『人間豹』と乱歩歌舞伎に焦がれた15年/市川染五郎(歌舞伎俳優)

3歳のときに観た、祖父(現・二代目松本白鸚)と父(現・十代目松本幸四郎)による乱歩歌舞伎『江戸宵闇妖鉤爪』(原作『人間豹』)が記憶に残っているという市川染五郎さん。以来15年間、『人間豹』に焦がれ、いつか自分でも上演したいと願ってきた。染五郎さんが思い描く乱歩歌舞伎とは--。「乱歩を読むのが趣味だった」と語る染五郎さんの好きな乱歩作品やその魅力についてもお話を伺った。
【プロフィール】
市川染五郎(いちかわ・そめごろう)
2005年東京生まれ。七代目市川染五郎(現・十代目松本幸四郎)の長男。祖父は二代目松本白鸚。2007年6月、歌舞伎座『侠客春雨傘』で初お目見え。2009年6月、歌舞伎座『門出祝寿連獅子』で四代目松本金太郎を名乗り初舞台。2018年1月、歌舞伎座『勧進帳』源義経ほかで八代目市川染五郎を襲名。2020年12月、国立劇場『雪の石橋』獅子の精で歌舞伎興行初主演。2022年6月、歌舞伎座『信康』の徳川信康で歌舞伎座初主演を果たす。同年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の源義高役で注目を集めた。
大衆文化研究センター(旧江戸川乱歩邸)ウェブサイト
www.rikkyo.ac.jp/research/ins...

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