秋田県八郎潟町の一日市地区で伝承されている「一日市盆踊り」は、500年以上も続くとされる歴史のある盆踊りですが、仮装での参加が主流となっていて、一見すると歴史の重さはまったく感じられません。
もともとは死者を弔うために亡者の格好で踊っていたものが、仮装の部分がクローズアップされて変化してきたようです。
「どんどんつく」「きたさか」「三勝」と三つの踊りを繰り返すのですが、この演奏や踊りの所作には伝統を色濃く感じることができます。
踊っている人たちはとても楽しそうで、これが永く続いている要因なのでしょう。
もちろん、飛び入りも可能です。
このカジュアルさ、秋田の三大盆踊りの中ではひときわ異色と言えるかもしれません。