サンコウチョウの鳴き声を聴き比べ、おもしろ聞きなし空耳アワー
サンコウチョウのさえずり、地鳴きなど、月日星鳴かないパターンもご紹介
初夏の沢筋へカメラを持って入り、カワトンボの狩り、サンコウチョウの声、サンコウチョウオスの撮影などに成功しました。
三脚から離れて手持ち撮影ですが、サンコウチョウの美しい飛び立ちで尾がゆらめく、なびく様子を捉えました。初めの方に飛び立ちや声をまとめてあるのですぐ見れます。
いくつかのサンコウチョウの声を比べておもしろ聞きなし、
後半は現場の解説やサンコウチョウを探し方というと大げさですが
サンコウチョウを探すヒントのようなものを説明しました。
●サンコウチョウのオスメスと尾について
サンコウチョウは繁殖のために南から渡ってくる夏鳥です。
オスは目のまわり、アイリングがはっきりと青色で口周り、（口の中も）青色です。
日本にわたってきた頃には長い尾をもち、40cm程度の全長になっています。
メスは背中が茶褐色の色味が強く、繁殖期でも尾羽根が短いです。しかし時期や年齢の若さにより、はっきりと区別できない個体も結構あると言われます。
また、秋に南に帰る際にはオスの尾羽根の長いところはなくなります。
サンコウチョウのメスは鳴かないのかというとメスでもオスとほぼおなじように鳴くというのが定説です。なのでメスも囀る、と考えて良いようで、鳴いているから、さえずるからオスだということもないようです。
●サンコウチョウの名前は月、日、星、ホイホイホイとききなすところから
3つのひかり、三光鳥となっています。
ただ、動画内で説明するように聞きなし通りに月日星ホイホイホイと単純明快に鳴くことは個人的にはそう多くない印象です。
地鳴きをおぼえておくとサンコウチョウを探す時に役立つとお思います。
●サンコウチョウを探す際に水浴びできる気温が高すぎない池、川、涼しく湿度がある暗い林などがあれば平地でも見つけることは可能ですが、今年は気温が高いですし、基本的に西日本で条件が揃いやすいのは標高100から400mあたりの里山などになります。
サンコウチョウは蜘蛛の巣で巣を作り、子育てを始めるとひなの糞を沢などに捨てに行きます。ヘビやイタチなどの外敵を近づけないためと考えられます。
●今回は状況が許せば巣作りのエリアを探ったりする可能性があったため、カモフラージュレンズカバー、カモフラージュ服装、迷彩ネット、三脚、椅子などを持参の上探鳥しました。一般に声を聞く、ちらりと姿を見るだけならもっと気軽にお試しででかけたらよいです。
・・・しかし、声を聴くだけならハイキングで遊歩道をあるく程度、杉林がある道路で車中でお弁当を食べて休憩する程度で条件が揃えば可能ですので、ちょっとした山中の道路などでもダメ元でチャレンジしてみてください。たとえサンコウチョウが鳴かなくても森の空気、沢の流れを聞いて気持ちよく過ごせるでしょう。
参考動画等
サンコウチョウの見つけ方や水浴びも紹介
• サンコウチョウの見つけ方や水浴びも紹介〜 （鳥探しチャンネル）
CC
花博鶴見緑地公園の野鳥２７７（サンコウチョウのメスなど）
• Video
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