再生可能エネルギーの急速な普及で自給自足を達成

ルーマニアは長年にわたり電力を輸入に頼ってきましたが、2023年に遂に輸出国へと生まれ変わりました。この背景には、国内での再生可能エネルギーの飛躍的な発展があります。
国内各地で大規模な再生可能エネルギー発電所の建設が進み、昨年の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は50%を超えるまでになりました。特に太陽光発電の伸びが目覚ましく、ジュルジュ県には小さな町に電力を賄える規模の大型太陽光発電パークが誕生しています。
この再生可能エネルギーブームから、最も恩恵を受けているのが一般家庭です。首都ブカレストのセクター6に住むシモナとオーレル夫妻は、住宅街区に太陽光パネルを設置。生活に必要な電力を賄うだけでなく、余剰分を売電できるようになりました。
「以前は毎月50ロン(約1500円)の電気代を払っていましたが、今では請求書にマイナスの金額が記載されています。共用部分の照明代を払う必要もなくなりました」(オーレル氏)
シモナ夫妻のように、自家発電と余剰電力の売電を手掛ける個人は「プロシューマー」と呼ばれ、全国で12万人を超えるまでになりました。彼らの総発電量は、国内最大の原子力発電所を上回る規模に達しているということです。
政府による支援プログラムの後押しもあり、ルーマニアは再生可能エネルギーの発展を加速させています。2023年の電力自給自足達成は、ルーマニアがグリーンエネルギー大国への道を本格的に歩み始めた証しと言えるでしょう。国内では更なる太陽光や風力、水力などの開発が進められており、再生可能エネルギーへのシフトは今後も勢いを増していくものと期待されています。
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引用:
stirileprotv.ro/stiri/actuali...
「VOICEVOX:剣崎雌雄」

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