ルーマニアの農村部でグルメ観光が急成長

ルーマニアの農村地域では、伝統料理を提供する「グルメスポット」が急増しており、地元の経済発展と雇用創出に大きく貢献している。
国家衛生獣医学安全局(ANSVSA)によると、国内に316カ所あるグルメスポットは、地元で採れた食材を使った郷土料理を提供。店主らは家畜の飼育や野菜栽培に加え、宿泊やアクティビティーのサービスも手掛けている。
ブラショフ県に点在する22軒のグルメスポットでは、大人80レイ(約2000円)の料金で、前菜からデザート、ドリンク付きのコース料理が振る舞われる。中庭のテーブルには週末になると60人近くの客が詰めかける。
「家にいるような気分になります」と、フランス人観光客のデニサ・ナエさんは高く評価する。別の観光客も「最初に食べたらとてもおいしかったので、また行きたいと思った」と口々に語る。
店主らは「新鮮で質の良い地元食材を使い、本物の味を提供している」と自慢。顧客囲い込みを図るため、一度の支払いで食べ放題のプランや、複数の前菜やメインを注文できるサービスもある。
当局によると、グルメスポットの数は2018年の16カ所から年々増え、23年には316カ所に達した。ブラショフ県が最多の82カ所を数えるほか、トゥルチャ県42カ所、シビウ県26カ所と続く。
観光当局はウェブサイトを開設してPRを行うが、まだ全ての店が網羅されていないため、さらなる掘り起こしが課題だ。
一方、宿泊施設「マウンテンルーム」と連携し、グルメと宿泊をパッケージ化する動きもある。馬車やピクニック、自転車レンタルなどのアクティビティーと組み合わせた体験メニューも人気を集めている。
農村部の経済発展と雇用創出に貢献するグルメ観光だが、今後は衛生管理の徹底など質の向上が課題となりそうだ。
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引用:
stirileprotv.ro/stiri/travel/...
「VOICEVOX:剣崎雌雄」

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