2017年3月以来、6年ぶりの鳥取市。中心市街地のシンボルである百貨店。その百貨店が閉店してしまうと大きなショックを受けるが、鳥取に至っては閉店3日後に新しい百貨店がオープンするという離れ業を成し遂げた。大丸松坂屋との資本解消と、再建計画である金融機関の債権放棄があったのが2018年、店舗改装でリニューアルしたのが2019年、その後コロナが訪れた。新しい百貨店への移行は数年前から動いていた結果ということが分かるが、少しタイミングがずれていればコロナ禍の再建計画という厳しい局面も考えられますので運も味方につけた。今後も鳥取の皆さんに愛されつづける百貨店でいてほしいと思う。
2017中心市街地探訪085・・鳥取県鳥取市
• 2017中心市街地探訪085・・鳥取県鳥取市
【丸由百貨店がオープン】
JR鳥取駅北口の鳥取大丸が、丸由百貨店としてオープンした。丸由(まるゆう)百貨店は店舗面積11,973㎡、地下1階から地上5階までを営業フロアとする百貨店で、令和4年(2022年)9月3日にオープンした。同店の歴史は、昭和12年(1937年)に前身の丸由(まるゆ)百貨店がオープンし、1949年には大丸との資本提携により鳥取大丸となり、ピーク時である1998年2月期の売上高は138億5,000万円を計上した。平成30年(2018年)には大丸松坂屋との資本提携が解消され、地元企業の日ノ丸グループへと事業譲渡された。その後、資本関係がなくても鳥取大丸として営業を継続していたが、商号・商標のライセンス契約が満了する2022年8月31日をもって、大丸としての73年の営業に幕を下ろした。