◻︎ 鶴ヶ丘児童公園にて撮影（2024/6/9）
※ 鶴ヶ島駅周辺地区まちづくり事業の一環として、鶴ヶ丘児童公園と株式会社関水金属鶴ヶ丘新工場との一体整備が進められました。この新たな地域の拠点を活かす取り組みの一つとして、産官民連携により鶴ヶ島周辺地域の憩い・交流・にぎわいが創出され「歩きたくなるくつろぎとにぎわいのまち」を目指し、「Railway Parkフェスティバル」が開催され、その軽便鉄道の車両が特別に展示していました。
⚪︎株式会社関水金属 鶴ヶ丘工場の新歴史
　鉄道模型ブランド「KATO」を展開する関水金属は20日、鶴ヶ丘新工場内に建設中の保存鉄道「KATO Railway Park・関水本線」について発表され、埼玉県の鶴ヶ島市鶴ヶ丘地区に建設している、敷地面積3.25ヘクタールを設けられました。
　関水金属では、鶴ヶ島市と締結した包括連携協定に基づき、新工場敷地内の緑地と隣接する鶴ヶ丘児童公園を「イングリッシュ・ナチュラル・ガーデン」として一体的に再整備する計画を進められています。
　保存鉄道では、国内外各地から譲受した車両を運行する予定で、軌間762ミリの車両としては、蒸気機関車「OLIVER（オリバー）」号、ディーゼル機関車「BILLY（ビリー）」号を導入されます。
　OLIVER号は、1948年にベルギーで製造された車両で、かつては台湾糖業公司で使用されており、1986年からは長野県内の観光施設「野辺山SLランド」で動態保存されていたそうです。BILLY号は、関東特殊製鋼で使用されていた酒井工作所製の車両でした。この他にも、野辺山SLランドで使用されていた客車も改造して、活用するとのことです。
　また、同じく軌間762ミリの車両として、新交通システム転換前の西武山口線で使われていた蒸気機関車532号、木造客車34号、蓄電池機関車と遊覧客車「おとぎ電車」も導入し整備されます。蓄電池機関車は動態保存車両として使用する予定だそうです。
　軌間610ミリの車両としては、蒸気機関車「OSCAR（オスカー）」号も導入されます。こちらは動態保存車両ではなく、鉄道愛好家団体である羅須地人鉄道協会のTiny Engineeringによって製造されたものであり、英国の2軸タンク式機関車からインスピレーションを得たというオープンキャブの機関車であり、鶴ヶ丘新工場の保存鉄道は今年中に完成を目安にしています。