アルテッツァ（1998年-2005年）当時228万からのスポーティ＆プレミアムFRセダン
アルテッツァは、トヨタが1998年から2005年に販売した中型4ドアセダンおよび5ドアハッチバックです。
プログレとプラットフォームを共有するFRレイアウトを採用しています。
初期の開発目標は、スポーティなFRセダンでしたが、後に、プレミアムセダンとしての役割も求められ
走りとラグジュアリーの両方を追い求めて完成した中身の濃いモデルです
ですが、発売から1年後に、S15シルビアとS2000が発売され
これらとの比較で、「重い」「遅い」とメディアから酷評されたのでした
アルテッツァに託された使命は、これら走り屋系の車の要素を持ちつつ、
同時に、BMW3シリーズ、ベンツCクラス、アルファロメオ156に対抗しうる車でした
228万スタートでこれだけ中身の濃い車が作れるメーカーは他になかったはずです
アルテッツァは、RS200（直列4気筒）とAS200（直列6気筒）に大別され、
それぞれに「ベースグレード」「Z」「L」の3種類が用意されていました
トランスミッションは、RSが6速MTと5速AT、ASが6速MTと4速ATで、
サスペンションは全車ダブルウィッシュボーンを採用しています
MT仕様のブレーキは強力で、ブレーキアセスメント試験で最短制動距離を記録しました
アルテッツァの累計生産台数は11万1462台で、毎月1300台ほど売れた計算になります
なお、レクサスのエントリーモデル初代「IS」は、アルテッツァの豪華仕様であり
2005年に発売された2台目「IS」が、アルテッツァの実質的後継モデルです
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