春に見られると思っていなかった赤いトンボ【ショウジョウトンボ】

身近であえる昆虫写真集
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ショウジョウトンボ
和名:ショウジョウトンボ
学名:Crocothemis servilia mariannae
分類:節足動物門>昆虫綱>有翅昆虫亜綱>トンボ目>不均翅亜目>トンボ科
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
大きさ:44-55mm
時期:4-11月
食料:小さな昆虫など
越冬態:幼虫
生息:平地の池や水田、溝川
ショウジョウトンボ
猩々蜻蛉
学名:Crocothemis servilia mariannae
トンボ科に分類されるトンボの一種である。
オスは和名のショウジョウ(猩猩)から連想できるように真っ赤だが、メスはハクビシンを連想させる茶色である。オスは単独で池の縁に強い縄張りを持つ。
縄張りの縁に沿って力強く哨戒飛行をする。他のオスが飛来すると斜め20cm弱の距離に位置関係を保ち、地形に合わせて低空編隊(にらみ合い)飛行を見せる。
やや下側を飛ぶのが地主である。時に激しく羽音を立てて格闘するが、メスの飛来にはおおらかである。
交尾は、概ね向かい合って上下飛行を繰り返した後、やや高く2m位に上昇し、オス同士の格闘よりやや弱く縺れ合い、数秒以内ですませているように見える。
おつながり飛行は観察できない。交尾後にメスは飛びながらアオミドロなどの水草を腹の先でこするように産卵する。
オスは、産卵中のメスの上空1m未満でホバリングし、他者(虫)の接近を許さない。雄の飛翔は速くてパワフルであり、風に乗ってゆっくり飛ぶことはない。
哨戒飛行後はすぐに縄張り内のお気に入りの基点に止まり警戒を続ける。メスは縄張りに居座らず、産卵後はさっさと移動する。飛翔はオスに比べて緩やかである。
羽化直後は黄色がかって羽もキラキラで初々しい。飛翔は弱々しく、午前中の最初の飛行でツバメやスズメの餌食になることが多く観察できる。
飛翔後の晩は、巣立った池の周囲の開けた草地の地面から10cm内外の高さの草の上に水平に止まっていることが多く、見つけやすい。概ね2~3日で姿を消す。
ヤゴは水底より水草に留まって生息している。水槽観察では、オオカナダモの中に潜み、時に発生するアオミドロの中には好んで移動する。
食物は、肉眼では微小(ミジンコの1/10程度)な動物プランクトンを希にみる程度の水盤でも冬を越し、十分に成長し成熟する。
4月の雨上がりの数日後の晴れた日、産卵繁殖池から7~8m離れた繁茂地の湿った地面上でヤゴが発見され、歩行は素早いので陸上での採餌活動も推測される。
オスの縄張り探しの飛翔は数キロメートル以上の広範囲になることが推測される。さらに、オスが定着すると一日に数度の格闘を目撃できる。
負け去るオスは直線的に稲田上を高速で視界から消えるので一気に数kmは移動する能力がある。このため稲田上で虫を探すツバメに捕食される確率は低い。
ショウジョウトンボの動画
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#昆虫 #虫 #生き物
埼玉県内特にさいたま市で発見できる生き物情報です。
地元埼玉で長年暮らしてきましたが、注意深く観察することで発見したことや
知っていた生き物の意外な一面などを発見して楽しんでいます。
基本的に採集は行っていません。
ほぼ触れる事もなく、生き物のありのままの状態を撮影しています。

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