健康な毎日を過ごすために、知っておきたい豆知識をご紹介します。
今回は「片麻痺の歩行」についてまとめていますので、最後までお付き合い下さると嬉しいです。
片麻痺は、脳卒中や頭部外傷などの脳の損傷によって、片側の手足に麻痺や筋力低下を引き起こす疾患です。
片麻痺になると、歩行に困難を感じる場合が多く、以下のような特徴が見られます。
１．影響を受けた側の筋出力が弱まり、歩行時の推進力が低下して歩行速度が遅くなります。
２．片側の感覚や筋肉の協調が損なわれるため、体を安定させることが難しくなり、歩行時に慎重になる傾向があります。
３．歩行時につま先が引っかかってしまうため、外側からぶん回すように前に振り出す歩き方をすることがあります。
４．麻痺側の下肢が十分に前に出せないので、歩幅が短くなります。
５．麻痺側の下肢が地面を擦りながら歩くことがあります。
６．麻痺側の下肢の膝が十分に曲がらず、膝を曲げたまま歩くことがあります。
７．麻痺側の下肢の足首が固定され、足首を振り出せないので、ぎこちない歩行になります。
８．麻痺側に向けて体が傾いてしまうことがあります。
９．疲労感を感じやすくなり、平衡感覚が損なわれる場合があります。
片麻痺になると、上半身の動きも制限される場合があります。
これにより、麻痺側への筋力低下により、反対側への転倒リスクが高くなります。
また、歩行の不安定性は、バランスの問題と不均等な歩幅が転倒のリスクを高めます。
特に、不安定な地面や障害物がある環境では、転倒の危険性がさらに高まることを自覚しておきましょう。
これらの特徴は、片麻痺の程度や部位によって異なります。
片麻痺による歩行障害の改善には、歩行訓練や筋出力トレーニング、バランス訓練などのリハビリテーションが効果的です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
それでは、また、次回の動画でお会いしましょう。
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