経営センスある大学「常葉大浜松」2028年度までに郊外から中心部へ移転

常葉大学浜松キャンパスが、現在の浜松市浜名区都田町(JR浜松駅から北へ約13km)から中央区寺島町へ移転することが決まった。
移転先は浜松駅南口から約500m東南に位置する旧高砂小学校の跡地で、2008年3月の閉校後、市が跡地の活用方法を検討してきたところ常葉大学に売却することになった。敷地面積は9,799㎡で、現在進められている建物の解体工事は2024年9月までに完了し、2028年度までに新キャンパスが開設される予定。浜松キャンパスは3つの学部と大学院があり、学生数1,640人、教職員は214人在籍している。旧高砂小の周辺は、浜松駅南口から程近い住宅街だが、道路が狭い上それなりの交通量があるので、歩道整備の検討の余地はあるだろう。
移転することにより若者を中心とした賑わいが期待できるとの声があるが、具体的にはどのようなことなのだろうか。若者が集まることで期待できること。それは若者の消費行動だけではなく、何と言ってもアルバイトなどの若者の労働力ではないだろうか。店を開きたくても従業員が集まらない、正社員を雇うほどまでもない中小零細の雇用環境にも一石を投じることになり、中心市街地活性化の一助を担うことになる。これから大学経営が厳しくなる中、草薙キャンパスに続き、中心部にシフトした常葉大学の経営センスを感じさせられた。

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