元放送局アナウンサー、落語とミュージカルの舞台にも立つ椋本友子（むくもとゆうこ）の大人の朗読。今回は、「百人一首、読み上げ、現代語訳」をお届けします。
＊百人一首（ひゃくにんいっしゅ）
100人の歌人の和歌を、一人につき一首ずつ選んでつくった秀歌撰（詞華集）。
鎌倉時代初期に藤原定家が京都小倉山の山荘で揮毫した小倉山荘色紙和歌に基づくものが後世歌がるたとして広く用いられ、特に小倉百人一首（おぐらひゃくにんいっしゅ）として定着した。
小倉百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した公家・藤原定家が選んだ秀歌撰である。その原型は、鎌倉幕府の御家人で歌人でもある宇都宮蓮生（宇都宮頼綱）の求めに応じて、定家が作成した色紙である。蓮生は、京都嵯峨野（現・京都府京都市右京区嵯峨）に建築した別荘・小倉山荘の襖の装飾のため、定家に色紙の作成を依頼した。定家は、飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の順徳院まで、100人の歌人の優れた和歌を一首ずつ選び、年代順に色紙にしたためた。
小倉百人一首が成立した年代は確定されていないが、13世紀の前半と推定される。成立当時には、この百人一首に一定の呼び名はなく、「小倉山荘色紙和歌」「嵯峨山荘色紙和歌」「小倉色紙」などと呼ばれた。後に、定家が小倉山で編纂したという由来から、「小倉百人一首」という通称が定着した。
室町時代後期に連歌師の宗祇が著した『百人一首抄』（宗祇抄）によって研究・紹介されると、小倉百人一首は歌道の入門編として一般にも知られるようになった。江戸時代に入り、木版画の技術が普及すると、絵入りの歌がるたの形態で広く庶民に広まり、人々が楽しめる遊戯としても普及した。
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ー目次ー
0:00:00　一　　　天智天皇「秋の田の…」
0:00:44　二　　　持統天皇「春すぎて…」
0:01:22　三　　　柿本人麻呂「あしびきの…」
0:02:05　四　　　山部赤人「田子の浦に…」
0:02:46　五　　　猿丸太夫「奥山に…」
0:03:23　六　　　中納言家持「かささぎの…」
0:04:01　七　　　阿倍仲麻呂「天の原…」
0:04:40　八　　　喜撰法師「わが庵は…」
0:05:22　九　　　小野小町「花の色は…」
0:06:04　十　　　蝉丸「これやこの…」
0:06:46　十一　　参議篁「わたの原…」
0:07:20　十二　　僧正遍昭「天つ風…」
0:08:00　十三　　陽成院「筑波嶺の…」
0:08:41　十四　　河原左大臣「陸奥の…」
0:09:23　十五　　光孝天皇「君がため…」
0:10:06　十六　　中納言行平「立ち別れ…」
0:10:47　十七　　在原業平朝臣「ちはやぶる…」
0:11:27　十八　　藤原敏行朝臣「住の江の…」
0:12:10　十九　　伊勢「難波潟…」
0:12:49　二十　　元良親王「わびぬれば…」
0:13:33　二十一　素性法師「今来むと…」　
0:14:14　二十二　文屋康秀「吹くからに…」
0:14:49　二十三　大江千里「月みれば…」
0:15:29　二十四　菅家「このたびは…」
0:16:12　二十五　三条右大臣「名にし負はば…」
0:16:54　二十六　貞信公「小倉山…」
0:17:31　二十七　中納言兼輔「みかの原…」
0:18:13　二十八　源宗于朝臣「山里は…」
0:18:54　二十九　凡河内躬恒「心あてに…」
0:19:35　三十　　壬生忠岑「有明の…」
0:20:17　三十一　坂上是則「朝ぼらけ…」
0:20:57　三十二　春道列樹「山川に…」
0:21:38　三十三　紀友則「ひさかたの…」
0:22:14　三十四　藤原興風「誰をかも…」
0:22:53　三十五　紀貫之「人はいさ…」
0:23:33　三十六　清原深養父「夏の夜は…」
0:24:11　三十七　文屋朝康「白露に…」
0:24:54　三十八　右近「忘らるる…」
0:25:36　三十九　参議等「浅茅生の…」
0:26:19　四十　　平兼盛「忍ブレド…」
0:26:59　四十一　壬生忠見「恋すてふ…」
0:27:33　四十二　清原元輔「契きな…」
0:28:16　四十三　権中納言敦忠「逢い見ての…」
0:28:59　四十四　中納言朝忠「逢うことの…」
0:29:39　四十五　謙徳公「あわれとも…」
0:30:20　四十六　曽禰好忠「由良の門を…」
0:31:03　四十七　恵慶法師「八重葎…」
0:31:43　四十八　源重之「風をいたみ…」
0:32:29　四十九　大中臣能宣朝臣「御垣守…」
0:33:16　五十　　藤原義孝「君がため…」　　　　
0:33:55　五十一　藤原実方朝臣「かくとだに…」
0:34:36　五十二　藤原道信朝臣「明けぬれば…」
0:35:18　五十三　右大将道綱母「嘆きつつ…」
0:36:00　五十四　儀同三司母「忘れじの…」
0:36:41　五十五　大納言公任「滝の音は…」
0:37:28　五十六　和泉式部「あらざらぬ…」
0:38:52　五十七　紫式部「めぐり逢て…」
0:38:38　五十八　大弐三位「有馬山…」
0:39:38　五十九　赤染衛門「やすらはで…」
0:40:20　六十　　小式部内侍「大江山…」
0:41:02　六十一　伊勢大輔「いにしえの…」
0:41:42　六十二　清少納言「夜をこめて…」
0:42:18　六十三　左京大夫道雅「今はただ…」
0:42:57　六十四　権中納言定頼「朝ぼらけ…」
0:43:38　六十五　相模「恨みわび…」
0:44:21　六十六　前大僧正行尊「もろともに…」
0:45:05　六十七　周防内侍「春の夜の…」
0:45:48　六十八　三条院「心にも…」
0:46:23　六十九　能因法師「嵐吹く…」
0:47:00　七十　　良暹法師「寂しさに…」
0:47:38　七十一　大納言経信「夕されば…」
0:48:18　七十二　祐子内親王家紀伊「音に聞く…」
0:49:02　七十三　権中納言匡房「高砂の…」
0:49:43　七十四　源俊頼朝臣「うかりける…」
0:50:22　七十五　藤原基俊「契りおきし…」
0:51:08　七十六　法性寺入道前関白太政大臣「わたの原…」
0:51:48　七十七　崇徳院「瀬をはやみ…」
0:52:31　七十八　源兼昌「淡路島…」
0:53:09　七十九　左京大夫顕輔「秋風に…」
0:53:48　八十　　待賢門院堀河「長からむ…」
0:54:33　八十一　御徳大寺左大臣「ほととぎす…」
0:55:13　八十二　道因法師「思ひ詫び…」
0:55:54　八十三　皇太后宮大夫俊成「世の中よ…」
0:56:42　八十四　藤原清輔朝臣「ながらへば…」
0:57:24　八十五　俊恵法師「夜もすがら…」
0:58:04　八十六　西行法師「嘆けとて…」
0:58:47　八十七　寂蓮法師「村雨の…」
0:59:29　八十八　皇嘉門院別当「難波江の…」
1:00:17　八十九　式子内親王「玉の緒よ…」
1:00:58　九十　　殷富門院大輔「見せばなや…」
1:01:42　九十一　後京極摂政前太政大臣「きりぎりす…」
1:02:23　九十二　二条院讃岐「わが袖は…」
1:03:04　九十三　鎌倉右大臣「世の中は…」
1:03:46　九十四　参議雅経「み吉野の…」
1:04:23　九十五　前大僧正慈円「おほけなく…」
1:05:03　九十六　入道前太政大臣「花さそふ…」
1:05:47　九十七　権中納言定家「来ぬ人を…」
1:06:26　九十八　従二位家隆「風そよぐ…」
1:07:12　九十九　後鳥羽院「人も惜し…」
1:07:49　百　　　順徳院「ももしきや…」
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朗読の担当者
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椋本 友子(むくもとゆうこ)
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・元福島テレビアナウンサー
・テレビ大阪契約アナウンサー、ＦＭ京都ラインキャスター、ＭＢＳレポーター、ラジオ大坂ほか、多数のテレビ、ラジオ番組に出演。
「朗読ユニットおとめ座」を立ち上げ、
太宰治没後70年にあたる2018年には「太宰に恋して♡」朗読会を東京と大阪で開催。
生誕110年に当たる2019年の春には、生誕の地青森県五所川原市金木の雲祥寺で奉納朗読を、太宰ゆかりの浅虫温泉でも朗読会を開催。
ストアカで声と話し方、朗読を教えている他、大阪で2つの朗読教室を主宰。
また、ミュージカル女優、アマチュア落語家「都亭エリザベート」としても活躍中！
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