坂城町から長野市へいち早く新紙幣受け取りに 切実な理由とは…(abnステーション 2024.07.03)

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20年ぶり!3日から新紙幣が発行されました。しばらくの間は枚数が限定されますが、金融機関で入手することが可能です。そんな中、特別な思いでこの日を迎えた会社を取材しました。
銀行の窓口に、普段は見慣れない長蛇の列…。八十二銀行本店では昼すぎから専用の窓口を設置し、新紙幣の対応にあたりました。先頭は、4時間半前から並んだそう。
■先頭に並んだ人
「ゲットしました!」(どうですか?感触は?)「良い紙使っているって感じです」
■2番目に並んだ人
「すごい楽しみすぎて夜眠れなかったです。緊張して、手がけっこう震えましたね。この紙幣アルバムに保管して、置いておきます。使わないです、これは二度と」
両替や預金の払い出しなどで受け取ることができる新紙幣は、しばらくの間はひとり1日合計10枚まで。そんな中、両替の列に
少し落ち着かない様子で並ぶビジネスマンの姿が…。
■並んでいた人
「初めて手にするんで、緊張感がありますね」
1万円4枚、5千円3枚、千円3枚とバランス良く新紙幣を入手。急いで会社に戻るということで、ついていくことにしました。
■並んでいた人
「あれ、オレカギどうした?あったあった!」
聞けば、新紙幣を入手するため、わざわざ坂城町からやってきたそうです。
■並んでいた人
「長野市、全然わかんない…私、長野出身じゃないのであんま詳しくないんですよ。いち早く入手したいという話が(会社で)ありまして、きょうは長野の八十二の本店まで」
到着したのは、自動販売機や紙幣識別機などを製造するマースウインテック。銀行に行った総務部長から開発担当に新紙幣が渡されました。なぜ、この会社が、急いで入手しなければならなかったのか?そこには意外な事実が…。
■マースウインテック技術開発部・勝山伸一次長
「色々試験は重ねてきているんですけど、流通された紙幣は初めてなので、本当に入るのかドキドキです」
通貨当局は自動販売機や両替機などを製造する業者に向けて、事前に新紙幣の読み取りテストを行います。その際使うのは、模擬紙幣。もちろんテストはクリアしたものの、流通した新紙幣を読み込むのは3日が初めてです。果たして新紙幣を識別できるのか?
「読み取らないと、入ったものが出てきます…」
すでに何万台も販売している商品、読み取らなかったら…。会社の信用は、ガタ落ち。技術開発部の社員がかたずを呑んで見守ります。
「じゃあ千円札から」
まずは千円札、北里柴三郎。
「認識しました」
次は5千円札、津田梅子。
最後は1万円札、渋沢栄一。
「すべてちゃんと認識しました。安心しました!」
枚数を数える「計数機」も、ものすごい速さで認識しました。
■マースウインテック担当者
「3年前から準備していて、きょうに向けてずっと準備していたので3年間ドキドキしていました。これでやっと夜眠れます!」

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