七尾旅人 "ソウルフードを君と" (Official Lyric Video)
Музыка
七尾旅人 "Long Voyage" の視聴・購入はこちらから
Nanao Tavito ""Long Voyage"" is available everywhere now :
tavitonanao.lnk.to/LongVoyage
＜Video staff＞
Director & Animation : Yuki Nakahara
Illustration : Onyinyech-I [オニヤーチ]
＜Lyric＞
クリストファー・コロンブス 15世期の半ば、ジェノバで生まれた探検家
大航海時代の高揚は彼を 未だ見ぬ新大陸へといざなった
過酷を極めた船旅の中で、空腹を満たせないとき、
コロンブスは架空の卵にひびを入れ、船室のテーブルに立ててみせた。
遥か海の向こうでは、やがてインディオと呼ばれることになる赤い肌の人々が、
岩壁のコンドルたちの卵の表面に、すこしの異変を見つけた。
果てしない暴力や、疫病の兆候を。
コロンブスの上陸後、1492年からのたった4年間で、彼らの3分の2が殺された。
1619年 最初の黒人奴隷が新大陸アメリカに降り立った。
奴隷船の船底は苦痛に震える黒い肌で満たされ、
時々誰かが瞬きすれば、宇宙空間に灯る生死不明の星々が織りなす、数千光年前の約束のよう。
荒波に激しく揺らされるたび、もろい卵の殻のように船体はきしんだ。
しかし故郷を奪われ、言葉を奪われ、名前を奪われても、
彼らのリズムを奪うことは出来なかったという そしてそのフレイバーも
SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを揺らす 喜びに火を注いで
SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを満たす 悲しみに塩をふる もういちど
ホワイトの農場主が 放り捨ててしまう手羽を 煮立った油のなかで踊らせる ディープフライ
それを今じゃ、フライドチキンという
SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを揺らす 喜びに火を注いで
SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを満たす 悲しみに塩をふる もういちど
甘いな もうすこし 辛めで 甘いな もうすこし 辛めでいいかな
都会育ちのあの娘のスープ 今日はなんだか懐かしい味
忘れようもない この酸味 悦びと哀しみ 遠い故郷の景色
SOUL FOOD コンクリートのうえで フライパンを揺らす 喜びに火を注いで
SOUL FOOD アルピニストのように フライパンを満たす 悲しみに塩をふる もういちど
甘いな もうすこし 辛めで 甘いな もうすこし 辛めでなければ
越えられない この分かれ道
臆せば 越えられぬ あの鉄線の向こう
21世紀のパンデミック 地球儀を塗りつぶす ミネアポリス I can't breathe
無人だったはずの街を、埋め尽くしていく人々
「鍋を出せ」「フライパンを、キッチンナイフを」「もっと強火で」「ブラックペッパーを」
ああ、そんな声に、海の向こうで誰かが呼応して
さあ、食料を運び続けよう SOULを運び続けるんだ、誰かのもとへ
僕の小さな友だち、アフリカンの父親と生き別れ、日本のママと暮らすあの子は
エリザベス マイディア エリザベス マイディア
君の涙をあっという間にとめる 魔法のひとしずくをスプーンに垂らして
フライパンの上の輝く卵にさっと一振り
SOUL FOOD 夢にまでみた味
--
七尾旅人『Long Voyage』
tavitonanao.lnk.to/LongVoyage
2022.09.14 ON SALE
PECF-1191/2
Disc1
01. Long Voyage「流転」
02. crossing
03. 未来のこと
04. Wonderful Life
05. 入管の歌
06. ソウルフードを君と
07. リトルガール、ロンリー
08. フェスティバルの夜、君だけいない
Disc2
01. Long Voyage「停泊」
02. 荒れ地
03. ドンセイグッバイ
04. if you just smile（もし君が微笑んだら）
05. Dogs & Bread
06. 『パン屋の倉庫で』
07. ダンス・ウィズ・ミー
08. 미화（ミファ）
09. Long Voyage「筏」
------------------------------------------------------
オフィシャルHP : tavito.net/
Twitter : / tavito_net
note : note.com/tavito/
------------------------------------------------------
#七尾旅人 #ソウルフードを君と #longvoyage
Пікірлер: 16
世界史だなこれは
ここまでの長さの音楽を聴き終えて、すぐさまもう一度再生したのは初めての体験だった 渦巻くものがあった
曲の終盤、歌い手の「小さな友だち」の顔が描き出される場面で、こころが震えるような気がした。タイトルの「君」とは、この子のことなんだろう。美しい絵、美しい生命。
この曲、聞く度に鳥肌が立ちます。感じることが多すぎて言葉にするのが無粋なほど、本当にすごい曲だと思います。
大好きというかどハマりしている曲なので、素敵なMVが作られて嬉しい☺️🎵
七尾さんのことは以前から存じ上げていましたが、この曲は今更ながら初めて聴きました。 最初の語りから一気に惹き込まれました。 以下、感じたことを勝手ながらコメントさせていただきます。 海の向こうの「彼ら」が抱えてきた歴史とルーツの物語を知ることはとても大切です。 ただ、聴きながら「これをまるで "自分ごと" であるかのように感動している自分はなんなのだろう？」と微妙な違和感も覚えていました。 私は日本生まれ日本育ちで、日本語を第一言語としています。 もちろん深く遡れば大陸や東南アジア、琉球やもしかしたら南洋諸島にまでルーツを辿れるのかもしれませんが、これまで「日本人」としてのアイデンティティを揺るがされたことはありません。 それは私自身が今暮らしているこの国では圧倒的なマジョリティだからです。 海の向こうで暮らす「彼ら」がマイノリティとして抑圧された苦しみ、そしてプライドとともに繋いできた "soul food" の物語に、私は感情移入する権利はあるのか？ そして、そもそもどうして七尾さんはこの題材を選び、それを日本語で歌ったのか？ この曲のベースの一つとなっている「簒奪」というテーマが思い浮かび、複雑な気持ちのまま歌は終盤に差し掛かりました。 「小さな友だち」が現れた瞬間、その疑問は一気に氷解するとともに、自分の浅はかさに身の詰まる思いをしました。 タイトルにある「君」は私のことなんかじゃない。その子のため、引いては私の隣にも存在する誰かのための曲です。 日本に生まれ、もしくは移住してきて、日本語を使って暮らしながらどこかで居心地の悪さを感じている「彼ら」のための曲です。 だからこそ日本で、日本語で、七尾さんが歌う意味がある。 そして「私」はそうした彼らのことを知る必要がある。それぞれのアイデンティティに、辿ることすら叶わないかもしれないルーツを抱える相手に、敬意を表して共に食卓を囲もう。そう心に刻みました。 この曲を聴けて本当によかった。長文失礼しました。
名曲過ぎる…
まるで映画の様。どうやったらこんな曲作れるんだ。
今回のアルバムの中で一番好きです。教材として使えると思います。
わお！
凄い曲
素晴らしい！！！！！
いちばんすき
Mrs. GREEN APPLEのMV騒動から来ました。
日本のソウルフードは何だろう！
@user-bv3zv6in2l
22 күн бұрын
ハブ酒とチンギス・ハーンでしょ