知の回廊 第89回「 『百人一首』を味読する」

監修:吉野 朋美 准教授(文学部)
 鎌倉時代、歌人である藤原定家が、京都の小倉山の山荘で選んだという『小倉百人一首』。
 奈良時代から鎌倉時代までの、百人の歌人の優れた和歌を、代々の勅撰和歌集から一首ずつ選び、ほぼ年代順に並べた秀歌撰で、山荘の襖に飾る色紙としてしたためたものが原型とされ、恋や四季の風情を、優雅に、洗練された調子で詠んだ歌が、多く集められています。
 室町時代から、歌道の入門書として一般に知られるようになり、江戸時代以降は絵の入った歌かるたとして、一般教養書や遊びのひとつとしても庶民に普及し、現在でも、日本人には大変なじみ深い和歌集として、広く愛されています。
 今回は、「『百人一首』を味読する」と題して、歌人、藤原定家ゆかりの地、京都を歩きながら、小倉百人一首ができるまでの時代的背景、そして歌のいくつかを、深く味わいながら紹介します。
2012年度制作

Пікірлер: 5

  • @user-re6pn9yc2u
    @user-re6pn9yc2u Жыл бұрын

    失恋した大学生ですが、かつての歌人も失恋の寂しさに涙していたと思うと、どこか癒されます。

  • @Tm-ev9cg

    @Tm-ev9cg

    Жыл бұрын

    ドンマイ👍和歌に共感する感性を持ってるなんて将来有望です😊

  • @kuppy39
    @kuppy393 жыл бұрын

    百人一首の作家藤原定家の説明、大変勉強になりました。youTubeを見ていて京都へ行ってみたくなりました。ありがとうございました

  • @paitochan419
    @paitochan41911 жыл бұрын

    loved it! Thank you for posting this!

  • @user-ep9yr2lx2y
    @user-ep9yr2lx2y7 ай бұрын

    女性の歌の読み手の声が気になります。(꒪ཀ꒪)少し残念です。

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