像は膨らんで 時にロマンチックを爆発させる癖があったり(笑
2023年はいろいろありました。
生活はコロナからずいぶん変わった。変わることを極端に恐れる私には なかなかにしんどい数年。その中でも2023年は大きな出来事がたくさんありました。考えることがいっぱいで身動きがとれない 前に進めない。。全ては無理だから その時々で最もたいせつに思うことに向かう‥その選択により選ばないものが当然出てくるわけですが そうすることで何故か扉が開いていく。そして身動きがとれるようになる。時が進み始める。
私のお誕生日の3日後に「笑い」の旋律が浮かび 作り始めたこの編曲。
2024年の元旦に。
20240101録音
作詞 作曲:曽我部俊雄
ピアノ編曲と演奏:Yoshiko Arioka

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