今回はニューヨークを象徴するブランド、ティファニー本店をご紹介したいと思います。
ティファニーは1837年にニューヨークで創業したアメリカを代表するジュエリーブランドです。1940年にニューヨーク本店が五番街に移転して以来,初の全面改装となり、約４年間に及ぶ大改装を経て、２０２３年４月２８日にリニューアルオープンしました。お店の名称も「ランドマーク」へと変更、マンハッタンで最大規模の店舗となります。お店の外には綺麗なショーウィンドウがいくつか設置されています。建物は全10階建て、正面のファザードには、1940 年に設置された世界を担うギリシャの巨人アトラスの像と時計が現在もそのまま残っています。
1階の広々としたメインフロアの壁の左右には、高さ約6メートルのアーチ型の窓があり、14個のLEDデジタルスクリーン、アートインスタレーション「ダイヤモンド スカイライト」が設置されています。最新アート技術を用いて、セントラルパークの風景やマンハッタンの摩天楼が映し出され、店内にいながらニューヨークの象徴的な美しい風景を楽しむことができます。明るい空を背景にニューヨークの絶景と花の世界が広がり、シュルンベルジェの鳥のブローチがデジタルの空を飛んでいます。スカイライトで照らされたジュエリーケースの中にはティファニーの人気コレクションが美しくディスプレイされています。壁と繋がる天井には鏡を使い、ダイアモンドのファセットをイメージした巨大なインスタレーションがあり、部屋のほぼ全長にわたって空間を彩り、夢のような創造性あふれるダイナミックな雰囲気を作り出しています。壁のスクリーンは季節や時間帯、そして天候によって変化し、夜には自動的に夜景の風景に変わるそうです。
ティファニーは約200年以上続く一流ブランドで10代から50代までと幅広い年齢層に支持されています。ジュエリーショップというイメージが強いかもしれませんが、なんとNYヤンキースのロゴもデザインしていたり、スーパーボウルやワールドベイスボールクラシックのトロフィー、グランドセントラルの世界最大のティファニー時計、セントパトリック大聖堂の主祭壇なども作成してます。さらには1885年に行われた合衆国印章のデザイン改定はティファニーが担当し、現在でも政府の公式文書や1ドル紙幣に使用されています。
ティファニーは2021年にLVMHに買収され、韓国スターや、中国の俳優と署名契約を交わしたり、ティファニーブルーのブランドカラーをイエローにすると発表したり、ティファニーのブランド戦略を変更すると噂されています。
ティファニーニューヨーク本店は宝石の文化を紹介するジュエリーストアというだけではなく、美しいデザイン建築、最先端のアートインスタレーション空間、絵画、彫刻、宝石、話題のアート作品が散りばめられたティファニーの壮麗な世界を堪能することができる場所でもあり、ニューヨークの歴史と最先端のデザインアートが融合した今超話題の観光スポットです。
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