「あれから10年 これから10年」BS-TBSで毎週土曜よる8時54分放送
東日本大震災から10年。当時10代だった若者の震災後10年とこれからの10年を取材、復興を考える。
File.58　岩手県洋野町 種市／堅谷真さん
堅谷真さんは大学2年生の時に被災。東京の大学の陸上部の練習に向かっている時だった。実家のある岩手県洋野町は沿岸部にあったため、真っ先に思ったのは「家は大丈夫か」ということだった。幸い家族は無事だったものの、まる2日間音信不通がつづくほどの状況だった。そんな中、堅谷さんは東京にいる自分が「今できることは何か」を考えた。そして、上京する目的だった箱根駅伝に出場し、走っている姿を見せることが、自分を応援してくれている故郷の人たちへの励まし・恩返しに繋がると考えたという。現在、堅谷さんは洋野町役場の企画課に勤めている。担当は町の広報誌作りやホームページの作成。元々、大学卒業後は地元での就職を希望していたが、震災当時「自分は何もできなかった」という思いから、「故郷で働き、故郷に貢献したい」という思いがより強くなったのだという。そんな堅谷さんの「今」と「10年後」の目標とは？
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