知的障害がある子どもを対象とした「掃除指導」に用いる教材

教材開発論 発表番号202403
この教材は、知的障害児を対象とした掃除指導に用いる教材のアイデアです。
目的と目標
目的: 掃除の基本的なスキルを習得し、実生活で実践できるようになること
指導目標:
ホウキでの正しい掃除の仕方を理解し、実践できる
ごみを意識して掃くことができる
教材開発の背景
実習での「掃除の指導」において、教室の床に色線を引き、それぞれの線に生徒を配置し、ごみに見立てた新聞紙を掃くという指導を行ったが、効果がいまいちだったため、より効果的な教材を開発することに至った。
開発教材
お掃除ゲームボード
準備物: ダンボール、カッター、ハサミ、画用紙、定規、竹串、ストロー、木工用ボンド、人形、人形用の服、教室のオブジェなど
作り方:
ダンボールを接合して教室を作る
ダンボールの側面に穴を開け、そこに人形を設置
竹串とストローを使ってホウキを作成
床に色線を引き、ごみを散らす
使い方
人形をごみを掃きながらゆっくり動かす
隣の人形もごみを掃きながら動かし、前の人形を追い越さないようにする
ごみをチリとりの場所まで運ぶ
工夫点と改善点
工夫点:
オブジェの配置を実際の教室と同じにすることで実践に移りやすく
床に色のついた線を引いて担当場所を明確にする
ごみを視覚的にして意識を高める
改善点:
製作に時間がかかるため、購入できるものを買う、違うツールを使う
ダンボールで作っているため壊れやすい、木材などを使って改良
写真を使うことでイメージしやすくする
※私たちのチャンネルで紹介している教材は、シーズ(試作)段階のものから実用段階のものまで様々にあります。
関わっておられる方のご様子に応じてカスタマイズしていただくことを想定しています。
特別支援教育や障害福祉に関わる人の充実したお仕事を応援しています。

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