さらなる観光客を呼び込もうと初の試みです。鹿島市の祐徳稲荷神社で夜の境内を色鮮やかにライトアップするイベントが開かれています。
【橋爪和泉】
「イベントのテーマは狐の嫁入りです。来場者はこちらの狐の面をつけて境内を練り歩きます」
オレンジ色の光に照らされた風鈴や、本殿を彩るプロジェクションマッピング。
夜の境内を色鮮やかにライトアップするこのイベントは、新型コロナの影響で落ち込んだ観光客を呼び込もうと、鹿島市の祐徳稲荷神社で初めて開かれています。
【大分県から】
「入ってきた瞬間からすごくきれいで圧倒された」
「迫力があってびっくり」
テーマに合わせ“狐”の面をつけるのがこのイベントのスタイル。
来場者は境内をめぐったり、写真を撮ったりして幻想的な雰囲気に酔いしれていました。
【嬉野市から】
「この子に初めて光のイベントを見せてあげたので、わぁ〜と感動していました」
「いい思い出になりました」
「楽しかったねー」
イベントの目玉、「狐の嫁入り行列」です。
雅楽が流れる中、白無垢に身を包んだ花嫁と花婿が参道をゆっくりと練り歩きます。
まだ式を挙げていない夫婦や結婚を控えたカップルなど期間中、約20組が神事に臨む予定です。
【結婚11年目 小城市の夫婦】
「お義父さんからのサプライズで参加した。緊張して何も考えられなかったがいまは幸せな気持ち」
「あまり経験しないようなことなので（参加できて）とてもありがたい」
【祐徳稲荷神社 鍋島朝寿宮司】
「昼間の神社とガラッと雰囲気が違う。お参りしてもらって手を合わせて、謙虚な気持ちになったり、来た人同士が仲良くなる。そういったイベントなので楽しんでもらえれば」
「ナイトウォーク狐の嫁入り」は鹿島市の祐徳稲荷神社で11月末まで開かれています。