ロシアはモスクワのクラスノゴルスク機械工場、KMZにて1949〜1950年に製造されたPO2-2Mの1500本のうちの1本。とある骨董市で1000円でした。。。
埃だらけで絞りもヘリコイドも固着してましたが、分解清掃し復活。52mm-46mmのステップダウンリング、pixco(バシュポ)M52-M42ヘリコイドマクロチューブアダプター(36mm-90mm)、M42エクステンションチューブ8mm、M42-SonyEアダプターを組み合わせ、無限から約30cmまで寄ることができるレンズになりました。
作例のとおり前後のボケはとろけるような美しさで、さすがのシネレンズです。シネレンズだけにイメージサークルが気になるところですが、フルサイズでF32まで絞って確認すると作例のとおり無限遠ではケラれず、寄ると四隅がケラれます(2:58の作例など)。ただし、近影以外で開放付近で撮影する分には周辺光量落ちと判断がつかないレベルですので、気にするほどでもないかと思います。
かのスピードパンクロ(Taylor & Hobson /Speed Panchro)を模したレンズ？であり、大口径のいでたちと高解像力であるスペックは所有欲と写欲を満たしてくれる名玉と言えるでしょう。
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