パレオパラドキシア緊急発掘レポート
令和4年（2022年）6月5日の午前9時半頃、瑞浪市化石博物館に釜戸町の方から「化石らしきものが川の岸に出ている」という連絡がありました。詳しく聞くと、「骨のようなものが並んでいるので見てほしい」とのことでした。
化石博物館の学芸員が半信半疑で現地にむかって化石を見た第一声が「えええっ！」でした。河床にみられたのは、まさしくつながった背骨でした。
国立科学博物館の甲能直樹先生に見たいただいたところ、パレオパラドキシアの仲間の非常に保存の良い骨格化石であることが判明しました。今後洪水などで化石が流される恐れがあることから、6月10日に緊急発掘を行いました。
動画では、発見の第一報から6月10日の発掘終了までをダイジェストで紹介します。発掘当日の緊迫した様子や発掘成功時の歓喜の様子を体感できます。
本動画は、化石博物館が撮影したものに加え、釜戸町の方が撮影されたものも提供を受け編集しました。また、発掘は研究者の方々だけでなく地元の方々、業者など多くの協力があったおかげで成功裏に終わることができました。
なお、今後はクリーニング作業を進め、将来的に展示公開する予定です。クリーニング作業の様子なども撮影する予定ですのでお楽しみに。
発掘の経緯については瑞浪市化石博物館のホームページでも公開中です。
www.city.mizunami.lg.jp/kanko...
瑞浪市化石博物館
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