アルバ県、夏の熱波に悩む観光客たちが、涼を求めて珍しい場所を訪れています。その目的地は、アプセーニ山脈地域にあるスカリショアラ洞窟です。この洞窟には、世界最大の地下氷河が存在し、真夏でも気温が7度を超えないという驚くべき環境が広がっています。
深さ60メートル以上に及ぶ「凍てついた」風景は、まさに自然が生み出した巨大冷蔵庫。観光客は厚手の服装で身を包み、外の暑さを忘れて幻想的な氷の世界を楽しんでいます。
カリフォルニアから訪れた観光客は、「カリフォルニアでは海で暑さから逃れるのが精一杯ですが、ここルーマニアでは氷河や洞窟で涼むことができて素晴らしい」と感激の様子でした。
この地域には、スカリショアラ洞窟の他にも見どころがあります。「ポルタ・ルイ・イオネレ」と呼ばれる洞窟は、高さ12メートルの入り口が印象的で、内部にはコウモリのコロニーも生息。こちらも気温は約7度に保たれています。
観光ガイドのクリスティアン・チョボタレスク氏は、「熱波の中、都市部のコンクリートジャングルよりも、これらの洞窟地域や周辺の渓谷、森林を訪れることをお勧めします。快適性が段違いです」とコメントしています。
ハイシーズンには、スカリショアラ氷河だけでも10万人以上の観光客が国内外から訪れるという人気ぶり。入場料は大人15レイ、子供10レイと、手頃な価格も魅力の一つです。
熱波に悩まされる夏、自然が作り出した天然のクーラーで涼を取る - そんな新しい避暑スタイルが、ここルーマニアで注目を集めています。
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引用：
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「VOICEVOX:剣崎雌雄」