No video

「大きさにまず驚いた…」豊島の廃棄物処分地を池田知事が初視察 次の世代への継承は道半ば【香川】 (23/03/30

一連の大型工事が終わった香川県豊島の産業廃棄物の処分地を、3月30日、池田知事が初めて視察しました。大きな節目を迎えた一方、もとの自然が戻るのはまだ先で、その重責をかみしめました。
(池田知事に話す豊島住民会議・安岐正三事務局長)
「よくぞここまでという感じ。もとにするのは大変なこと」
池田知事は、島民などと一緒に、工事が終わったばかりの約8ヘクタールの土地を視察しました。かつて産廃で埋め尽くされた処分地は、何もない平らな土地に生まれ変わりました。
(香川県 池田豊人知事)
「大きさにまず驚いた。大変なことが大きい場所で起きたんだなと」
昭和から平成にかけて、業者による産廃の不法投棄が続いた豊島。豊かな自然は失われ、悪臭が漂いました。その後、不法投棄を黙認した県は島民に謝罪し、公害調停が成立。平成後半になり、県が産廃約91万3000トンを撤去しました。そして令和になった今、島には豊かな自然が戻ろうとしています。
池田知事は、「ともに一歩前へ」と刻んだ記念碑をお披露目し、島民とオリーブを植樹しました。
(香川県 池田豊人知事)
「長い時間、大きな協力と尽力、改めて感謝する。ありがとうございます」
(豊島住民会議 安岐正三事務局長)
「いろいろなことがあった。48年で得た教訓を踏まえ、ともに一歩前へ、次の世代に継承できるよう進める」
一方、汚染された地下水は環境基準をクリアしておらず、県は当面の間、処分地の管理を続けることにしています。
(香川県 池田豊人知事)
「瀬戸内海の大事な地区を将来世代につなげていく意味で、道半ばであり、最後まで県として主体的に取り組む」
(前川裕喜記者)
「大きな節目を迎えたがまだ終わりではない。改めて社会全体でこの過ちを見つめ直し共に歩んでいく必要がある」

Пікірлер

    Келесі