今回歩かせてもらっているサンティアゴの巡礼は1000年以上の歴史があるそうな。道というものは時代によって変わるものだし、今歩いているこの道が昔と全く同じかどうかはわからないけれど、歩いていると当時を想像し少しうっとりしてしまう。そんな今日、目指す宿は“アルベルゲ”。巡礼者用の宿で、基本的には巡礼者手帳、クレデンシャルを持っていないと泊まれないらしい(民営のアルベルゲは大丈夫だった)。公営と私営とあり、値段もバラつきあるが、安い。ドミトリーが大多数で、とっても簡素で快適とは言い難く、寝る為の宿といった印象だ。でも、何十日も歩く巡礼で毎日ホテルを渡り歩くのは結構な予算になってしまうし、巡礼というものである以上、ストイックなものなのがいいのかもしれない。何より、屋根とベッドがあることだけでも本当にありがたいことだと、はるか昔の巡礼者の日々を思うと、心底感じる。
本日の頑張り
Zarauz → Deba (23.8 km / 7h05 ) 　
to Santiago de Compostela (767.1 km)