カツラギエースの種牡馬生活中に牧場に訪れたファンの人の中にはジャパンカップの走りを見て勇気づけられて自殺を思いとどまったファンがいたとの話がありましたね。

今年の秋天もイクイノックスとドウデュースの再戦だ！みたいな雰囲気がネット上の一部にあるっぽいし、話題の中心とそれ以外、という構図は不変なのかもしれない。 育成シナリオで出てくる世間の声ってどれも解像度高くて、自分がトレーナーの立場だから憤りを覚えてしまうけど、無関係な立場だったら言ってしまうかも…と思わされるのが凄いし、辛い。

今まで自分がどれだけ注目されることがなかろうが、CBが讃えられていようが、ルドルフがデビューしようがひたすら前を向いて戦い続けてきたエースが1番ショックを受けたのが「ミスターシービーVSシンボリルドルフ」という構図を世間が描き出したタイミングというのがね… 叛逆の焔を燃やしつつも自己評価はびっくりするほど低いから、冷静な面も目立つし色々な意味で今までにいなかったキャラだなぁ… 感謝祭とかでも「みんなシービー目当てだろ？」とか言ってたような

オグリもだけど、地味な出自からの叩き上げが期待のエリートに勝つ物語ってどの時代でも根強いファンを生むよねぇ… 固有演出で悠々と草原を一人駆け抜けていくCBに対して、必死に悪路に挑んでファンの気持ちのこもった旗を掲げるエースというのもお互いの立場や性格の違いがよく出てて好き

今回エースの口調をボーイッシュ味という評価を見かけたけど、 どうにも古い人間にとっては、 「全女（全日本女子プロレス）最後の黄金期に絶頂期だった、当時の北斗晶のマイクアピールを思い出すのよ。」 言ってる内容も、ライバル関係への焦燥からの慟哭も。

「決めつけるんじゃねえ」って一言が染みるのよねえ… 多分ウマ娘のエースは、誰よりも本人がCBとの格の違いを （実際の有無はともかく）一番感じていて、つい彼我を 区切ろうとしてしまう自分の心に必死に抗ってもがいてたんだよね だからこそ、ファンからもらった旗と激励は、響いたろうなあ

国内でルドルフが負けたのは２回 そのどっちもシービー世代がやったってのが良いんよ シービーだけじゃねえんだぞ！って意地を感じるんだわ

日本馬初のJC制覇だもんなぁ しかもシービーとルドルフを下してだから

穴党だからスターホースが全部負けて配当美味しくなることを期待しちゃうな