丸暗記した古文の知識、整理すると気持ちいい【カタルシス古典文法】
今回のテーマは古典文法です。「なぜ”已然形”?古文は疑問を持たれず丸暗記されがち」「活用形は楽器の分類と同じ?古文でつまずく原因は◯◯にある」「”まだやってない”は未然形接続ー接続と意味は関係している」など、高田祥司先生と古文について話しました。
【高田先生のnoteとX(Twitter)】
◯活用形、こんな見方が面白い!【カタルシス古典文法①補足】
note.com/sunday_hornist/n/n27...
X(Twitter)
/ sunday_hornist
【目次】
00:00 古文を学ぶ意味ってある?
02:52 現代を知るために過去を知る
12:09 接続と意味は関係あるのでは?
17:27 「未だ然らず」だから未然形接続
26:36 受身・使役に共通するのは?
33:30 終止形接続は「主観的判断」らしい
【高田先生のおすすめ書籍】
重要事項や憶え方が要領よく解説されている参考書は沢山あると思いますが、「個々の事項がどう繋がるのか」や「なぜそうなっているのか」について、より学びを深めたい方のための文献を紹介します。手に取りやすい文庫・新書を中心に選びました。
大野晋(1998)『古典文法質問箱』(角川ソフィア文庫)KADOKAWA.
amzn.to/47LY8lv
古典文法の幅広い疑問に対して、用例に基づく分かりやすい説明がなされた良書。文法以外に、表記や音韻に関する話も出てくる。平易な語り口の文章で、高校生にも読みやすいと思われる。
小田勝(2020)『古代日本語文法』(ちくま学芸文庫)筑摩書房.
amzn.to/3QXuMuG
中古(平安時代)の和文を中心とする古代日本語の文法についての概説書。従来の概説書とは構成・視点が大きく異なり、現代語の文法の枠組みによって古典文法の体系的な記述が行われた意欲的な一冊。
松尾聰(2019)『改訂増補 古文解釈のための国文法入門』(ちくま学芸文庫)筑摩書房.
amzn.to/3KTELwX
古典文法の優れた解説として定評のあった参考書の改訂版。助詞・助動詞・敬語などの意味が、豊富な用例に基づいて記述されている。文学者ならではの、それぞれの語が用いられた文脈に対する丹念な検討が特徴。
沖森卓也(2017)『日本語全史』(ちくま新書)筑摩書房.
amzn.to/3OSYmyP
古代から近代に至る日本語の史的変遷の全貌がコンパクトにまとめられた一冊。時代ごとに、総説・文字表記・音韻・語彙・文法の五項目について、特徴が説明されている。
高山善行・青木博史 編(2010)『ガイドブック日本語文法史』ひつじ書房.
amzn.to/44rmIp1
日本語文法史の基本事項について、「ヴォイス」「アスペクト・テンス」「モダリティ」などのテーマごとに解説された教科書。
この他に、高校の古文の授業で使われる文法書を傍らに置いて、動画を観ていただくと、理解の助けになると思います。お手元にある文法書で結構ですが、持っていない方のために、次のものを紹介しておきます。一般にも購入可能で、内容も分かりやすくまとめられています。
井島正博・伊藤博美・仲島ひとみ(2012)『詳説古典文法』筑摩書房.
amzn.to/3KWJdLA
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www.valuebooks.jp/bp/VS005875...
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
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・フリーBGM・音楽素材MusMus様 musmus.main.jp
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#助数詞 #ゆる言語学ラジオ_カタルシス古典文法
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【高田先生のnoteとX(Twitter)】 ◯活用形、こんな見方が面白い!【カタルシス古典文法①補足】 note.com/sunday_hornist/n/n27d8bd5cd180 X(Twitter) twitter.com/sunday_hornist 【高田先生のおすすめ書籍】 重要事項や憶え方が要領よく解説されている参考書は沢山あると思いますが、「個々の事項がどう繋がるのか」や「なぜそうなっているのか」について、より学びを深めたい方のための文献を紹介します。手に取りやすい文庫・新書を中心に選びました。 大野晋(1998)『古典文法質問箱』(角川ソフィア文庫)KADOKAWA. amzn.to/47LY8lv 古典文法の幅広い疑問に対して、用例に基づく分かりやすい説明がなされた良書。文法以外に、表記や音韻に関する話も出てくる。平易な語り口の文章で、高校生にも読みやすいと思われる。 小田勝(2020)『古代日本語文法』(ちくま学芸文庫)筑摩書房. amzn.to/3QXuMuG 中古(平安時代)の和文を中心とする古代日本語の文法についての概説書。従来の概説書とは構成・視点が大きく異なり、現代語の文法の枠組みによって古典文法の体系的な記述が行われた意欲的な一冊。 松尾聰(2019)『改訂増補 古文解釈のための国文法入門』(ちくま学芸文庫)筑摩書房. amzn.to/3KTELwX 古典文法の優れた解説として定評のあった参考書の改訂版。助詞・助動詞・敬語などの意味が、豊富な用例に基づいて記述されている。文学者ならではの、それぞれの語が用いられた文脈に対する丹念な検討が特徴。 沖森卓也(2017)『日本語全史』(ちくま新書)筑摩書房. amzn.to/3OSYmyP 古代から近代に至る日本語の史的変遷の全貌がコンパクトにまとめられた一冊。時代ごとに、総説・文字表記・音韻・語彙・文法の五項目について、特徴が説明されている。 高山善行・青木博史 編(2010)『ガイドブック日本語文法史』ひつじ書房. amzn.to/44rmIp1 日本語文法史の基本事項について、「ヴォイス」「アスペクト・テンス」「モダリティ」などのテーマごとに解説された教科書。 この他に、高校の古文の授業で使われる文法書を傍らに置いて、動画を観ていただくと、理解の助けになると思います。お手元にある文法書で結構ですが、持っていない方のために、次のものを紹介しておきます。一般にも購入可能で、内容も分かりやすくまとめられています。 井島正博・伊藤博美・仲島ひとみ(2012)『詳説古典文法』筑摩書房. amzn.to/3KWJdLA
@KAMIYAMIKA
2 ай бұрын
次回 kzread.info/dash/bejne/o5eXx6uTgNLZg9I.htmlsi=bbdQGk4wWXCQUe8C
高校の古文でならった唯一覚えてる已然形と未然形の判断の仕方。 「寄らば切る」→未然形→寄ったら切るぞ 「寄れば切る」→已然形→寄ったから切るぞ
ガチ言語学ラジオに寄りそうなのを、堀元さんが阻止しようとしている努力が見え隠れする
私は現在72歳ですが中学生の頃「方丈記」に巡り合ってその音の美しさに憧れてほぼ毎日音読かなり丸暗記していました。古文や漢詩の日本語読み下し分は音読すると酔ってしまう程美しいと今でも思っています。斎藤希史さんの「漢文派と近代日本」は私の座右の書です。
「受験に役立たない」っていわれる方がおもしろそうに聞こえる不思議
@user-xh4ym4nv6i
11 ай бұрын
“役に立たないのに熱心に語ってる奴は何が動機なんだろう” ⇒“きっと得も知れぬ興味深さがあるのだろう” って推測が働くのかね
@itak_kaskamui
3 ай бұрын
「役に立つ」ことは大体誰もが似通ったことを言いがちなのに対して、「役に立たない」ことは範囲が広く、自分の知らないことに巡り会える可能性が高い →見てみたいという気持ちに繋がる という考えもあるのかもしれません
@田中舘
Ай бұрын
受験に役立つ→勉強→つまらない っていうのもあるんじゃない?
堀元さんが危険な発言する度に水野さんが「一人でやってください」って軽くあしらうのがツボすぎて毎回笑ってしまう
高校の古典の先生が古典文法に精通した方で、今回の話も全部その先生が教えてくれていたものだった。 その先生には改めて感謝したいし、これは間違いなく全学校で教えるべき。(共テ古漢文満点)
コネドってなくて・・・ この一言で視聴者の心鷲掴む国語教師のエース
えぐい最高 受験関係の物ってだけで観る罪悪感薄れます感謝感謝
古文勉強したことないから全くカタルシスがない。逆説的に学校のお勉強も大事だと気付かされる。
受験に関係なさそうで理解すると捉え方が激変して全体像がはっきり分かるようになるという良い例 授業の内容と外れた話をその科目の愛ゆえに語る先生はいい先生と相場が決まっている
スリナムとかレオ・シラードとか関係ない話題ぶち込んで荒らせるのが堀本さんの真骨頂よなぁ こうやってエントロピー上げてくれるのが面白いところへとつながる
高校のときの古文の先生が、「難しいと思うかもしれないけど、千年前のテキストを『それなりに』でも現代の一般人が読んで理解できる言語は、日本語くらいなんですよ」とおっしゃっていたことを覚えています。そのときのワクワクした気持ちも。
@user-kp9of7re9q
9 ай бұрын
んなことない ロマンス諸語、アラビア語、ペルシャ語、中国語 等々
@monoris2008
8 ай бұрын
@@user-kp9of7re9q 日本だけは大抵間違いだよねw
@user-pr4mg7vn3n
6 ай бұрын
めっちゃウソっぽい
高校の時の先生が、動詞も助動詞も活用なんか覚えなくてもいいってこのお話に似た感じの教えをくれたので十年以上たった今でも古文の知識は割と覚えてます
@kmymnd2153
11 ай бұрын
受験では理系でしたがセンターと二次試験で普通に古文で8割くらい取れたので、その先生には感謝してます
高校三年生です。 私は小学校の頃から和歌が好きで古典へのモチベーションが高く、文教堂あきる野とうきゅう店へはるばる行って買った『古典文法質問箱』のおかげもあって、古文のアレルギーは全く発症しませんでした。 なんかめちゃくちゃ自語なのでコメントしようか躊躇いますが、角川ソフィア文庫、大野晋先生の『古典文法質問箱』はぜひ学生、先生に読んで欲しいのでコメントします。受験頑張ります
いやー、「た」の時も思ったけど、高田先生のロジック、一回り踏み込んでいて好きすぎる。
楽しみに待ってました
@tsicsafjapan9371
11 ай бұрын
たのまち
徒然草と四鏡が好きだった 好きな作品見つかると古文の勉強捗る
私の高校の先生は難しい願望の助詞を語呂合わせで整理してくれました。 「ばやリースが飲みたい」(ばや=〜したい) 「なむ阿弥陀仏助けてほしい」(なむ=〜してほしい) 「がーなのチョコがあればなぁ」(がな=といいなぁ) この先生の教えてくれる語呂合わせの数々は、神の啓示のごときありがたみがあったことから、生徒から「コーラン」と総称され親しまれていました。 個人的に一番好きだったのは 「をっさんをっさんほとんど毛がない」(をさをさ=ほとんど)です。
@An-On_Ym
11 ай бұрын
👏😂 そういう先生に教わってたら今頃古語コンプレックスになんかなってなかったわ!🙄
今大学生だけど高1の時、古典文法を丸暗記せよ!って感じだったの思い出した。 個人的に理論を知ってから納得して覚えたい派だったので結局3年間覚えずにいきました。笑 なんで?が解決しないのに丸暗記するの嫌すぎた。
こういうものを待っていました。 役に立たなそうで本当は忘れてはいけないものってホントはすごく大切に守っていかなければならないと思います。
すごく面白かったです。高校生の頃に聞きたかったと思います。 私は古文は得意でしたが、感覚的に理解していたので、文法的に正確な解釈は勉強不足で、お二人の知識に感心しました。助動詞の接続や仮定形と已然形の違いなど、このような説明があれば、もう少し楽しく文法を勉強出来たと思います。
現役高校国語教師です。 水野、堀元両氏を見ていると、国文法の深みを教える、伝える難しさを再認識し、思わず笑ってしまいました笑 今回の内容は受験にはほとんど意味をなさないですが、「覚え方」の一つとしては役に立つかなと思います 参考程度の紹介ですが、 「たり」「り」の違いのように 未然形接続の「る」「らる」、「す」「さす」の中に 四ナラ未然、それ以外 というものも存在します。 言葉は生き物ですので、変化します。 変化の源流を探ると深みにはまりますので、受験生は箸休め程度に覚えていくと面白いかもしれません。 今では古典という科目はなくなり、言語文化、古典探求となり、古典文法に触れられる時間も減っています。悲しい限りです
古文でモダリティの助動詞は終止形(原形・辞書形)接続って話、実は英語でも同じなのでは。 will、can、may、must、shouldなども原形・辞書形に接続するし。人間の認識に根差したモダリティというカテゴリの共通点がありそうです。
@user-lq4gr6xz9c
11 ай бұрын
英語の場合は助動詞は動詞から発展しているので寧ろ連用形に近い気がします。
@zwischen2425
11 ай бұрын
@@user-lq4gr6xz9c なんとなく思ったことを覚え書きします。統語論(生成文法)で学士を取った高校英語科教員です。 私がここで感じた日本語と英語の共通点は、「モダリティの助動詞が支配する動詞の形は終止形なのでは?」ということです。 生成文法のツリー(ふたまたにょきにょき図)の話になりますが、日本語にしろ英語にしろ、助動詞は動詞句と並んで二股の枝の下にあり、動詞句から二股で動詞と名詞句に分かれます。英語と日本語では当然ツリーの書き方の違いがありますが、いずれにしても、日本語も英語も「助動詞」が「動詞」を支配しています。 ここで、その助動詞がモダリティの助動詞であれば、その下にある動詞は原形になるのかな?というです。以上を踏まえて冒頭に書いたのが「モダリティの助動詞が支配する動詞の形は終止形なのでは?」ということです。
自分に刺さるテーマだった。 私も堀本さん側の人間でした。
古語文法ファンです! 古語文法を様々な繋がりから理解するべきだという高田先生の主張に全面的に激しく同意します! 「しあり」が「せり」に、「読みあり」が「読めり」になるように、「ia」音が「e」音に変化する現象は古語文法によく見られるんです。 (「来あり」→「けり」、「見あり」→「めり」など) なぜ「ia」音が「e」音に変化するんでしょうか?(「読みてあり」→「読みたり」のように「ea」音が「a」音に変化するのはなんとなく納得できるのに) 高田先生にぜひ質問してみたいです! よろしくお願いします!
@user-gc7gf9ql5p
11 ай бұрын
先生ではないので恐縮ですが、沖森先生の本にはこれに詳しいです 簡単に申し上げますと、古代日本語では母音と母音が一緒になるの極度嫌うので、合併してしまう癖があります 長息(ながいき)→嘆き(なげき) 現代日本語でも「ない」が「ねー」になる現象があるのと同じで じゃあどうして ai も e、ia も e になると言いますと 本来は区別されていました つまりai が ey や広い e に、ia が ye や狭い e みたいな音にまずなります それが e と ye の対立になり、最終的には近いから混ざって両方が e になったというわけです
@NE-fy9cj
11 ай бұрын
なぜiaやaiがaでもiでもuでもoでもなくeになるかというと、音声学的に言えばeの発音の仕方がaとiのそれの中間にあたるからです 母音の発音の仕方は舌の上下(言い換えれば広い狭い)と前後の位置関係と唇を丸めるか否かの3要素によって決まります 日本語の母音を「(上下)(前後)(丸いか)」の順で示すとaは「下、前、丸くない」、iが「上、前、丸くない」、uが「上、後ろ、丸くない」、eが「中、前、丸くない」、oが「中、後ろ、丸い」となります 詳しくはIPA(国際音声記号)で調べてみるとよくわかります ここで、aとiの違いは舌の上下だけで、その間は舌の高さが中くらいのeであるためaとiが融合するとeになります
@renk1310
11 ай бұрын
今日のラテン系言語みたいに広いeと狭いeの区別、日本語にもあったんや、へー。 ちなみに、「ai」が「e」って変化するの、私が知ってるだけでも、日本語、フランス語、ギリシャ語とあるんですが、これは人間の構造の問題なんでしょうかね
@SWORD_219
11 ай бұрын
感動詞の「はい」も江戸商人だと「へい」「へえ」みたいに変わってるし今でも使ってる人多いんじゃないかな。変わりすぎなんよ〜 発音しやすく自分の言語を改良してく(乱れる)のは簡易化•ラクになるから良い取組みだと思う
大昔、受験で古文を勉強してた頃の疑問が全部解決して、カタルシスがすごかったです! テンス・アスペクト、ヴォイス、モダリティなどの言語学用語(?)は、このチャンネルを通じて知りましたが、どんな言語にも共通して分類できるの面白いなぁ。 というよりも、どんな言語でも分析できるように作られた分類と考えるのが正しいのかな?でもそれが古文の助動詞接続の活用形ともリンクしてるなんて面白すぎるー!!早く続きが聞きたい!
イヤホン、ヘッドホンでの視聴に向きすぎている声でめちゃくちゃスラスラ入ってくるので高田先生回好き
高田先生と堀田先生の対談を見てみたいと思いました。 言語の歴史の話、面白そうです。
これはめっちゃ役に立つ
待ってたし、嬉しいよォ
この動画見て勉強します!!
「き、けり、つ、ぬ、たり、り」とか、40年近く前に共通一次試験で使って以来使っていないのにスラスラ出てきますが、それが何者かは全く覚えていないですね。
スタサプの先生はこーいう話してくれて面白かった
テストのための勉強になってしまうと辛いですよね。大人になり、テストが関係なくなった状態で興味のあることを勉強するのは楽しい。 とはいえ、中高生のときにテストという強制力なしに自分から古文に興味を持っていたかというとそんなこともなさそうなので、単純にテストが悪いとも言いにくい
今更ながら、古典文法(というか古典期日本語の助動詞)の体系の整然とした姿に、カタルシスを感じます。
韓国で漢文の生成文法(ミニマリスト・プログラム)の本を一人で書いてる人です。日本人の漢文も意味と文法は分かりそうけど、日本の古文にして訓読するのは難しいですね。和文自体は現代文とほぼ同じだけど、
古文はちゃんとやってこなかったので前提知識が無さすぎて追いつけませんでしたが、未然・已然とヴォイスの概念はなんとか分かりました ちゃんと勉強してたら楽しめるんだろうな
サムネが「かたるしす」とひらがなで書かれてたので、あー今日は「かるた」の話かと思い込んで観て、あれ終わっちゃったってなってやっと違うことに気付いた。
古典に関しては、おじゃる丸しかわかんないというのが、昔の私でしたが、これを見てすっごく古典が大好きになりました!
「それから〜?連用形接続のものは他に何がありました〜?」 ってめっちゃ予備校とか思い出してドキッとしたわ
直近の飯田さんとのシリーズももちろん面白かったけど、先生お呼びしてこうやってカタルシス感じるのも最高だよなあ。どっちもゆる言語学ラジオの魅力👏
(シューマンはトロイメライとかあるんじゃ…セロ弾きのゴーシュとかにも出てくるやつじゃ…)
「る、らる、す、さす」の音変化の話面白いです。何で「上二段」みたいな名前なのか今まで考えたことありませんでした。 態の話は格交代の話(その先には嶋村、福田2022 ?)の話にもつながりそうで今後楽しみです。
「り」について。 ・接続がサ未四已が主流だけど、接続がサ未四命とする説もある(そもそもが音変化で近似したものに当ててるだけなのでどっちでも良いといえば良い) ・それ以外の活用、例えば上二段の「落つ」などに「あり」をくっつけることもできるが、その場合は「落ちあり→おちゃり→おてり」となって、「イ段とウ段におさまるように活用してまーす」という前提が破れてしまうので定着しなかった可能性が高い
漢字でGOのよく見る問題で已己已己があるんですが、どこかで聞いたことあるぞと思っていたらここが元でした 水野さんぜひ漢字でGO無双してください
「ばんなむ」はコンテンツを大事にして欲しいという意味です。
あり→り てあり→たり りは限定的な動詞につき、 たりはその他の動詞につく。 わかりやすかったです。 個人的に「よみあり」が「よまり」ではなく、「よめり」にシフトしたのはなぜか気になりました。とはいえ、もとは連用接続なのか気づけて、しっかりカタルシスを感じることができて楽しかったです。 次回も楽しみです。
お二人が古文弱々で優越感に浸れる貴重な回
25:35 これ、重要な気づきですね。自分は古文が苦手で英語が得意だったのですが、それは古文では自力で文章を作り出したりというアウトプットをしてこなかったからだとハッとしました。有意義かはともかく、古文作文をやらせるのは古文の理解を深めるのに一役買うのでは?
例文がいっさい無いまま文法の話が進むのは流石につらい…
33:28 テロップが「味わわせる」になってて感覚的に「味あわせる」じゃないか?と思った。 が、「味わう」を使役系にしてるんだから「味わわせる」で正しそうだ…となって己の日本語の誤りに気付けました。 感謝します。
すごく面白い回でした! 高田先生に届くか分かりませんが、ひとつだけ言いたいことがあります。 大学の先生が「受験に役に立たない」と言っているとき、いつもおかしいなと思います。大学の先生はその教科の基礎を専門的に研究されているのだから、本質的な試験問題を作ればいいのでは? 高田先生の場合は、この回が受験の役に立たないというのではなく、この回のような古文の面白さを使える試験問題にすればいいと思うのです。 もちろん試験問題をつくるお立場ではないかもしれませんがのことです。
さっきまで小説版BLEACH読んでたら已己巳己巴という斬魄刀が出てきてびっくりした
@user-kl7hd2vv3e
11 ай бұрын
can‘t fear your own worldか…
ヴォイスの説明がありがたかった。格の変化が伴うって、これはわかりやすい。確かに英語でも語順変わりますもんね。 態だから能動態とか受動態くらいのことしか知らなかったので、自分の浅さに気づかされました。 モダリティの説明のときは、堀元さんだけ「後から」って言っているのに引っかかってたんですかね。 他の言語も考えてみると後から出ない場合もあるので、はっきりとした肯定ができなかたのか。
文法は全く覚えられなかったのに、古文漢文は読み物として好きだったので読解だけめちゃくちゃ点高かった…フィーリングで古文読んでたので改めて文法の話が聴けてめちゃくちゃ面白かったです
ボイスが未然形接続なのは、「太郎が次郎を殴った」では「太郎」が「殴る」をしているのに対して、「太郎が次郎に殴られた」も「太郎が次郎に殴らせた」も「太郎」が「殴る」をしていないので未然形という説明も成り立つかもしれないですね。
「英語は作文をするから使える範囲、使えない範囲がわかるようになるが、古典文法は読む一方なのでそれがわかるようにならなかった」これって、第二言語習得におけるアウトプットおよび誤用訂正の重要性(クラッシェンはこれらを否定した)を示唆しているんじゃない?
日本語の文法がよくわからなかったですが、 古代のころからの変化なども含めながら、おっていくとどう変化してきたかが、わかるんですね。 これは、現代語だけで研究する人とは、意見がズレる要因にもなるということですか? だれが文法を構築してるんですか? したのですか? 卵鶏? 赤ちゃん学習? 宇宙誕生? 構造? 象は鼻が長い、また聞きたくなりました。 乱文失礼しました。 勉強になりました、ありがとうございます。 言語が複雑な道具ということがなんとなくわかりました。
なぜかわからないのですが、30年前に高校で配られた助動詞活用表が机上にあり、それを見ながら拝見しました りらるすさすしむずむむずましまほし、きけりつぬたりたしけむ がまだ口から出て来るのが不思議です
理系なので高校ぶり、18年ぶり?くらいに古文文法の話を聞いたけど、下二段活用あったねーー!とかなるから、高校までの基礎学習って本当に大事。
ゆる言には珍しいぶつ切り方! いつも大体ヒキ作ってから終わりがちだから今回ホントに盛り上がったんだろうなぁ ちなみに古文はほぼ解りません 大学受験してないので習って以降触れる機会がなかったので〜〜形とかまるきり忘れました けどここまで整理された情報を流し込まれるとあとちょっと前提知識を拾ってくるだけでだいぶ分かった気になれるので面白い 両名がカタルシス食らってるのを聴いてそのムードを浴びてるだけとも言う 授業でここまで詳しくやってくれてたら…という気持ちと、ここまでやるメリット(受験での比重など)が薄いしたぶんわからない人にはとことんわからない話になっちゃう(統一された理論が欲しいタイプの人と暗号の解読キーだけ欲しいタイプの人がいて大体後者しかいない)から難しいよね…
漢文は好きだった!
@An-On_Ym
11 ай бұрын
チンプンカンブンだった!
受験生の時に聞きたかったー!
助動詞をすっきり理解するのには、直前の動詞のアスペクトが役に立つ。始動相なのか継続層なのか終結相なのか。
トッテナムというのは選手をとって欲しいという意味です。
2点質問です。 ①ヴォイスはなぜ未然形接続なのでしょうか。 ②過去推量の「けむ」はモダリティですが連用形接続なのはなぜなのでしょうか。
シューマンで有名曲なら、トロイメライでよいかと。
格交代が起こるような助動詞(態)の場合、その述部にかかる主語は動作主ではあり得ないから未然形接続になってるのかな。
7:44 「已己巳己の已だなあ」と思った瞬間に水野さんが同じこと言ったから私は実質水野さん
古文の人たちすぐ泣くし性に奔放だしおもしろい
最近思ったんかいっ!!
高校の時勉強サボってたから、動画みてても、あ!みたいな気持ち 良くなる再発見ができないー😂古文勉強しとけば良かったと、悔しくなる回だw 日本語の変遷は、高田先生の話聞いてると気になってくるなぁ。いい大人だけど。調べたくなるー。
前提知識がないせいで終始楽しめなかったけど意地だけで全部観ました…何も覚えない…
数学の本を読みつつも数学史・数学者史をちょっと知るのが好きなんだけど、ひとつの言語学テーマから言語学史・言語学者史、日本語学史・日本語学者史を紐解いてくみたいの見たいなー
水野さんと逆で後ろになにが来るかで分類している連用、終始、連体は納得していて、未然?已然?ややこしい名前つけるなー、てか已ってなに?って思ってました 初めて活用形を習うときに後ろになにが付くかで判定してみようって習うからかもしれません
古典ギリシャ語やった時、練習問題でギリシャ語訳だけじゃなくギリシャ語で書くやつがむっちゃ大変だった。文法を学ぶのには読む書く両方やった方がいいらしい
32:30 ここの水野さんの「マジかよー(ため息)」って何についてしてるんだろう?
「す、さす、しむ」はしっかり覚えてましたよ
古文もっと真面目にやっとけばよかった…
シューマンの有名曲といえば「トロイメライ(可愛らしい夢)」がありましたね。
ヴォイスのくだりからのレオ・シラードのうんちくを挟むことで視聴者は2回同じ体験を繰り返す羽目になるの罠だろ
34:47 Q.residentiarian(食卓の残りを与えられるもの)は何形に接続したらよいか? A.福祉系の支援窓口
13:45 ゲストの台本ブレイクも果敢に試みる配信者の鑑
22:55 し+あり→せり よみ+あり→よめり なんとなく直感的に可能動詞がひらめきました。 「泳げる(泳がれへん)」は、「泳がれる→泳げる」より、連用形接続「泳ぎ+得る→泳げる」 「笑える(笑われへん)」は、「笑われる→笑える」より、連用形接続「笑い+得る→笑える」 「書ける(書かれへん)」は、「書かれる→書ける」より、連用形接続「書き+得る→書ける」 のほうが納得感あります。 それっぽいガセ説作れました。
見やすい動画の長さですね!
シューマンの代表曲に『献呈』という名曲があるので是非聴いてみてください!
シューマンといえばトロイメライと奥さんのクララ・シューマンを思い出した。
堀元…俺を置いてかないでくれ…
ね(音)あり▶︎なり(伝聞推定) め(目)あり▶︎めり(視覚に基づく推定) っていう風に覚えてました
連用形接続はテンス・アスペクトっていう話があったけど、その接続の助動詞の「つ」「ぬ」に強意の意味が含まれるのってなんでなんだろう?強意のニュアンスってテンス・アスペクトからずれない?そんなことないのかな?
堀元さん慶應理系だったと思うけど国語ちゃんとやってたんすね😮
高校生でここに辿り着いてしまったひとどれぐらいいるんだろう?
皆もすなるコメントといふものを我もしてみむとてするなり。
未然+ば→仮定の形が化石的に残っている言回しの代表例として、『例えば』がありますね。現代文法に則るなら“例えれば”になる筈ですから。 個人的な推測ですが、上にある様に特に嘗ての下二段活用の場合、未然形と已然形共にエ段での接続となるので、この辺りも混同が生じる事で已然形が仮定系へと置き換わってしまった原因だったりするのかなぁなんて思っています。
古文は関西で書かれたものが多いので関西方言に已然形的な何かが残っていることはないのだろうか?
6:00 指されるじゃなくて刺されるなの草
ということはカーカスのアルバムの日本盤は最高(サイコ)ってことですね!
ゆる言語学ラジオ全部見てきたけどいちばん分からなかった(^-^) 国語の文法全く覚えてないだけですが。
トロイメライ一択ですかね