Japanese train running sound and view in the car.(OKAYAMA/JR-WEST/Series115)
JR西日本岡山支社の115系300番代D-27編成の走行音です。国鉄近郊電車に広く採用された抵抗制御+MT54系の主電動機の組み合わせです。
・山スカ→湘南色の経歴
115系300番代は1973〜77年に製造された新製冷房車のグループで、外観上はユニット窓と小型シールドビームが特徴です。300番代の新製配置は全車とも首都圏で、上野口中電向けの湘南色7・4両編成、中央東線向けの山スカ色3両編成+サハ車が投入されています。中央東線向けの300番代は三鷹電車区配置で主に新宿〜長野間で使用され、1985年のサハ配置消滅以降は固定的に2本併結で運転されるケースが多かった為、1986年に211系投入の玉突きで小山電車区から115系中間車3両×6組が三鷹へ転入して6本が6両編成化、同数の3両編成6本が岡山へ転出となりました。これが現在のD-22〜27編成にあたります。岡山地区の115系は湘南色が基本カラーでしたが、これら編成は転属後暫く山スカ色のまま使用されたのが特筆されます。2000年代から1000番代車に体質改善工事が進むと岡山から湘南色は減少し、2010年代に入って未更新車も単色化が進められる中、2017年時点で最後まで湘南色で残ったD-26,27の2本は湘南色のまま維持される方針となり現在に至っています。青緑色の内装と湘南色車体の組み合わせは今では貴重ですが、欲を言うとこの車両の素性である岡山転入当初の山スカ色も見てみたかったものです。
03-6.JR西日本(岡山・広島エリア) / JR-WEST Okayama,Hiroshima area
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