2022吾妻山山開きダイジェスト1(比婆斎庭神楽メイン)

2022年6月5日に行われた山開きのダイジェストです。前半に安全祈願祭の様子を少しだけ紹介し、その後比婆斎庭神楽の舞「手草」をほぼノーカットで紹介しています。
◯広島県指定無形民俗文化財「比婆斎庭神楽」とは
「比婆斎庭神楽」は高野町・比和町の神職が数百年来伝承してきた神事です。
斎庭とは、祭りの庭すなわち神を招くために斎み清められた場所という意味で、清浄に斎み清めた所に神の降臨を仰ぎお祭りを行い、その神前で神楽を奏するところから斎の庭すなわち「斎庭の神楽」と名称されたと思われます。
神楽はお祭りと密接不離のもので、特にこの地域における荒神社の年番神楽は、祭りの次第そのままが神楽として演奏されています。言いかえれば、神楽そのものがお祭りであるという形です。
 斎庭神楽斎行の次第は、先ず神迎えの儀礼から始まり、神の出現、神と人との交歓和楽、神送りの儀礼をもって終るという構成で、祭りがそのまま芸能化された形で発達したものです。
◯舞の解説
手草(たくさ)2人または4人舞
天照大神が天の岩戸にかくれ給いし時に神々が集い相謀り天香具山の竹の葉をとり天の岩戸の前を祓い清めて神楽を奏したという伝えに依って、竹の技と神楽鈴をもって舞う清めの舞。
(1)前段:竹の技と鈴をもって東南西北中央と順次に清めて舞う。
(2)中段:竹の技と扇子をもって真舞を舞う。手草の起原を称えながら一廻りする。
(3)後段:竹の枝と扇子をもって真舞を舞って終る。
引用文献/旧比和町教育委員会発行 第18回特別展「斎庭神楽展」

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