N高が受け入れられた背景と、今後の方向性をKADOKAWA代表取締役社長・夏野剛に聴く【朝礼だけの学校 特別対談】

オンライン寺子屋「朝礼だけの学校」では、生徒はみな先生であり、先生も学び続ける生徒です。今日のゲストはKADOKAWA代表取締役社長、株式会社ドワンゴ代表取締役社長CEOの夏野剛さんです。25年の付き合いになります。
 1988年に東京ガスに入社。1993年にペンシルベニア大学ウォートン校の経営大学院に留学、1995年に経営学修士(MBA)を取得。日本に戻って株式会社ハイパーネットで、「ハイパーシステム」事業立ち上げに社外ブレーンとして参画し、後に副社長に就任しました。経営破綻後、絶対に成功するビジネスをつくろうとiモードビジネスの立ち上げに携わります。夏野さんには東京ガスの若手社員時代の話も伺います。当時からDXをやっていて「これは武器になる。俺の生きる方向性だ」と思っていたようです。
 エヌ・ティ・ティ・ドコモに転職後、iモードビジネスの立ち上げに携わった夏野さん。iアプリ、デコメ、おサイフケータイをはじめとするドコモの新規事業を推進しました。そして、2005年には、異例の若さで、ドコモの執行役員に就任。
 2008年には、エヌ・ティ・ティ・ドコモを退社して、慶應義塾大学の大学院にて政策・メディア研究科の特別招聘教授に就任した夏野さん。iPhoneが出る直前だったそうです。そして、ドワンゴに関わるようになりました。ニコニコ動画が黒字化を達成した夏野さんにその理由も伺います。「細かいことをやらないとダメなんですよ」と夏野さん。2019年にドワンゴの代表取締役社長に就任し、2021年に親会社であるKADOKAWAの代表取締役社長に就任しました。
 夏野さんはどんな少年だったのでしょう? 転勤が多くて、小学校は5つ通ったそう。毎週末に、父親に本屋さんに連れて行ってもらって、欲しい本を全部買ってもらったそうです。SFが大好きな少年だった夏野さんは、シミュレーションの力が鍛えられたそうです。
 2019年10月から内閣府規制改革推進会議の委員に任命された夏野さんに、今後の日本の在り方について語ってもらいます。テクノロジーの進化に合わせて、人の側の仕組みを変えなかったことが課題だ、と夏野さん。オンライン初診診療の推進や、印鑑・押印の廃止に向けた動きを進めました。また、デジタル庁の動きについても夏野さんからコメントをいただきます。
 N高等学校の話も伺います。生徒数は2万人を超え、海外の大学への進学も増えているそうです。N高が受け入れられた背景と、今後の方向性について伺います。自分にどんな関心があるか分からない子でも、様々な出会いの機会がある、と夏野さん。教育の役割は、自分の好きなものや関心のあるものと出会うプラットフォームになることではないか、と話します。「東大受験って、要するに勉強の甲子園、勉強のアスリートなんだ」という例えも私から提供します。「ペーパーテストで選抜しているのは、教育後進国だけなんだ」と夏野さん。
 今日のお題は夏野さんより。
 1日1個、なにか、社会のために役立てることは何ですか?
 それでは、「朝礼だけの学校」の投稿欄で会いましょう。
chorei.jp/

Пікірлер: 3

  • @user-qs7sv2et6d
    @user-qs7sv2et6d2 жыл бұрын

    今日も面白い話しでした。ありがとうございます。

  • @turirecipe
    @turirecipe4 ай бұрын

    ある自治体で授業改善の担当をしています。最近は若い30代の人が新しい事に否定的なので、いよいよ公立はシステム的にも厳しいと感じています。自分だけが楽しい授業をしていれば良いわけではないので転職も視野に入れて今後を考えています。動画を視聴させて頂いて共感することばかりで心が動かされました。

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