にわか太宰ファンとしては、この小説で太宰は作家としてステージを変えたかったのかと思いました。キヌ子は美しく、怪力で生活力があり、だれにも影響されず我が道を行く。それまでの太宰の小説には見られなかったタイプです。彼の小説世界に太陽が燦々と輝き始めたような印象です。でもそれも未完という言葉で断ち切られ、もとの太宰の世界に戻っていくしかないのかと、果てしなく寂しくなりました。

そして なんといっても西村さんの朗読が いいです。 場面場面を想像させてくれ、まるで登場人物を観ているような感じにさせられます。 ひとりひとりの個性、特徴を 見事に表現しておられます。 面白い！ いい朗読。 大好きです。 殊に太宰治作品の朗読は 自分の中では 西村さんしかいません。

西村さんの朗読の大ファンです！ 今日も楽しませていただきました。 ありがとうございました😊

再度 聴かせていただきました。 やはり この朗読も西村さんしかないと思います。 太宰治は様々な作風の作品を残していますが その才能には唸られせられるばかりです。 代表作は多々あるようですが 自分は この作品が一番好きです。 この先の展開が本当に楽しみと思わせられるものでした。 このユーモアのセンスは今の時代にも すんなりと通じると思わされるのも さすが太宰だと思います。 怪力、絶世の美女であり なかなかの したたか者のキヌ子 。 愛人たちとの訣別にキヌ子を利用しようとしながらも 結局はキヌ子には敵わず、金を使わされ 振り回されているばかりの田島。 この珍道中的？劇の展開が この先が 本当に楽しみだと思わされるものでした。 執筆の途中で 太宰は自殺したわけなので 題名がなんとも因縁めいていますが 内容の明るさ、どんどん読んでいける 面白味が とにかく抜きん出てます。 いいようにキヌ子に振り回され、それでもキヌ子に頼るしかない田島のオロオロぶり。 まことに面白く、場面が想像されて幾度も笑いがこみ上げてきました。 太宰の自殺により 絶筆 未完となってしまいましたが それが余計に余韻として 後々まで残ることとなりました。 自分の中ではこれが 太宰作品の最高の傑作となっています。

@roudokunote

4 жыл бұрын

これ、本当に面白いですよねぇ…。 軽さがなんともいえない。 最近映画に劇にとなってるのも納得です。

@user-si7qs4hh2q

4 жыл бұрын

西村俊彦の朗読ノオト 様。 ありがとうございました。返信をいただき 本当に嬉しいです。 この作品、最近 映画化されたのですか。知りませんでした。 昔 されたのは知ってましたが。調べてみます。 西村さんの朗読はドンピシャ。最高です！ 太宰治の世界を堪能させていただけます。 お身体には留意をされて 今後も我々に 至福のひと時を与えてくださる朗読をお願いします。

流石は面白い表現技の太宰節笑に、 朗読される声が素晴らしくて、 夢中になって聞き入りました。

@roudokunote

Жыл бұрын

ありがとうございます！嬉しいです！

とても面白かった。眠りながらだったが、大変楽しい話を、感情込めて語ってくださるところが、吹き出してしまうほど面白かった。

@roudokunote

2 жыл бұрын

ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです！

太宰治の この傑作 “コメディ” は（といっていいのか分かりませんが） 何回 聴いても 誠に面白いです。 この時代に こんなものを書けた人なんですねぇ。 多種の作品がありますが 太宰という作家は 現代にも通じる センスも持ち合わせてますね。 とても 魅力を感じさせられる作家です。 太宰治に あまり興味のない人にも この「グッド・バイ」は是非読んでもらいたい作品です。 朗読は 見事で 何回でも聴いてみたくなります。

@user-gw4gk8qn4b

Жыл бұрын

太宰は、デリケートな心の持ち主だったのですよね。朗読で聞かせて戴いたから、主人公の性格が手に取るようにわかって良かったです、ありがとうございました!

西村さま 朗読の妙締 楽しませていただきました。 ありがとうございます。

@roudokunote

4 жыл бұрын

いえいえ、ご視聴ありがとうございます！

コメントを出させて頂きますが 勘弁願います。 ありがとうございました。 待ち焦がれていた作品でしたので 大変に嬉しかったです。 聴いていても 登場人物の 田島や キヌ子の様が 眼に浮かぶようで どんどんと引き込まれていきました。 太宰の作品の中でも 殊にユーモラスで 会話の内容も実に面白くて クスクス笑える会話のオンパレード。 この先の展開が知りたくて 結末はどうなるのだろう？ とワクワクさせられるのに 自殺によって 未完となったのは 残念でなりません。 色んな憶測があるそうですが この作品で 太宰は「ドン ・ファン」の真逆を描こうとしていた というのが有るそうですね。 最後には 自分の妻に裏切られるという結末の予定だったのだとか、。 田島は やはり どこか太宰本人を彷彿とさせられますが キヌ子に いいように散々に振り回され、オドオドしている姿など その滑稽さも想像され 当然フィクションでなのでしょうが 読者を引き込む文体、内容の巧みさは さすが「太宰治」と思ってしまいます。 それにしても キヌ子って 凄いですねぇ。 こんな女性が現実に居たなら、。いやぁ、想像するだけでも。 映画化とかになると 配役はどんな俳優が演じたらイメージに合うだろうか？ とか 色々と考えてしまいます。実に面白い内容です。 未完だったことが 残念でなりません。 そして この後に太宰が自殺した（になってしまった）ということでも 更に意味深さを覚えます。 最初の「グッド・バイ」の作者の言葉を読んでも 太宰の 真意は何だったのだろう、？と思わされます。 とにかく、読みやすくて ユーモアに溢れ、それでいて誠に意味深い。 太宰作品の中でも 違った形で 際立っている作品だと思います。 朗読で聴かせて頂いて この作品の持つ独特の味を噛みしめせて貰えました。 太宰は いい！ この世界 他の作家には作れないものです。 ありがとうございました。 長コメント 勘弁ください。

太宰さんの遺作ですよね。すき

未完なのが惜しい。50年以上前に津川雅彦と小川真由美の主演でテレビドラマになったが、もう一度観たい。

またで すみません。 作品の面白さが充分に伝わる朗読で聴かせていただいて ありがとうございました。 有名過ぎる「人間失格」の直後に書かれた未完の作品。 共に遺書的、メッセージ的なもののように取られている部分もあるというもの。 が、後に 「人間失格」は かなりの推敲を重ねていたことも分かったそうで。 読む側に 太宰治自身を投影させていると思わせつつ 書いている、、 受け手側の心理を ちゃんと読んだうえで 作っていたのか、、とも思わせられています。 太宰治は その点でも ちょっと違うところに居た作家のように思います。 すごいな、、と。 この作品は明るすぎているし、とてもこの直後に自殺を決意していたとは思えないです。 諸説は有りますが 本当は死ぬつもりは無かったのじゃないか、と自分も思ってます。 心中した場所の痕跡でも 生に 執着していた跡があったそうですし。 とうとう 自分のフィクション通りになってしまったのでしょうか、、 謎めいたことは 多々ありますが とにもかくにも 自分の中では 一番の 魅力的な作家です。

Great channel!! Thank you for your videos.

最後に一言『未完』・・・、泣いた😢

最後の「未完」で終わるのが趣深すぎる

私は 浅読みの太宰ファンです。 太宰の作品は 全てが魅力的であり、どれにも惹かれますが 自分の興味を最も唆るのは この未完の絶筆「グッド ・バイ」と「人間失格」です、、 好みは 人様々でしょうが。

ケチねえ～　←思わず吹き出す　女性の顔を想像しながら（∋_∈）

太宰先生の事です。いつものように自分を投影したかのような男が最後にはやんわり救われると…そんな根暗なコメディで終わったんでしょうね……笑 いや、もしかしたらあの時期の先生にはその筆運びは難しかったのかもしれませんね……そういう意味では「未完」という形がある意味では救いかもしれませんね。

大宰はやはり西村さんのお声だと安心します。 人間失格は何度聴いたことでしょう。 これからも楽しみにしております。 いつもありがとうございます。

@roudokunote

2 жыл бұрын

そういっていただけて嬉しいです、ありがとうございます！

続きが気になる…（ ; ; ）

1人で読んでいるとは思えません！いろんな方の太宰の朗読を聴いたのですが、すごく面白いです。

@roudokunote

4 жыл бұрын

ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいっす！

西村さん、太宰ありがとうございます。まるでドラマリーディングのようでした。田島のキャラの設定が愉快で、老文士の声色がとても面白かったです。 太宰は何でこんな自虐的な大衆娯楽みたいな安い物を書いちゃったんだろうと思っていましたが、死ななければならない時間が計画よりも早く来てしまい、自分で自分を笑わせたいと思ったのかなとふと思いました。 芥川も晩年(若いけど)の物はやけっぱちでデッサンが崩れているように思うのですが、斜陽も人間失格も自分は完結できていないと思っています。グッドバイも文学の筆ではこの筋も完結できなくなったのかなあ、と太宰ファンとしては寂しいばかりです。 バッハの未完のフーガのように、皆で研究して続きを書いて遊ぶとかしたら面白いかな。長くてすみませんでした。次ぎの朗読も楽しみにしています。

パパ活の可愛いコメディーということかな。

初めて聞かせて頂きました。ソフトなお声、ステキです。短い作品ですが、l can speak　読んで頂きたいです。

@roudokunote

4 жыл бұрын

ご視聴ありがとうございます！ I can speak、読んでおります！こちらからどうぞ！ kzread.info/dash/bejne/onmgs5ttdde3is4.html

@privatebeach3162

4 жыл бұрын

早速の御返信有難うございました。聴かせて頂きました。ステキです。他にも沢山読まれてるんですね。楽しみに聴かせていただきます。

@roudokunote

4 жыл бұрын

ありがとうございます！ こちらに作品リスト作ってありますので、よろしければご活用下さい！ note.mu/byoubyoubyou/n/n56b2fb990c8f

ケラリーノサンドロビッチ氏が演出した仲村トオルと小池栄子の舞台を思い出す。舞台も朗読も、小説を良く演出している。

@tadasu7078

3 жыл бұрын

そもそも戯曲なのかな

audio bookの朗読と一味ちがいますね。特に文士のイメージが変わりました。声の調子等で登場人物のイメージが変化するというのも楽しい発見です。青木という女への「グッドバイ」というセリフ、西村さんはどちらの朗読がお気に入りですか？

@roudokunote

Жыл бұрын

同じ文章でも声に出すやり方が変わってくると違う響きになってきますからねー！ お気に入り、その時々で変わってきます（笑）

@user-qs6hx2gb2u

Жыл бұрын

@@roudokunote お返事ありがとうございます。とっても嬉しいです。 きぬ子の声や調子は変わっていなくて、安心しました。笑　これまた、別の同僚に西村さんのグッドバイを勧めたのですが、きぬ子の声が「くせになる！」と。笑

太宰の作品には読者の日記をもとにしたものがある。斜陽が代表的な例。山崎冨栄にも日記を書かせている。しかし作品題材にはならなかった。愛は死と共にという題で出ているが、太宰は山崎冨栄とグッドバイしたかったのだろう。

続きを読みたかった人🙋 ↓

@user-ig2gf9iy4g

3 жыл бұрын

続きってどこかで読めるんですか？それとも太宰自身がそこで小説を終わらせたんですか？

@user-rn9hu4ke9x

2 жыл бұрын

@@user-ig2gf9iy4g 　太宰は未完のまま、自らの命を断ちました

前から橋本環奈さんにキヌ子役をやって欲しいなと思ってるんですよね あの方声も掠れ目でぴったりだと思うんだけど

40:35

閃き。ですね。 1:51

松本せいちようの小説

みかん？

未完？何だよ？